埼玉県推奨図書

「神隠しの教室」(童心社)と「夜間中学へようこそ」(岩崎書店)が
29年度の埼玉県の推奨図書に選ばれた。
埼玉県推奨図書
「神隠しの教室」は小学校高学年
「夜間中学へようこそ」は中学生の部だ。

この推奨図書のすごいところは
昨年出版された本の中から
県民が良いと思う本を推薦し、候補を決めるということだ。
押しつけじゃなく
「これがよかったよ」と一般の読者が推してくれる。
ちょっとワクワクする話だ。
今回、ももたろうの同人仲間の池田ゆみるさんのデビュー作
「坂の上の図書館」(さ・え・ら書房)も選ばれている。

「先生、しゅくだいわすれました」(童心社)も、以前選んでもらっている。

埼玉の皆様、いつもご贔屓いただきありがとうございます。
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流通センターで発見!

童心社の販売促進部のOさんが
埼玉にある童心社の流通センターの写真を送ってくださった。
昨日見学に行ったら
たまたま「先生、しゅくだいわすれました」の重版(15刷分)が積まれていたらしい。
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印刷所から倉庫に運ばれ、スリップをはさんだり,帯を巻いたり
注文カードを入れたり……などの作業を終え
出荷されていくらしい。

らしい、というのは
わたし自身、見たことがないので……。

よく考えたら、作品を書き、イラストがつき、校正を終え、
そしたら、もう、その先はわからない。
しばらくすると見本が送られてきて
まもなく書店さんにならびますよ、とお知らせが来る。
原稿が仕上がってから、本屋さんにならぶまでの間が
すっぽりぬけている。
う~ん。自分の本なのに。変な気分。

母が言ってたなあ。
「かごに乗る人、担ぐ人、そのまたわらじを作る人」
いろいろな仕事をする人がいるんだよなぁ。

いつかチャンスがあったら、印刷所とか流通センターとか見てみたいし
いろいろな仕事をしてくださっている人にも会ってみたい。
小学生の「お仕事訪問ツアー」みたいな感じだけど。

大田小学校訪問とビッグイシュー

昨日、東海市の大田小学校にお邪魔させてもらった。
毎年、秋の読書週間にあわせてよんでくださる。
今年で4回目になる。

毎年、2年生で読み聞かせ。
6年生で職業や将来の夢などについてお話しさせてもらう。
来年呼んでいただけると、初めて行ったときに読み聞かせをした小さな2年生が
6年生になって再会!と いうことになる。

2017oot16
今年の6年は男子は多く、その加減か
とても元気だった。
「神隠しの教室」に興味を持ってくれた子が多く
どこに売っているか、いくらなのかと後で聞きに来てくれた。

2017oota2
読み聞かせは、低学年でははじめて「先生、しゅくだいわすれました」を読んだ。
中学年で読んだことはあるけれど
低学年だと難しいかなと思って避けていたのだ。
でも、「先生、しゅくだい」を読んで欲しいという声が多いので
おもいきって読んでみた。
まあ、反応のよいこと。
大笑いするし、つっこむし、
先生たちは「静かにさせなくちゃ」とあわてていたが
笑いが収まってきた頃を見計らって,読みを再開するとちゃんと静かになる。
とても楽しかった。


帰ってきたら、ももたろう同人仲間のKさんから
「ビッグイシュー」が届いていた。
この本は、路上販売でしか買えない。
このあたりだと名古屋駅前まで行かないといけない。
Kさんは、出先で買って、送ってくださったのだ。
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なぜ今回これが欲しかったかというと、
「夜間中学」が特集されていたからだ。
来月杉並区の中学生たちが行う「書評座談会」に講師として参加することになっている。
その課題図書が「夜間中学へようこそ」なのだ。
参加するにあたって、夜間中学についての知識を増やしておきたい。
その資料として読みたかったのだ。

このビッグイシューという雑誌を知ったのはつい最近だ。
テレビで「ハイタッチするねこ」の出てくる映画の予告をしていて
その主人公の仕事がビッグイシューを売るというものだった。
この雑誌は、ホームレスの人たちの自立を支援する目的で販売されているのだそうだ。
映画は、アメリカが舞台だったけれど、日本でも同じように
路上販売しているらしい。
まだ、一度も売っているところに遭遇したことはないけれど、
見かけたら買ってみたいなと思っている。

半田山車祭り

昨日は、半田山車祭りに行ってきた。
7,8日と二日続きで行われたこの祭りは
5年に一度、半田市内の山車、31台が集結するというもの。

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山車の集められた会場は、ものすごい人だかり。

二日間で55万人の人が集まったそうだ。


会場周辺には、たくさんお店が並び
ビールと知多牛バーガーでお腹を満たし
さんざん歩き回り、そろそろ帰ろうかとJRに行くと
駅舎の前に長蛇の列。
電車が四両しかないし
駅のホームが狭いため、入場制限されているのだ。
電車は30分に一本。
仕方なしにならんでいると、夫が「歩いて帰る?」と聞いた。
落ち着きのないわたしたち夫婦は、おとなしくならんでいるのが苦手なのだ。
駅、二つ分。道は十分わかっている。
歩けない距離ではない。
途中にあるホームセンターで休憩しつつ帰れば良いか。
ということで、わたしたちは、列を離れ、歩き出した。

しかし、この判断が間違っていた。

まず、一つ。
わたしたちは、その前に祭りで歩き回っていた。
つぎに、わたしは、きのう夏用のひも付きのサンダルを履いていた。
足先からかかとに回したひもが、アキレス腱あたりをこすり、あっという間に皮がめくれた。
三つ目に、昨日の暑さは尋常じゃなかった。
ふいてもふいても汗がしたたり落ちる。
体力の消耗も激しい。
「さすがに疲れてきたねえ」とか
「もうだめだ」とか「なんで、歩こうなんて思ったんだろう」とかいいながら歩く。
所要時間2時間。
もう決して若くないわたしたち夫婦は、家に着くなり倒れ込んだ。

5年後、決して「歩いて帰ろう」なんて思いつきませんように……。
夫婦で、「どちらかが歩こうといっても止めよう」と約束した。

君が夏を走らせる

瀬尾まいこ「君が夏を走らせる」(新潮社)を読んだ。
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金髪、眉毛なしの大田、16歳。
中学時代、有名な不良だったのだが、駅伝に参加したことで心を入れ替え
まっとうな生き方をしようかと思ったのだが
それまで勉強をしていなかったので、希望の高校には入れず
やむおえず、不良のたまり場のような学校に入学する。
入部した陸上部は、まともに活動していないし
学校では悪いことしか誘われない。
すっかり嫌気がさしているところに、先輩からバイトをたのまれる。
そのバイトというのは、奥さんが入院中、1歳10ヶ月の娘をみて欲しいということ。
できるはずがない、と思っていた大田だが、次第に鈴香が愛おしくなり
子守に没頭していく。

中学駅伝を書いた「あと少し、もう少し」にでてきた
不良の大田のその後の物語。
最後には、走り出すのかなと思ったが、そういう場面はなく
普通に子守終了で終わっている。

鈴香が熱を出すとか
不良仲間に絡まれるとか
そんなはらはらドキドキもなく
普通に公園のお母さんたちと仲よくなり
その子どもたちとも仲よくなり
鈴香においしいお昼ごはんを食べさせたり
砂場で泥団子を食べるおつきあいをしたり
肩車したり。
最後までほのぼのしていた。
でも、読み終えると、いい気分になる。
ホント、癒やしの作家だ。

読みながら、1歳10ヶ月の鈴香に自分の子どもを重ねてみたり
戸惑う大田に自分を重ねてみたり
そして、やっぱりあの時代は大変だけど
満ち足りた時間だったなと思たりした。
子どもが、小さな手でぎゅっと抱きついてくるとき
全身を、なんの迷いもなくこちらに預けてくるとき
「おいで」と手を広げると、満面に笑みで駆けてくるとき
どれだけ幸せだっただろう。

そんなことを思い出しながら読んだ。
子育てを一段落したお母さんたち、読むとじんわりくる気がする。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」「神隠しの教室」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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