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コンタクト

一昨日のことだ。
スポーツジムにでかけた。ヨガのクラスに行こうとしたときに、目に痛みが走った。
目にゴミが入ったのだ。コンタクトレンズの私は、ほんの小さなほこりもがまんできない。
すぐに、化粧台のところにいってコンタクトをはずし、そこにあるおしゃれな形の水道で洗った。
と、ぽろっ。
あー! コンタクトが!
おしゃれな水道には、栓などついてなかった。
洗面台に顔をくっつけて(だって見えないから)、中をのぞいたって見えるはずもない。
流れちゃったんだから。
半分あきらめつつも、とりあえずカウンターに行って事情を説明すると、すぐにスタッフの人が来てくれた。
排水菅のU字のところを、きこきこはずしてくれた。
中にたまっている水を、バケツに流したら……あった!
奇跡だ~!

で、水洗いをよーくして目の中に入れたが……いいのかな?
見えるには見えるが。
排水管の水は、そんなに汚くなかったけど、嫌な臭いはしてた。
目には見えない恐ろしい細菌とか(いないか)
そのままにしておくと、角膜をとかす薬剤とか(ないか)
まあ、そんなに恐ろしいことはないかもしれないけど
いちおう、コンタクトの点検&目の検査(だって、水洗いした後目に入れちゃったし)に行った。
目もコンタクトも異常はなかった。よかった、よかった。

コンタクトを使い始めて30年以上が経つ。
コンタクトに関する失敗をあげたらきりがない。
電車の中で落として、車掌さんまで巻き込んで大捜索したこともある。(無事、見つかった)
水で洗うつもりで蛇口をひねったら、熱いお湯が出てコンタクトが反っくり返ったこともある。

裸眼0,01のくせに、私は、コンタクトをはめるまで、メガネをせずに暮らしていた。
昔はメガネをしている女の子は「かわいい」と言ってもらえなかったのだ。
高校生の私は、かわいくしたい一心で(そりゃあ、メガネの問題じゃないだろ、と今なら思うが)
ぼんやりとした世界を生きていた。
おかげで、旗だとおもって軽くくぐったものが、実は堅い看板で、おもいっきり打って流血したり、
あぜ道で人が倒れていると思って、駆け寄ったらかかしだったり
階段だと思ったら、道の模様だったり、
全然知らない人に「ラーメンおごってくれるって言ってたじゃん!」と話しかけてみたり(びびっただろうなあ、言われた人)
人から怪しまれる行動を、数限りなくとってきた。
コンタクトは、そんな私をまっとうな道へと導いてくれたのだが、
そこにはまた、あらたな落とし穴が待っていた。

ま、それもこれも、己のせいだと言われたら返す言葉もない。

今は、レーシックにちょっと興味がある。
しかし、そこに新たな問題が。……老眼だ。
レーシックで、たとえ近視は治っても、老眼が来たらなんにもならないだろう。
忍び寄る老眼の恐怖。

なにかうまい方法があったら、誰か教えて欲しい。
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自動車の買い換え

自動車の買い換えを考えている。
今は、スズキのラパンに乗っている。
ボディがブルー、屋根が白のツートンの軽自動車だ。
この春でまる9年になる。
最近、ナビのタッチパネルが全くきかなくなった。
ハンドルもぼろぼろになってきた。
この間、縁石に乗り上げたせいで、下の方がへこんでいる。
他にも、ちょこちょここすったり、ぶつけたりしているので
小さな傷はたくさんある。
そろそろ替え時かなと思っている。

でも、9年近く乗っていると、思い出が多いのだ。
毎日の出勤にももちろん使っていた。
たくさんの出張にいっしょに行って、いっしょに道に迷った。
夜更かしで朝起きられない児童を、20分の休み時間の間に家まで行ってたたき起こし
連れてくるときもこの車だった。
親から苦情を言われて泣きそうな気持ちで帰宅するときは、
車の中で大声で歌を歌って帰った。
母の病院にもこれで行った。
子どもが病気になったときもこの車で走った。
他の車にぶつけられたときは、自分だけ傷ついて私を守ってくれた。
悔しいことがあった日は、車の中で大声で叫んだし、
ぼろぼろ泣きながら、走らせたこともある。

この車は、私の嬉しい顔も泣き顔も怒った顔も一番たくさん見てきたのだ。

家電、家具、服。
何を買い換えるにしても心が痛むものだが、車は一番辛い気がする。

他の人はどうなんだろうな。

ALWAYS 三丁目の夕日'64

昨日「ALWAYS 三丁目の夕日'64」を見てきた。
前2作も見ている。

今回は、東京オリンピックの年、1964年。
淳之介もスズキオートの息子も大きくなっていて驚いた。
同じ役者さんが(とくに子役)やるというのは、リアリティが出ていいな。

内容としては、うーん。別に文句をつけるところもないが
これはずばらしいと絶賛するようなものもない。

六ちゃん(堀北真希)がお嫁さんに行くときのスズキオートの社長さん(堤真一)の台詞にもじんときたし
他にも温かい気持ちになるところはたくさんあったけど。
すばらしい!と拍手をするほどでもない。

「古き良き時代」と言うけれど、あの時代がそんなにもよかったとは、私は思わない。
もちろん、今よりも人とふれあうことは多かっただろうし
生活が不便な分、助け合っていたところもあるのだろう。
でも、あの時代にはあの時代の嫌な面がたくさんあったはずだ。

映画は、いいところだけを映し出す。
登場人物に悪い人は一人もいない。
通りすがりのおじさんだっていい人なのだ。

でも、そんなことはどうだっていいのかもしれない。
この映画の良さはきっとこのスクリーンに漂う空気なんだ。
なんとなくなつかしくて、優しくて、心地よい。
実家に帰ったような気分になる。

映画の善し悪しはわからないけど、
見終わってすっきりし、優しい気持ちになれる。
さあ、今日も温かい夕ご飯を作ろうと思う映画だ。

ありがたい手紙

昨日、にゃんころりんのキャラ弁の制作者の方から
キャラ弁のレシピと
「ポケネコにゃんころりん8」の感想のお手紙をいただいた。

お手紙は、ここに見せられないのが残念なほどの達筆でびっくりした。
そのうえ、感想が、涙が出そうなほどあたたかかった。
スキャナーでとって、童心社の担当編集者のHさんにメールで送ってみせた。
Hさんも感激していた。
「苦労が報われた気持ちです」

手紙には
「強い思いがこめられたものは、かならずにじみ出てきます」
と書かれていた。
「子供たちに伝えてください、書くことで」
「これからも応援しています」
とも。

背中を押してもらった気持ちだった。

香川県のKさん、ほんとうにありがとうございました。

シールの星

岡田淳の「シールの星」を読んだ。
siirunohoshi
マアコのクラスの先生は、テストで100点を取った子に星のシールをくれる。それをもらった子は、ぼうしにつけるので、誰が何枚もらったか、すぐにわかってしまう。みんなは、一生懸命100点を取ろうとする、でも、先生が新しいルールを発表する。いくら100点を取っても同じ班のこの中で0点を取った子がいたらシールはもらえない。だから、みんなで助け合って勉強するように先生は言う。でもマアコの班のしんちゃんは、勉強が全然できないのだ。にこにこしてる子がシールをもらえるなら、絶対しんちゃんがもらえるのに。しんちゃんが0点を取ったことで、美子はシールがもらえず、しんちゃんに文句を言った。マアコと一平は、しんちゃんがシールをもらえるほうほうがないか考える。

読んでいて、どきっとした。
100点を取ったらシールをあげるということはしたことがないけど、花丸はあげていた。
音読カードでたくさん練習した子には、シールをはってあげてたっけ。
はげましのつもりで、先生たちは、つい道を間違えてしまいがちだ。
私もこの先生のような過ちをどこかで犯していたかもしれない。
さすが元教員の岡田淳。こういう事実をよく知っている。

しんちゃんみたいに、頑張っても勉強ができない子は、いた。
にこにこしてて、いい子だけど、なかなか成果が出ない。
いのこりさせて、マンツーマンで勉強して、
1+□=2 じゃあ、□に何が入るかなあ?ってきくと
「5くらい?」とにこにこしながら言うような子が、けっこういた。
どけど、勉強はできなくても、友達には好かれてたし、
本当に大事なことはちゃんと知っていた。

しんちゃんもそんな子だ。
マアコも一平もそれがよくわかっている。


このお話は「リクエストは星の話」の中にあるお話の一つを
単行本化したものだ。
「リクエストは星の話」のイラストは岡田淳だが
この本は、韓国のイラストレーターさんが描いている。
そのせいか読んだときの印象がかなり違う。

読み終えたとき、心がほんのり温かくなるようなお話だ。
大人が読んでも、きっと優しい気持ちになるはずだ。

3月のライオン

昨夜、原稿を書き終えてから「3月のライオン」(羽海野チカ)を4巻まで読んだ。
3gatuno
家族を事故でなくし、父の友人である棋士の家に引き取られた零。中学の時には、プロの棋士になる。心に傷を抱えたまま、孤独な棋士生活を送っている零。川本3姉妹や高校の担任や勝手に「親友」を名乗る二階堂と関わることで、少しずつ変わっては来るのだが…。

「はちみつとクローバー」でおなじみの羽海野チカの人気コミック。
絵柄からいって、もっと甘ったるい話かと思ってたら、とんでもない。
心理描写が痛々しくて、胃が痛くなる。
零くん、そんなんじゃ
君は大人になる前に破滅するよ…と言いたい。
そんな苦しい世界に、ちょこちょこ現れる川本3姉妹が、実にいい。
これこそ、癒しだ~と思う。
でも、強い人ほど優しいんだなとも感じさせる。

棋士って厳しい職業なんだな。
出てくる人間が、みんな、自分の心と戦っている。
私には、絶対絶対無理。

そして、この漫画を途中でやめるのも無理。
いったん手を出してしまったからには
最後までとことんつきあわなければ。

そんな決心をさせる漫画だ。

書けた~

「ポケネコ9」書き終わった~。
最後まではたどり着いていたものの
何度も読み返して直していた。
でも、きりがないので、もう終わろうと、朝からずっと集中してパソコンに向かってた。

あ~、終わった。

今回はクマ先生と緑子さんの子ども時代の物語。
二人の出会いの場面だ。

10巻は、タイトルだけは決めてある「さよならをするために」

9巻が5月、10巻が9月の予定だから、
さっさと10巻に進んだ方が良さそうだが
今日は、もうこれで終了。

明日から「ももたろう」36号の原稿の直しにはいるつもり。
一応書けてはいる。
30枚ちょっとの幼年童話。
でも、直しに時間がかかるのだ。
「ももたろう」は、このところ新しい人がどんどん入ってきて盛り上がっているので
古株としては、負けてはいられない。
こちらの締め切りは2月10日。
がんばらねば。

とめはねっ!

「とめはねっ!」(河合克敏)の1から6を読んだ。
tomehane
高校の書道部が舞台。たった3人しか部員のいない書道部は、このままだと廃部になってしまう。かなり強引な手口で入部させられたユカリ(男子)と、半分騙されたようにして入部させられた結希。ユカリは、つい最近までカナダにいた帰国子女。筆を持ったこともない。結希は、柔道の全国大会で準優勝しちゃうようなスーパーガール。この二人が、自分を見つめて行くにつれ、書の世界にはまっていく。

ま、成り行きとしてはこうなるでしょう。
初めは関心のない世界にどんどんはまっていくってのは、この前読んだ「ちはやふる」も同じ。
でも、それはそれとしておもしろい。
説明が難しいところは、さっと読み流しつつ読めばいい。

私は、1年生から習字教室に通っていた。
6年まで通ったけど、自分のへたくそさにいつもうんざりしていた。
6年間、10枚くらい適当に書いて、先生に見せて、さっさと帰ってきただけだから
うまくなるはずもない。
月謝の無駄遣いも甚だしい。

大学でも、書道の時間があった。
「九成宮醴泉銘」(漫画にも出てきた)というのをひたすら臨書(まねして書く)していた。
ここでも自分の下手さかげんにあきれるばかりだった。
習字なんてどうでもいいと思っていた私に、
恐ろしい事態が発生する。
教員になって「賞状に名前を書く」という係が回ってきたのだ。
国語の教員はみんな、習字がかけると、誤解されているのだ。
わたしなんぞに書かれたら、賞状の価値がさがるではないか。
けど、やらないわけにはいかないので
ほとんどやけくそのように書いていた。
良心の呵責に耐えかねて、自主的に毛筆の練習を始めた。
上手な先生に(なぜかお寺のお坊さんと兼業している先生がいた)、書いては何が悪いのか聞きに行った、
毎日、せっせと書いているうちに、変化が起こってきた。
習字を書くと落ち着くのだ。
そのころは、荒れた中学校にいて、気持ちが荒んでいることが多かったのだが
筆を持つと気持ちが静かになった。
書くのは楽しかった。

だから、主人公たちが書の世界に惹かれていく気持ちはよくわかる。

最近流行の「書道パフォーマンス」も楽しい。
大きな紙に大胆に書くのは、見ていて楽しいし、字に迫力も生まれる。

日本人は、やっぱ筆だね!(といいつつパソコンで書くけど)

シノダ!キツネたちの宮へ 

富安陽子「シノダ! キツネたちの宮へ」を読んだ。
sinoda6
シノダ!シリーズの第6弾
人間のパパ、キツネのママの間に生まれたユイ、タクミ、モエは、それぞれ不思議な力を持っている。ユイは「風の耳」、タクミは「時の目」、モエは「魂よせの口」だ。この家族、今までもさんざんいろんな目に遭っているが、今回はキツネたちの山におびき寄せられてしまう。しかもそこは婚礼のまっただ中。人間(パパ)がいるなんてばれたら、八つ裂きにされてしまう。いったい何者が、なんのためにみんなをおびき寄せたのか。みんなは、このピンチをどうやってきりぬけるのか?

私の大好きなシリーズだ。
児童書にしては結構長いはずなのに、いつも一気に読んでしまう。
出てくる登場人物が、どれもものすごく魅力的だ。
今回は、しっかりもののお姉ちゃん、ユイが活躍する場面が多いのだが、私は、自由気ままなモエちゃんが一番お気に入りだ。
謎解きのおもしろさにくわえ、次々と降りかかるピンチを、主人公たちがどのように切り抜けていくのか読み進めていくのが実に楽しい。

読み終えてすぐに次の巻が待ち遠しくなる。

ポケネコ8感想

ももたろう同人の赤羽さんや鬼ヶ島通信ウェブサイトの灯台守さんが
それぞれのブログで、「ポケネコ8」の感想を書いてくださった。
反応があるって嬉しいなと思っていたところに
イラストレーターの沢音さんのお母様から手紙をいただいた。

沢音さんのお母様は、広島で修学旅行生や観光客などに平和公園の案内のボランティアをなさっている。
お父様(沢音さんのお祖父様)が、被爆体験をされたこともあって
原爆や戦争に対してひとかたならぬ思いをお持ちの方だ。

ポケネコ8をお読みいただいての感想だった。
ネコの影で原爆の悲惨さを子ども向けに伝えたことについて誉めてくださっていた。
仲間うちで回し読みをしています…とも。
広島、長崎の事をしっかり総括していなかったことが、原発の悲劇を生んだのだとも書かれていた。

短い手紙の中に、たくさんの思いが詰めこまれていた。

最後に「書いていただきありがとうございました」と綴られていた。

読んでいて、不安になった。
私は、お礼を言われるような物語を書いたのだろうか。
原爆のことをしっかりと見つめてきた方や
被爆をされた方から見たら
一笑にふす物語を書いたのではないか。
笑っていただけるならまだしも、不快にさせてはいないか。
私の書いたことは、何か間違っていなかっただろうか。

書くことに伴う責任。
今更何を言っているんだと思われるかもしれないけど
そんなことを改めて感じた。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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