FC2ブログ

物を捨てる

ここ数日、押し入れや、納戸や、物置の整理をしている。
整理というか、ぼんぼん捨てているだけなのだけど。
全部車に押し込み、クリーンセンターに持ち込む。
で、空になったらまたつめる。

物を捨てなくちゃと思ったのは
先日「遺品整理業」のテレビを見たからだ。
亡くなった人の家を訪れ、片づける。
さだまさしの「アントキノイノチ」でも取り上げていた仕事だ。
人は、いつか必ず死ぬ。
その日がわかっているわけではないので
準備をするのは難しい。

我が家は、26年ほど前に建て直したのだが
その頃には、わたしの両親、祖母がいた。
この家で3人を(正確に言えば、長男を含め4人を)を見送った。
でも、まだちゃんと片づけていない。
少し片づけると、心が折れてしまってやりきることができなかった。
もう15,6年になるのに。

父母のいた和室や祖母のいた和室の押し入れには、まだ相当な荷物が残っている。
天袋の中まで見たら、かなりの量だ。
服や手紙、本などは迷わず捨てた。
本は、なんと昭和40年代のものまであった。
子供服の型紙のついた雑誌だ。
なんでとってあったのかわからない古い電化製品(炊飯器とかドライヤーとか)
つかわないままシミがついてしまった和服用のショール
いつか、なにかを編もうととってあったらしい毛糸の山。
古い布団も捨てた。

一番心が痛んだのが、写真だ。

たくさんの写真。

父がしょっちゅう行っていた同年会の旅行の写真
東京の美容院にいた頃の母の写真
生まれて初めての海外旅行での笑顔
セーラー服にお下げ髪の母
ふたりの結婚の時の写真も初めて見た。
祖父母の写真もあったし
叔父たちの結婚式の写真もあった。

捨てるのは心苦しいが、全部とっておくわけにはいかない。
どうしても捨てられないものだけを残し
あとは、捨てた。

一枚一枚、全部見て、捨てた。

姉がいたら、きっと泣くだろうな。
あんたは薄情だと言うだろう。
けど、どんな物も永遠にとっておくわけにはいかない。
いつかは捨てないといけないのだ。

父や母や、祖父母の物を処分するのはわたししかいないのだ。
夫は、血がつながっていないので、捨てられないと思う。
息子たちや息子たちのお嫁さんに捨てさせるわけにはいかない。
亡くなった人たちの物を捨てるという作業は
本当に苦しくて、重いから。

そして、自分はなるべく物を持たないで暮らしたいなと思う。
自分がいなくなったとき
誰かにものを捨てさせるのは、最小限にしたいと思うから。

そんなことを言うと、夫は多分
「縁起でもない」と笑うだろう。
スポンサーサイト



テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
ジャンル : 日記

読者カード

ポネケコにゃんころりんが完結してもうすぐ1年。
さすがに、最近は、読者カードが減ってきたなあと思っていたら
今日は、ちょっとうれしいカードが届いた。

「3月で70歳になるじじいです」という出だしのお便りで、全巻読んでくださったとのこと。
「子ども向けの本ですが、おもしろくて一気に読んだ」
「原爆のあたりは、それを知らない世代にもわかる」
そして
「イチを生きかえらせてください」
と続編まで希望してくださっていた。

子どもの読者のお葉書もうれしいけど
こういう年配の方からのお便りもうれしい。


一昨日、届いたお便りもうれしかった。
こちらは「がっこうかっぱのイケノオイ」の感想だ。
1年生の女の子のお母さんからの手紙で
初めは図書館で借りたのだが、あまりに何度も借りるので
結局買ってくださったらしい。
この子の生活の中では、「見えないイケノオイ」が生きているらしく
「今、肩の上にいるよ」とか話してくれているようだ。
お手紙には、お子さんが描いた
「イケノオイの結婚式」の絵が同封されていた。
今度、ピアノのコンクールで「フィガロの結婚」をひくので
イメージをつかむために描いた絵だそうだ。
お嫁さんかっぱと楽しそうに踊るイケノオイが描かれていた。

私の書いたお話が
いろいろなところで大事にしてもらっている。
作家としてこんな幸せなことはないな。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

夏の女子会

以前いっしょに働いていた先生たちと、食事会をした。
年3回、
春休み、夏休み、冬休みに集まることになっている。
もう10年くらいかな。
メンバーは、決まっているようないないような
都合のつく人だけが来る。
本日は、現職5名、退職組3名、産休中1名、子ども3名

たいていは、広くて開放的なS先生のうちに
それぞれなにかを持って集まる。
本日のお料理
ryouri
私が作っていったのは
左下のエビマヨ。
S先生は、とても料理が上手なので
行く度に、なにか一つ教えてもらってくる。

S先生のお宅は、ご主人が接骨院をやってみえる。
そして、なんと敷地内に柔道場があるのだ。
S先生のうちのお義父さんが亡くなったとき
柔道のメダリストからのお花がずらりと並んでいたのを覚えている。
自分が生きている世界とは、また違った世界を垣間見た気がした。

教員仲間と集まるたびに、
「いつ学校にもどってくるの?」と聞かれる。
心ゆれるところはないでもないのだけど、
いや~
もどれないよ、今は。
もう少し、ちゃんとお話書かなくちゃ。

テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
ジャンル : 日記

よし…いくぞう

ワンコにごはんをあげるとき
「まて」と言って待たせ
「よし!」の合図で食べさせている家なら
きっとやったことがあるはずだ。

よし…いくぞう」


牛乳は、本当は犬にはよくないのだけど
ルウもモカも大好きなので
夫のおふろ上がりに、ちょっぴりもらう。
ほんの少しだけど、もったいつけてやる。

「まて」
二匹とも、ちゃんと待つ。

よし…いくぞう」
mate1

お利口なルウは、一瞬飲みかけても、ちゃんとやめる。

よし…かぁくん」(森田健作風)
飲まない。
さすがルウ。

よし…だえいさく」
飲まない。
おお、素晴らしい。


しかし、モカは…

」と言った時点で
mate2
さっさと飲み始めるのであった。
自由人、モカ。


青空キャンドルさん  
 感想文、書き終わりましたか?
 私も、なんども大人(親)に振りまわされる子どもたちを見てきました。
 子どもは無力だ…と何度も思いました。
 夏休みもあとわずか。
 残り少ない夏、いい思い出を作ってくださいね。

テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
ジャンル : 日記

風立ちぬ

ジブリ映画「風立ちぬ」を見てきた。

飛行機好きな少年二郎が大人になり
美しい飛行機を作りたい一心で飛行機作りに励む。
そんな堀越二郎の半生を描く。

ずっと風の吹いている映画だった。
冒頭の飛行機で空をとぶシーンも
菜穂子との出会いの場面も、再会の場面も
いつもいつも風が吹いていた。
風にたなびくもの全てがとても美しかった。

自分が作った美しい飛行機が、爆弾をつんで空をとんでいくのを
二郎はどんな思いで見ていたのだろう。
やがてそれが、神風特攻隊になって
敵に体当たりして爆発するために飛んでいったとき、
どんなふうに感じたのだろう。
炭鉱の作業のために発明したダイナマイトが
いっぺんにたくさんの人を殺せる爆弾へと変化したときのノーベルのように
苦しみ、悩んだのだろうか。
映画を見ている限り、二郎にとっては美しい飛行機を作るまでで全てが終了し
その後の惨状には、あまり興味がないように感じた。
戦争のことを語るときも
いつもどこか淡々としていて、
自分が作るものが兵器となることの怯えは感じられなかった。


「ぼくたちには時間がない」
映画の中で、二郎は何度もその言葉を口にする。
病気の菜穂子は、確かに危うい命ではあったけど
「時間がない」と断言せずとも、治療に専念することも可能だったろうに。
まるで自分も病に冒されているように
先の短さを二郎は口する。
この頃の若者は、もしかしたらいつも、
生命の脆さを感じていたのかもしれない



ストーリーとは関係ないのだけど
二郎の声は、あの人で正解?
先日、先に映画を見てきた息子その1は、「あれがいいんじゃん」と言ってたから、いいと思う人いると思うけど
たくさんの声優さんの中で、二郎の声だけが異質だった。
そっけない、とつとつとしたしゃべりでも全然いいんだけど、う~ん。
「耳をすませば」のお父さんと同じ違和感。
わざと、こういう人を選んでいるんだろうけど……。
なんだかねえ「おぎやはぎ」の矢作さんがしゃべってるみたいで

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

おかあさんのそばがすき

今西乃子「おかあさんのそばがすき」(写真浜田一男  金の星社)を読んだ、
okasannosobagasuki
ある日家族になったコーギーの子犬。蘭丸と名付けられる。
私は、その日から蘭丸のお母さんになった。
ボール遊びが好きで、どこにでもついてきた蘭丸。
でも、その蘭丸に病魔が忍び寄る。
蘭丸との出会いから別れまでの12年間の記録。


犬好きの私としては、蘭丸が病気になるあたりから
もう悲しくて、切なくて。
涙なしでは読めなかった。

中に「犬は死ぬ瞬間を自分で決めて旅立つ」という一文があった。

私もそうではないかと思っている。

小学生の頃から教員になるまで15年間飼った犬がいる。
チロという名の小型犬だった。
私が中学の教員になった年、チロは目が見えなくなり、
心臓も弱って、動けなくなった。
チロが、死ぬ前の一週間は、テスト週間だった。
いつもなら帰宅の遅い私も、毎日早く帰ることができた。
帰ると、なにも見えなくなったチロを抱いて過ごした。
チロは、もう、いろんな感覚がなくなってしまっているらしく
抱いていると、自然におしっこをしてしまったり
ウンチを漏らしてしまったりした。
まるで、体の中のものを全部出して旅立とうとしているように。
そのたびに、チロの下半身をお湯で洗ってやり、
新しいタオルで包んで、抱き直した。

でも、最後の日、いつものようにチロのそばにいた私は
なぜか急に眠気に襲われた。
時間は、11時。それほど遅い時間ではないのに。
そのまま、ウトウトした私は、
三十分もしないうちに、はっと目がさめた。
そのとき、チロと目が合った。
チロは、最後に見えない目で私を見て、そのあとすうっと目を閉じた。

それが最期だった。

チロは、最期に私を休ませてくれたんだと思う。
教員になったばかりで、ピリピリに張り詰めていた私。
チロの最期を看とるために、必死に帰ってきてた私。
最後に寝かしてくれたんだと思う。
そして、旅立つ瞬間、ちゃんと起こしてくれたんだね。

今、うちにはルウとモカという二匹のわんこがいる。
二匹とも、私のそばにいるのが好きで
私が和室に行けば和室に
トイレに入ればドアの前に
ソファに座れば、足下に
ずっとついて回っている。

ずっと一緒にいようね。
私は、君たちの最後の日まで、ちゃんとお母さんでいるからね。

この本を読んで改めてそう思った。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

いろいろ思うこと

思うことその1

iコンシェルから、新しい情報が送られてきた。
「中年太り解消法」
……なんで、最近太ったこと、知ってるの?
前にも書いたけど、このiコンシェルは
ちゃんと読み手に会った情報を提供しているらしい。

でも

なんで、知ってるのさ。
体重なんて申告してないのに!!


思うことその2

中国の動物園で「ライオン」として展示されていた動物が
実は大型犬だと言うことが発覚。
「ワンワン」と鳴いたことでばれたらしいって、オイッ!
そういう問題じゃないだろ。
なんでライオンの檻の中に大型犬いれられるんだろ?
中国、大胆すぎ。

テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
ジャンル : 日記

夜はライオン

長薗安浩「夜はライオン」(偕成社)を読んだ。
yoruharaion
成績は優秀。野球部ではエースでキャプテン。背も高く、そこそこモテる。その上、児童会長。そんなぼくには、誰にも言えない秘密があった。それは6年生なのに、まだおねしょをすること。当面の問題は、修学旅行だ。野球でどんなにいいプレイをしても、そんなことより、気になるのはおねしょだ。図書館で調べたり、徹夜のれんしゅうをしたり。涙ぐましい努力をする。

体のことって、他人から見たらささいなことがものすごく気になったりする。
特に思春期はそうだ。
6年の男の子にとって、おねしょをしてしまうって、かなり深刻な悩みだと思う。
そりゃあ、他のことなんて、どうでもいいよなあ。

私は、ついもと教員として思ってしまうのだけど、
修学旅行のなやみなんて、
先生に言ってくれれば、すぐに解決なのに。
3時間おきに起こすこともできるし
ねる前にそっと呼び出して、そういうパンツ(今は、いいのが出てる)にはきかえさせることだってできる。
この子は、おねしょが怖くて5年のキャンプも休んでいるけど
そんなことをさせちゃいけない。
だいたい、絶対に事前にアンケートをとったりして
「夜起こして欲しい子」の申し出は受け付けているはずだ。
だいたいクラスで4,5人は、起こして欲しいという希望があり
起こすことは、全然特別なことじゃないのに。

また、この子は、普通の布団、普通のパジャマで寝てて
全てがシミだらけ、においも取れないという状態にあるけど
どうしてお母さんは、「おねしょシーツ」や、「おねしょパット」を買ってあげないのだろう。
ひやひやして寝ているより、熟睡できるではないか。
「お母さん、なんでもしてあげるからね」というなら
いろいろやってあげて欲しい。
医者に連れて行くのはハードルが高くても
先生にそっと耳打ちするくらいの配慮があってもよいのではないか。

まあ、それでは物語にならないから、しかたないのだけど。

作者は、かの「ダ・ヴィンチ」の創刊時の編集長らしい。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

読んだ本、あれこれ

昨日から読んだ本、
「SKET DANCE」(篠原健太 集英社)
sket
32巻まであって、手当たり次第に読んでいる。今、半分くらい読んだかな。
どれから読んでもそれほど差し障りはない。
死ぬほどくだらないネタから、号泣ネタまであって
それぞれおもしろい。
最終巻は、感動してしまった。
お時間のある人は、ぜひぜひ全巻お読みいただきたい。

アニメになっているらしいが、そっちの方は全く知らない。

他にも
tanabatanemu
「七月七日はまほうの夜」(石井睦美 講談社) 「ねむの花がさいたよ」(にしがきようこ 小峰書店)
も読んだ。
「七月…」は、神社の物置の中で七夕の織り姫様に出会う話
「ねむの花…」はお母さんをなくした女の子とその家族の話。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

夫の実家

昨日、一昨日と夫の実家に帰っていた。
夫の実家は三重県の浜島町という海辺の田舎町だ。
町の一角に温泉街があり、そちらはホテルだのなんだのと建っているが
それ以外のところは、おそろしくひなびている。

でも、このひなびた町が、ホントにいいところなのだ。

実家の向かいは用品店。
ウインドウには、ポスターが貼ってある。
学生服のポスター。ほほ笑んでいるのは、中学生くらいの富田靖子。
何十年前のポスターだ!
町を歩いていると、「何十年前の?」と聞きたくなるものがたくさんあって
まるで、町そのものがそういう古いものを集めたテーマパークのようだ。
時計屋さんもスーパーマーケット(品揃えの悪さは感動ものだ)も
魚屋さんも雑貨屋さんも
ひと昔どころかさん昔もよん昔も前の風情をかもし出している。
普通の民家も「苗字」の他に「屋号」もわかるようになっている。
「屋号」というものを、私は、ここに来て知った。

夫や義兄、義姉と町を歩いていると、
いろんな人に声をかけられる。
みんなが親しく声をかけてくれるので
私は結婚して何十年もたつのに、いまだにどこまでが親せきかわからない。
町中親せきなんではないかと疑いたくなる。

結婚当初は、あまりにみんながフレンドリーなので
どうしていいかわからず、
(方言も強いし、なぜだか誰も彼も早口で聞き取れない)
帰省するたびに疲れ果てていたが
最近は、そういうのにも慣れた。

ホントいい町なのだ。
町並みも、人も、なにもかも。

まあ、たまに行くからそう思うのかもしれないし
何より、夫の実家の人たちが、本当にいい人たちだから思うのかもしれないけど。

今回は、お兄さんが、となりの魚屋さんでウニを買ってくれた。
まだ、生きているとげとげのウニ。
ガシッとわって、食べさせてくれた。
uni
おお、「あまちゃん」の世界だ。
おいしかった~。

お義母さんは、夫の顔もうろ覚えという感じで
私の顔なんかは、当然覚えていないけど
「遠くからよお来てくれたね」とにこにこしていた。
実家には、長兄夫婦以外に、近所に住む姪っ子たちやその子どもたちや
いろんな人がいて、わいわい騒がしいのだが
たくさん人がいるのはうれしいのだそうだ。
帰るときも「またおいで」と言ってくれた。

そうそう、壁にはってあった甥っ子の子どもの写真が
あまりにかわいかったので写真をとってきた。
chibimomo
甥っ子は宮古島に住んでいる。
結婚のときの衣装も沖縄の民族衣装(?)ですてきだった。

帰りに、兄嫁が、
ウニ、かに、あわび、メロン、海藻、野菜などを山のように持たせてくれた。
これだけで、当分食べていけるな。
お兄さん夫婦に感謝!

テーマ : とりあえず書いとこ ~ф(゜゜)
ジャンル : 日記

プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR