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遠く不思議な夏

斉藤洋の「遠く不思議な夏」を読んだ。
tookuhusigi
こどもの頃、母親の郷里で体験した不思議な出来事が12の物語に綴られている。
狐に化かされた話や、神隠し、座敷童……たいそう不思議というのではなくて、「あれはなんだったんだろう」と大人になってからぼんやりと思い出すような話ばかりだ。

こどもの頃の記憶は、そんなに不鮮明ではない気がするのに、しっかり思い出そうとすると、急にぼんやりとしてしまう。
なぜだか「あれからどうしたんだっけ?」と思い出せない出来事がある。

そんな中で、一つ、はっきりと覚えているおかしな体験がある。
小学校1年の夏休みだ。
学校のプールで(そのころは、よくプール開放があった)泳いだ帰り道。
歩道橋の横の草むらに、蛇のようなものを見つけた。
太さは、こどもの腕くらいもあった。長さは1メートルほどもあろうか。
色は、肌色に近い茶色だった。
こんな大きな蛇を見たの初めてだった。
「ホントに蛇なのかな?」と腰をかがめてのぞき込むと、前足があるのに気づいた。
蛇じゃないんだ。トカゲなのかな?
その生き物は、私のほうはチラとも見なかったが、は虫類特有の大きな目をしていた。
大きいトカゲもいるんだなぁ。
小学校1年生の私は、いつも5つ年上の姉に「そんなことも知らんの」と言われ続けてきてたので、
世の中には自分の知らないことがたくさんあるんだと思っていた。
だから、自分が知らないだけで、こういう大きなトカゲも存在するのだと思った。

あれはなんだったんだろう。
今でもそのときの歩道橋はあるし、横の草むらも存在する。
犬の散歩で通りかかるたびに、のぞいてみるけど、あれから一度もオオトカゲを見たことはない。
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コメント返し

マンガにゃんころりんへのコメントをくださった方へ

いつも日曜版赤旗でマンガ版にゃんころりんをお読みくださっているとのこと。
ありがとうございます。
そうですね、おっしゃるとおり、あかねの不用意な一言から、いじめが始まってしまってるわけです。そういう点においては、あかねは単なる被害者ではないですよね。
「ねぎ」のこととか「ケータイ」のこととか、自分の思っていることをぱっと口にしてしまう。それで傷ついた子もいるかもしれませんね。ある意味、あかねも加害者かもしれません。読者の方のほとんどは、いじめがなぜ始まったか、明確にわかってみえることと思います。でも、あかねは未熟な小学生なので、見えていないのですよね。
 こん後の展開は、すでに本になってしまっているので、ストーリーを変えることはできませんが、どうぞ最後までおつきあいください。
 真摯なコメントをありがとうございました。こんなに真剣に読んでくださっているのかと思うと嬉しいです。
 いただいたご意見は、今後の作品作りに生かしていけるようしていきたいと思います。

縁側の攻防

縁側のマッサージチェア。天気のいい日は、絶好のお昼寝ポイントになる。
最近、モカがそのことに気づいて、お昼寝場所にしていた。
すると、その様子を見たルウも、ちゃっかりマッサージチェアを愛用し始めた。

neechotto
モカ「ねえ、そこ、モカの席なんだけど」
ルウ「そんなこと、決まってないもんね~」
muriyari
モカ「どいてくれないなら、無理矢理上っちゃうからね」
kyukutu
モカ「きゅうくつ…。もっとつめてよ」
hahaha
ルウ「へへっ。こっちの方が日が当たるもんねえ」

moka5
モカ「なんかずるい」

縁側では、毎日こんなどうでもいい攻防が繰り広げられている。

君に届け!

昨日テレビで映画「君に届け!」をやっていた。
漫画は、まだ途中までだけど読んでいる。映画の方も観たかったのだけど、いいオバサンが観に行く映画じゃないかしらとか迷っているうちに終わってしまった。
で、昨日は、ワインもおつまみも準備し、テレビの前にスタンバイ。しっかり観た。

多部未華子も三浦春馬も、ほんとう初々しかった。二人とも笑顔が爽やかなこと!
風早(三浦春馬)がヤキモチ焼いて爽子(多部未華子)の手を引っ張って行くとこなんて、まさにキュン死にしそうだった。
いい年したオバサンが何言ってんだと笑われそうだが、オバサンだから胸キュンしちゃうのだと思う。
オバサンは、純情なのだ。
もう、こんなこと、生涯ないんだから。どきどきしていいじゃん。

この高校はなんで茶髪でパーマの女ばっかりなんだとか
やっぱ、最後にみんないい人になるのかあとか思わないでもなかったが
主役二人の笑顔で、オールクリア。

ま、でも映画館じゃなくて、テレビで良かったかな。

DOG×POLICE

昨日、映画「DOG×POLICE 純白の絆」を観てきた。
市原隼人主演の警備犬の映画だ。

警察にいる犬は、全部警察犬だと思っていたが、警察犬と警備犬はちがうのだと知った。
警察犬は、嗅覚を生かし、捜査活動にあたる犬。
警備犬は、犯人制圧や爆発物などの捜索、被災者の捜索などの任務をおこなうのだそうだ。
警備犬、すごいじゃん。

ストーリー自体はいいと思う。
市原隼人の熱い演技には、なかなか引きつけられるものがある。
市原隼人のどこがアツイって、あの眉毛だ。ずううっと中央に寄せられている眉根。
ずっと昔、映画「黄泉がえり」で観たときは、こんなにアツイ俳優じゃなかった気がする。
どこから、こんなにヒートテックな男になったんだろう。
かっこいいよなあ。
ま、私的には時任三郎が好きだけど。

ただ、「単独行動が多すぎる」という点で刑事課には配属されなかった主人公なのに、その後も単独行動をしまくる。
反省してないってことなんだよな。
犬を連れてたら、単独行動じゃないってわけじゃないだろ。
主人公が危機に陥ったとき救出に行く仲間、戸田絵里香も一人で行く。
周りに警察官がたくさんいるのに、呼びかけもせず、たった一人で走っていくのだ。
そして、二人そろって危険にさらされる。

そのほかにも、時間の流れの矛盾とか、いきなりの設定とか、ラストシーンの唐突さとか、
気になる、気になる。

小さな引っかかりの積み重ねが、映画のおもしろさを損ねてしまう。
原作の良さが生かされてないのではないかと思う。

まあ、でも、一緒に観に行った夫は「おもしろかったなあ」と言ってた。

映画を観て「犬の嗅覚はすごいんだな」と改めて思ったりもしたのだが、
うちに帰って、息子その3ルウが近づいてきたら、なんだかカメムシ臭い。
どこから?と臭いをかいでみると、ルウの鼻の頭から臭うのだ。
おそらく、部屋のどこかに紛れ込んだカメムシを見つけ、なんだこれ?とくんくん臭いをかいだときに、やられたんだろう。
「ルウ、自分でもカメムシ臭いでしょ」
でも、本人は機嫌良くしっぽを振っている。
こんな強烈な臭いを鼻先に付けられ、なぜ、平気なんだ!
こいつは警備犬にはなれないと思いながら、ふと横を見ると、モカが洗濯物の靴下をくわえて走っている。
こっちは、盗人犬かよ……。

最近、チワワが警察犬の試験に合格したというニュースを聞いたが、我が家の犬たちは、警察犬にも警備犬にも絶対になれないだろうな。

だいすきひゃっかい

村上しいこの「だいすきひゃっかい」を読んだ。
daisuki
「ねるまえにはるながいくとこ、どこでしょう」
はるなは、お母さんに尋ねる。
お母さんは、考え考え、
「せんめんじょ?」「はずれ!」
「まどのした?」「ぶぶぶぶー!」
「わかった。トイレでしょ」「ざんねん」
さて、はるながねる前に行きたいところとは?

私がこどもだったら、この本、寝る前に何度も読んでもらいたい。
何度も読んで、何度も「大好き」って言ってもらいたい。
いいお話だなあ。

村上しいこの作品と言えば、関西弁の軽妙な幼年童話が思い浮かぶのだが
こういう絵本もとってもいいな。

村上しいこは、不遇なこども時代を過ごしていたと聞いている。
今、こんな優しい話が書けるのは、つらさや悲しみをきちんと乗り越えてきたからだろうな。

パパとミッポと海の1号室

田部智子の「パパとミッポと海の1号室」を読んだ。
papatomippo
「パパとミッポ」というタイトルの付いたものが、他にもあるので、シリーズものということになる。どれが1番なのか分からなかったので「1号室」と書かれたものを図書室で借りたのだが、どうもこれは3冊目らしい。「星の3号室」「夢の5号室」ときて、「海の1号室」が正解だったようだ。
 でも、前を読んでなくても話の流れは分かった。
 ミッポは、小学校6年生。小説家のパパと二人でイチョウ通りマンションに住んでいる。このマンション、それぞれのフロアを1階、2階、3階とは呼ばず、「海の階」「花の階」「夢の階」などとなっている。オーナーのおばあさんが「ふしぎをふりかけて作った」という通り、このマンションでは不思議なことが次々とおこる。察するに、オーナーさんは、現在自分の夢の世界に取り込まれてしまっているらしい。
 今回は、パパとミッポは、中生代の海に飲み込まれそうになる。

 田部智子は、最近次々と新作を出している作家だ。
 福音館から出ている「ユウレイ通り商店街」シリーズも、あっという間に4巻まで出ている。福音館は、出版のペースがのんびりしていると聞いているのに、ものすごいスピードだ。しかもイチオシなのか、出るたびに平積みされている。
 ノっている作家の本には勢いがある。
 うらやましい。あやかりたいものだな。

コメント

少し前に宮下恵茉さんの作品のことを書いたら
昨日、ご本人からコメントをいただいた。
勝手なことを書いていたので、申し訳ない気持ちになった。
もっともっと褒め称えておけばよかった…と思ったが、時すでに遅し。
わざわざコメントをいただいたことは、とっても嬉しかった。
ネットは繋がっている…と実感した。

私も自分の作品のことが書いてあるHPを見ると、ついコメントを寄せてしまう。
先日も「がっこうかっぱのイケノオイ」の感想文を息子さんに書かせたというブログを目にして、コメントを投稿してしまった。
驚くだろうなあ。突然作者からメールが来たら。
なりすましメールと思われたりして。

出版社に送られてくる愛読者カードや手紙も、全部返事を送っている。
何回もやりとりしすぎて「作家と読者」というのではなくて、ただのペンフレンドって感じになってる子もいるけど。
メールやブログが横行していている世の中だが、小学生は、まだまだお手紙が主流なのだ。

作品は、本になったとたんに、自分の手から離れる。
どこの本屋さんにならんでいるのか、どこの図書館に置かれているのかすら分からない。
自分の全く知らない場所で、知らない人物に出会っているのだ。
独り立ちした子供たちの安否を気遣うように、手元から巣立っていってお話たちのことを思う。
読者からのメールや手紙は、作品たちの近況を伝えてくれるたよりだ。
北海道や沖縄から手紙が来たりすると、そんな遠いところまで旅していったんだなと思う。
感想が書いてあったり、イラストが描いてあったりすると、楽しんで読んでくれたのだなあと実感する。

読んでもらえてよかったね。
感想を寄せてくれるような人に出会えてよかったね。

作品たちにつぶやく。

今日もどこかで、私の本が、誰かの目にとまっていたらいいな。

カメムシ

天気のいい暖かな日になると、我が家にはカメムシの大群がやってくる。
カメムシ館と近所から呼ばれていないかと心配になるほどだ。

玄関の周りの壁に付き、扉を開けた瞬間、待ってましたと中に入ってくる。
おまえなんか客に迎えた覚えはない。
でも、中に入ったものはとにかく探さないとどこに災難が降りかかってくるかしれない。
とにかく臭いのだ。
ご機嫌を損ねた瞬間、ものすごい臭いが発生するので、見つけたら怒らせないように丁寧に扱い、外に捨てる。
やっつけるにしても、つぶしたらえらいことになるからだ。
手に臭いがついたら、もう、夕飯の支度はあきらめて欲しい。

こざっぱりときれいに乾いた洗濯物に、堂々と張り付くカメムシ。
その数、ゆうに100は越えている。(いや、数えたことないけど)
一枚一枚はらって中に取り込んでも、たたんでいると必ず見つける。
そのたびに、怒らせないように丁重に退出願う。

そして、なぜか、カメムシは、息子その1の衣服がお気に入りだ。
息子その1のシャツや靴下には、他の人の倍以上のカメムシがたかっている。
ゆえに我が家では、息子その1は「カメムシ使い」と呼ばれている。
しかしよく考えれば、使ってはいなので、「カメムシキラー」と呼ぶべきかもしれない。
カメムシ界では、息子は、キムタクに匹敵するイケメンなのかも。

カメムシよけのスプレーも買ったが、洗濯物にかけるわけにもいかない。
退治しようにも、カメムシがどこからやってくるのかわからない。
どこにかカメムシハウスがあるのだろうか。
そこに薬をそっとおいてくればいいのだろうか。
だれか、いい方法を教えて欲しい。

串かつやよしこさん

長谷川義史「串かつやよしこさん」を読んだ。
kusikatuya
ももたろう同人はまだけいさんの読書ブログで紹介してあったのを見て読みたくなった。
さっそく図書館で借りてきた。

よしこさんにあげてもらった串かつを食べると
おきゃくさんは、みんな幸せな気分になる。
イカの串カツをたべた人は、おこっていても「ま、いか」となるし、
アワビの串カツを食べたどろぼうは「おわび」をいれる。
まあ、ようするにだじゃれ絵本だ。

絵本なのに、串かつや…という発想が笑える。
絵をよく見ると「ソースのにどづけごえんりょください。じんせいいちどきり」なんて張り紙がしてあったり、
怒って入ってくるお客さんが「山本プリのスケ」なんてたすきをかけてたり、
遊び心満載なのだ。

少し前に、長谷川義史が被災地を訪問する様子をテレビでやってた。
長谷川さんは、この日のために書いたという絵本を持ってきていた。
ラーメンの絵本。
「なんとかナルトー!」とナルトをかかげた絵で、子供たちの笑いを誘ってた。
いいなあ。こんな状況下でも、こどもを笑顔にできるんだ。

長谷川義史の絵本は、いつもユーモアにあふれてて、しかもやさしい。
絵もなんともいえず魅力的だ。

一度いっしょにお仕事ができたらいいなあと思わせるあこがれの作家だ。


プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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