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地獄

「絵本 地獄 千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵」(白仁成昭/宮次男)がすごく売れているらしい。
jigoku
もともとお寺に所蔵されてた地獄絵図に、文章をつけたものらしい。
死ぬと、こんなとこにいって、こんな事をされて
こんな悪いことをした人は、こんな地獄に堕ちます…という話。

「ママはテンパリスト」で有名なマンガ家さんが大絶賛しているらしい。
「うちの子はこれを見せてから、悪いことをしなくなりました」…らしい。

ものを盗んだり、人を傷つけたりすれば、まあ地獄行きかなとは思うけど
虫や小さな生き物の世話を怠けた人とか
人をバカにした人も、
堕ちる地獄が決まってた。
うそ、私も地獄行きだわ。虫なんて、子どもの頃どれだけ虐待したかしれない。
飼ったはいいけど、うまくお世話ができず死なせてしまったナマズくんとか、蝉とか。
蝉なんか私の扱いが悪くて羽化できずに死んでしまった。
ずいぶん幼い頃に、地獄行き決定はくだされてたのか。
やだな。

この絵本「子どもに死の恐ろしさを学ばせることができてよい」らしい。


そう…なのか……?

考え方は人それぞれだから、いいんだけど。


悪いことをしたヤツが地獄に堕ちるのはいいさ。
でも、地獄に落ちたくないから、悪さをしないのは、正解?

心配事も出てくる。
この本を読むとかなりの高確率で、人は地獄行きだ。
子供たちは不安にならないだろうか?
自分は行動を悔い改めて生きていくにしても
すでに悪事を重ねてきているだろう(おそらく)親たちは、大丈夫だろうか?
お母さんが地獄に堕ちたら、どうしよう。
眠れなくなったりしないだろうか?

なんで、そんなに売れてるのか?
親は何を思って、この本を買うのか。
まあ、売れてるのはうらやましいっちゃ、うらやましいけどね。
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自慢

ポケネコのイラストを描いてくれている沢音千尋さんから
イラスト集をいただいた。
中には、ポケネコのイラストもある。
どう? いいでしょ。自慢。
pleasepleasemeoisiikohi
はじめてポケネコを出すとき
イラストを漫画家さんが担当すると聞いたときは
正直不安だった。
大丈夫なのかしらと思った。

でも、やっぱり沢音さんを選んだ編集のHさんの目は確かだった。
ポケネコの絵は、もう沢音さん以外には考えられないし、
今ではストーリーを考える際、私の頭の中を駆け回っているのは
沢音さんのかくキャラクターたちだ。

沢音さんの絵、もう少しみてみたいと思われる方はこちらへ 絵のページをクリック!

怖い存在

昨日は、午後3時半から新宿で「ももたろう総会」を行った。
なんだ、なんだ? 総会なんかやるのか? エラソーだなと思われる方もいるかもしれないが
1年に1回くらいは、いろいろ相談しておかないといけないことがあるのだ。
人間、顔を合わせて話しあうのが一番だ。

夜は、鬼ヶ島の先生方やももたろうの協力者の方々との交流会。
遠方から駆けつけてくださった方もいて、
なかなかの盛り上がりだった。

鬼ヶ島の先生方は、ももたろうの生みの親といっていい方々だ。
私たちが、ただの素人の集団だった頃から、ずっと見守ってくださっている方たちだ。
だから、いつもお会いするたびに、背筋がぴっと伸びる。
「怖い存在」なのだ。
手を抜いていたら、たちまち見破られてしまう。


怖い存在…と言えば、
私には、もう一つ、怖いものがある。
それは、私が教えてきた子供たちの目だ。

昨日東京行きの新幹線に乗るために、名古屋に向かっていたときだ。
電車の中で声をかけられた。
以前教えたYちゃんのお母さんだった。
6年の頃から、グランドアテンダントになりたいといってたYちゃん。
高校2年になった今も、その夢に向かってがんばっているとのことだった。

思い出した。
私は教員時代、いつもホンットにエラソーに「夢をもつこと」や「努力すること」「あきらめないこと」を語ってきたんだよなあ。

学校を辞めるとき、
「もっとたくさんのお話を書いてみたくなりました」と挨拶した。
卒業生にも、そういう事を書いたはがきで退職することを知らせた。
だから、教え子たちがくれる手紙の最後は、いつも、同じだ。
「作家のお仕事、がんばってください」

子供たちは見ているはずだ。
元担任が、どこまで頑張るかを。
ただの口だけだったのかどうかを。
私がどんなふうに生きていくかを、きっとあの子たちは見てる。

そう思うと、また別の意味で怖い。

でも、その怖い存在が、背中を押してくれてる。
うん、多分…おそらく…絶対。



みんな! 先生は、頑張って書くからね!

レイクサイド

耳鼻科の待ち時間に東野圭吾の「レイクサイド」を読んだ。
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湖畔の別荘に中学受験を控えたこどもを持つ4つの家族が集まっている。
そこに主人公・俊介の愛人が現れる。実は、俊介は、彼女に妻の浮気調査を頼んでいた。
その彼女が、別荘で死体で発見される。妻の美菜子は自分が殺してしまったのだと話す。
夫と別れるように言われ、かっとなって殺してしまったというのだ。
親たちは、みんなで力を合わせ、事件を隠蔽しようとする。俊介はその行動に不自然なものを感じる。

さすが東野圭吾、といいたいところだが、すっきりしない話だった。
犯人の動機もイマイチ。
意外性もなかったし。
東野圭吾作品としては、ランク外。

1年後の3.11 

「1年後の3.11 被災地13のオフレコ話」(ゆうみ・えこ)を読んだ。
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作者は仙台に住む漫画家。
震災直後のことから、1年後までを綴ったコミックエッセイだ。
本屋さんで立ち読みし、じっくり読みたくなったので購入した。

震災のことを書いた本や作文集や写真集はよく見かけるが
それを冷静に読む自信がないので、今まで買わなかった。
それでもこれを買おうと思ったのは、
一番最初に書いてあったのが、実家のネコを助けに行くシーンだったからかもしれない。
ご遺体が横たわっているシーンや
人が津波にのまれていくシーンではなく、
2匹のネコを探しにいく。そんな場面から話は始まる。

書いてある内容は、さすがに被災地在住なだけあって、
リアルで、生々しかった。
被災地にいなければ知り得なかったことが綴られている。
美談もあるけど、
そうでない話もある。
今まで聞いたことのない話もあった。
震災の後、物見遊山で被災地を訪れ、記念写真を撮っている人たちを見て、
「おまえたちが死ねばよかったのに」と思った作者の感覚
私はわかる。
私でも、きっとそう思う。


私は、震災の話は、体験した人しか書いてはいけないと思っている。
少なくとも、その場に足を踏み入れた人でなければ書く資格はない。
被災地に足を踏み入れたこともない癖に
また、被害にあった方たちと直接話したこともない癖に
津波にあった人たちの気持ちを書いたり、
地震にあった人の事を書いたりするのは、恥ずべき事だと思う。
でも、そういう人、けっこういる。


震災を経験した人は、なかなか書けないかも知れない。
書くためには、思い出さないといけないし
自分の心の中をのぞき込まないといけない。
辛い作業だ。
でも、もし、書けたら書いて欲しい。
ゆうみ・えこさんも、是非、続編を。

耳鼻科

毎日、耳鼻科に通っている。
年のせい……とは言いたくないが、治りが悪い。

昨日は、鼻に細い菅を、耳にチューブを差し込み空気(?)を送り込んだ。
鼻の奥がツーンとし、いたかった。
終わったあと、先生が一言。
「泣きそうだった?」
泣かないって。
「今のは、何をしたんですか?」と尋ねると、
「今までは炎症がひどくてできなかったんだけど、鼓膜がへこんでるので…」うんぬんと
治療の意味を教えてくれた。で、最後に、
「泣きそうだった?」
……遊ばれているのだろうか?

この耳鼻科、毎日、ものすごく混んでいる。
2時間待ちはざらだ。
カーテンで仕切られただけの中待合いに常時10人ほど患者を待機させ、どんどん呼んでいく。
流れ作業のような診察だ。一人1分かかってないかも。
しかし、流れ作業の忙しいさなか、先生はちょこちょこ治療とは関係ない話をしてくる。
昨日は、診察台に座ったとたん、
「元気ないの?」と聞かれた。
ここに通うようになって、一度たりとも元気だったことはない。
病気なんだから。
前は、突然「趣味は何?」と聞かれた。
他の人の診察の時も、よく聞いていると、診察とは関係ない質問を唐突にしている。
患者をリラックスさせようとしているのだろうな。
でも、どんな質問が飛んでくるかわからないので
私は、緊張している。

明日は、同人誌ももたろうの総会で東京に行く。
夜は、鬼ヶ島通信の先生方もいっしょに交流会(飲み会)をする。
お酒好きの私としては、少しくらいは飲みたい。
なんせ、もう二週間くらいアルコールを断っているのだ。
昨日の診察の時、思い切って「アルコールは絶対ダメですか?」と聞いたら
「お酒のOKな病気はないねえ」と笑われた。
ちぇっ。

幼稚園、行きたくないよ~

我が家から歩いて4,5分のところに幼稚園がある。
我が家の前を園児たちが、お母さんといっしょに登園していく。
この時期、何人かは「行きたくないよ~」と泣きながら歩いていく。

うちの息子その1もそうだった。
毎日、毎日泣いていた。
6月くらいまで。
一日中、園長先生に抱っこされていたこともある。

そんな息子が、一番好きだったのが時計。
数字が好きだったのだ。
幼稚園に入る少し前に時計の読み方を覚えたので、時計を触っていると機嫌がよかった。
そこで、わたしの持っている技術の粋を集めて、幼稚園で着る遊び着に時計をつけてやった。
フエルトやら刺繍やら鳩目やら、いろいろ使って、ちゃんと針の動く時計をおなかにぺたんと貼ってやった。
朝、8時50分、幼稚園の門で、「11時30分にお迎えに来るね」と告げると、
息子は遊び着に着替えたあと、おなかの時計をセッティングし、時々動かしながら、
「あと2時間15分で、お迎えに来る」とか言ってたそうだ。

時間の逆算ができる3歳児。
すごいと言えばすごいが、奇妙と言えば奇妙。
外遊びも、戦いごっこにも興味がない。
好きなおもちゃは時計と電卓。
心配したよ、ホントに。

息子その1が、年長さんのとき、私の会話の中に出てきた2分の1という言葉に気づき、
「2分の1って何?」と聞くので、ダブルソフトというパンを半分にちぎり、
「2つに割ったうちの1個分」と教えたら、
「ふうん。じゃあ、4つに分けた分の2つ分でもいっしょだね」とパンをさらにちぎった。
驚いて見てると、
「なら、10分の5も、20分の10も、100ぶんの50も同じなんだね」と言い放った。
その前に、かけ算の意味も聞かれて教えていたので、
「じゃあ、2分の1かける2は1ってことだね。」
とか「2分の1を、また2分の1にすると、4分の1なの?」とか聞き始めた。
この時期、息子は天才であった。

だれでも一生に一度は天才の時期があるものだ。
息子は、今はただの人だ。

どんなに数字に強くても、そんなのは、幼稚園児ライフには役立たない。
友達にパンチされては泣き
お弁当は食べきれず
お友達づきあいも下手だった息子は、ただの「へたれ園児」だった。
かけ算なんてできなくてもいいから、友達の輪に入って欲しい。
泣かないで幼稚園に行って欲しい。
元気にナントカレンジャーごっこをしているよその子がたくましく見え、
その中に入れない息子がはがゆかった。
「お宅は、おとなしくてうらやましいわ。うちなんて、毎日服もどろんこよ。こまっちゃうわ」と話すママ友の言葉の裏に、自慢めいたものを感じた。
自分の育て方が悪かったのかと身の縮む思いだった。

でも、なんとかなるものなんだ。
息子もいつまでも数字を唱えるだけの変なヤツではなかった。
友達と遊ぶようにもなったし
泣かないで幼稚園にも学校にも通えるようになった。
それに、冷静に考えれば、みんなと違ってても、なんにも悪いことはなかったんだ。

今、泣きながら歩いていく幼稚園児のお母さんのそばに行って教えてあげたい。
「大丈夫。たいていのことはなんとかなっていくから」
そんなもんだよ。

無免許

京都で通学途中の小学生の列に、軽自動車が突っ込んだ。
保護者1名と2年の女の子、それと保護者の方のおなかにいた赤ちゃんが亡くなった。

無免許の上、居眠り運転だとっ!

なんなんだ、こいつは。
許せない。

テレビを観てたら「通学時間帯は一方通行にしてたのが、かえってスピードをださせることになったのでは」とか言ってたが、そんなの関係ないじゃん。
一方通行がどうとかいう問題じゃない。寝てんだから。

それなのに18歳未満で、酒気帯びではないので
重い罪にならないようなのだ。
どういうことだ。
18だろうが、なんだろうが、罪は罪だろうが。
無免許で居眠りで3人も殺しておいて
数年経てば、何食わぬ顔でくらせるなんて理不尽この上ない。

ニュースを見るたび、腹が立つ。

夫の実家のおみやげ

週末、三重県の浜島の実家に戻っていた夫が、さきほど帰宅。
お母さんが、入院したのでおみまいに行ってきたのだが
またしてもたくさんのおみやげをいただいてきた。iseebi
伊勢エビ。
小ぶりだけど、おいしそう。
「味噌汁に」と言われたけど、もったいな~い。
焼こうかな。
ひものも40枚ほど。食べきれるかな?
ほかにも、わかめとか、めかぶとか、お酒とか、ふりかけとか、しいたけとか、かんづめとか(笑)。

こんなの、どこでも買えるってものまで持たせてくれる。
そういうのって、愛情を感じる。
前に靴下やチョコレートを送ってくれたときは笑ったけど。

持たせてくれるのは、兄嫁だ。
夫とは血のつながりなんてないのに、
我が子のようにかわいがってくれる。

わたしも耳が治ったら、今度は行きたいなあ。

中耳炎は、天候のせいもあるのか、悪化方向。
左耳は完全に封鎖されたってかんじだ。
自分の声やものを食べる音、心臓の音まで大音量で頭に響く。
27日、28日は東京に行く予定なので、それまでに少しは治したいなあ。

僕等がいた 追記

「僕等がいた」、1巻を買ってから、なが~いことかかって読んできたので
完結したところで、本日は、全巻読み返してみた。
そしたら……泣ける!!
やっぱ、本は一気に読まないといけないねえ。

読み直してみて、ほんとに矢野が愛しく思えた。
今までは、主人公の七美の一途さが痛くて、
そっちにばかり気をとられてたけど、
矢野って、ほんとに傷つきまくりだよなあと改めて思った。
よしよし、もう大丈夫だからと背中をなでてあげたくなった。
そして、全巻読み返して、
やっぱりこのラストしかありえないなと確信した。

この話、最初の巻が出たのが2002年だから、
10年近くかかって完結したことになる。
この長い期間、絶対無二のラストに向かって、
方向を間違えずに突き進んできた筆者の力に感服する。

絶対お薦め!
「僕等がいた」1~16。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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