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こやぶ医院は、なんでも科

柏葉幸子「こやぶ医院は、なんでも科」(佼成出版社)を読んだ。
koyabuiin
朝、宿題をやっていないことに気づいて、つい仮病をつかってしまったさや。でもお母さんに、医者に連れてこられてしまう。どうしよう……と思っていたら、待合室にいるもうひとりの患者の様子が変なことに気づく。大きなマスクで顔は見えないけど、あのしっぽ。狐? 実は、狐のこんたも仮病を使っていたのだ。

仮病。
大きな声では言えないが、わたしは何度も使ったことがある。
幼稚園の頃だ。
わたしは、幼稚園の嫌いな子どもだった。
給食は食べられないし、
すぐたたいてくる男の子はいるし(ヒロアキくん、あんたのことだよ)、
お遊戯だってヘンなことやらせるし。
それに、なにより家にいたかったのだ。
なんで、幼稚園なんて行かなきゃいけないのって思ってた。

で、しょっちゅう「お腹が痛い」とか「頭が痛い」とかいって幼稚園をサボっていた。
母は、そんなことお見通しなのだが
お店で忙しいので、いつまでもこんな仮病娘にかまっていられないとほうっておかれた。
これ幸いと、わたしは部屋でだらだらしていた。
あの頃、医者に連れて行かれたら大ピンチだったな。

どんな子でも一度は仮病を使ったり、使いたかったりしたことがあるだろう。
そんな自分に重ねながら読むと楽しい。
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ジャンル : 本・雑誌

お面屋たまよし 不穏ノ祭

石川宏千花「お面屋たまよし 不穏ノ祭」(講談社)を読んだ。
huonnomaturi
「お面屋たまよし」シリーズの第3弾。
かぶればなりたいものに変化できるという妖面。しかし、場合によってはその面が外れなくなることがある。そうなるとそれをかぶった人物は荒魂化して、人ではなくなってしまう。荒魂化してしまった場合、それを浄化するのはお面を作ったものしかできない。
 
 今回は、たまよし以外の別のお面屋もでてくる。そこに、訪ねてきた女は荒魂化することを目的としていた。荒魂化し、自分を苦しめた村の人間たちに復讐するのだと。「たまよし」にも行ったもだがお面を売ってもらえなかったのだ。
(「背中合わせの対話」)

「背中合わせの対話」
「木屑入りのお茶」
「波紋の行方」
の3編がおさめられていて、最初と最後の話は、たまよしの甘楽、太良の物語。真ん中は、二人の育ての親であり師匠である仁王次の物語。
 時代物ではあるが、文章も読みやすく、設定もわかりやすいので、小学校高学年くらいなら読めるかもしれない。


この作者の文章のうまさ、お話作りのうまさにはただただ舌を巻く。
まだ若い作家と聞いているが
素晴らしい才能だ。
こういう人が、児童文学界を引っ張っていくのかもしれない。 

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祝・中日スポーツ・東京中日スポーツ賞

先日のブログに書いた中学の恩師が
第65回中日写真展で「中日スポーツ・東京中日スポーツ賞」というのを受賞した。
そのことが昨日の中日新聞に載っていた。
chunichi
ネパールだったかミャンマーだったかちょっと忘れてしまったのだが
東南アジアの国を訪問しているときに撮ったと見せてもらった。

入選作は、2月13日から名古屋の名鉄百貨店の本店本館10階で展示されるそうだ。

見に行かなくっちゃ!

去年の秋は、叙勲(瑞宝双光章)、
そして、今回の受章と、
神様が大盤振る舞いをしている気がするなあ。

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生牡蠣を買いに

TVで、殻付きの牡蠣を焼いていた。
「あ~、牡蠣が食いたいなあ」と夫。
じゃあ、食べに行こうかと出かけることにした。

夫の実家のある三重に行けば、
牡蠣の食べ放題のお店がいくつもある。
でも、ちょっと遠いし、そこまでたくさん食べなくてもいい。

で、手近な豊浜の『魚ひろば』へ向かった。
豊浜は、知多半島の先っぽのあたり。
車で30分くらい。
新鮮な魚介類が安く売っている。
sakanahiroba
いつ来ても混んでいるが、今日はまた一段と混んでいる。

奥の食堂も大盛況だ。
ここは、「かに&ウニ丼」とか「ウニいくら丼」とか豪華な食材ののった丼が1000円! しかもおみそ汁付き。
でも、残念ながら焼き牡蠣はなかった。
で、夫はマグロカツ定食、わたしは海鮮丼を昼食に。
牡蠣は、買って帰って家で調理することにした。

これが、本日購入した牡蠣。
8個で1000円。
かなり大きい。
namagaki
生牡蠣で食べるのと
殻ごとレンジで蒸して食べる蒸し牡蠣にする予定。

都会に住んでいると、こんなふうに、手軽に殻付きの牡蠣とか買いに行けないんだろうなあと思うと
田舎暮らしっていいなあと思う。

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胃酸過多

昨日、息子その4のモカを病院に連れて行った。
元気で食欲も旺盛なのだが
今年に入ってから、夕方になると吐くのだ。

犬はお腹がすきすぎると吐くので
おやつをあげたりしていたのだが、やっぱり吐く。

吐いた後は、元気に走りまわり
テーブルの上をのぞき、食べ物はないか点検している。

犬はよく吐く動物なので様子をみていたのだが
毎日のように吐くので気になり、医者に行った。

診断は、
胃酸過多

胃薬をもらってきた。

夜、夫に、そのことを告げると
「おっさんみたいだな」

……だよねえ。

犬も胃酸過多になったりするんだねえ。

mokadesu
「胃酸過多ですけど、なにか?」

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恩師の話

12月の初めに、中学校の恩師の「瑞宝双光章受賞祝いの会」を行った。
11月の半ばにやることを決め、同年の子たちにあわてて連絡をとった急ごしらえの会だった。
その会の写真をフォトブックにして、昨日、恩師の家にもって行った。

先生から「9月に膵臓癌で余命半年の宣告を受けた」というはがきをもらったのは、11月の半ばだった。
わたしが『くつ、かくしたのだあれ』を送ったことへのお礼のはがきだった。
その最後の方にさらりと書いてあったのだ。
『おまえが、作家として頑張っていく姿を、もっと見てやりたかったが残念!」


あわてて、電話をしたら、明るい声で詳細を教えてくれた。
「初めは手術できるかと思っていたが、肝臓に転移していてもう、無理だそうだ」
 とっさに言葉が出なかった。なんとか、
「でも、余命3ヶ月とか言われても、何年も生きてる人だっているじゃん。大丈夫だよ」
と言うと、
「そうだなあ、でも、それは部位によるな。おれのはちょっと難しいようだ」
なんでも癌の宣告を受けて帰ってきたら
『瑞宝双光章』受章の知らせが来たのだそうだ。
「まあ、人生とはこんなもんかもしれん」

12月の会で会ったときも、明るい様子に変わりはなかった。
みんなに、自分の病名を告げ、それでも笑顔だった。
「人の倍生きたとは言わん。
 でも、110%くらいは、生きたな」
いや、150位はいったと思うよ、先生。

昨日も、相変わらず元気だった。
先生の病気を知り、毎日のように教え子や友人や元同僚が来ているらしい。
玄関は、あふれんばかりの花で埋まっていた。
カレンダーに、尋ねてくる人の予定が書いてあったが、びっしりだった。
「売れっ子だね」
とちゃかすと、
「おかげさんでな」
と笑っていた。

写真が趣味の先生は、いろいろな国を回って写真を撮っていた。
「これ、もって行け」とパネルをくれた。
4000メートル以上の髙地にしか咲かない青いケシの花の写真だ。
中国で撮ったらしい。

先生の写真は、いつも美しいだけでなく、なにか訴えるものがあって好きだった。
特にネパールの子どもたちを撮ったものが好きだった。
「支援している子どもがいる」と
ネパールには、何度も何度も通っていた。

今は、毎朝海岸に行き、朝日の写真を撮っているそうだ。
昨日は大量の朝日の写真を見せてもらった。
太陽の色が、どれもみんな違う。
同じ朝日はなかった。
同じ一日はないのだ。

朝日にカメラを向ける先生の姿を思い浮かべる。
今日も朝が迎えられたこと。
一日を始められたこと。
肌で感じながら、シャッターを押す姿。

「もちろん、全然平気なわけじゃない。孫と遊んでいても、『これで最後かな』と思うと、辛いな」
抗がん剤の副作用もあるらしい。

それでも、うつむいていない先生を見ると、
すごい人だなあと思う。
ずっと、すごいと思ってたけど、
やっぱり最後まですごいなあ。

わたしは、この人にあこがれて教師になったけど、
教師を辞めてもなお、人としてあこがれる。

「4月にも5月にも本が出るから
 また、もってくるね」
最後にそう言って帰ってきた。

4月も5月も、先生に本を手渡しにいきたい

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ジャッジ!

映画「ジャッジ!」を観てきた。
主演は、妻夫木聡。北川景子。

大手の広告会社に勤める太田喜一郎は、人がよく要領が悪い。
クライアントや上司に振りまわされる毎日だ。
喜一郎は、上司のわなで、国際的なCMのコンテストの審査員をすることになる。
しかも、ちくわのCM(かなり出来の悪い)を入賞させなければ、クビだといわれる。
同じ苗字の太田ひかりに頼みこみ、いっしょにサンタモニカまでいくのだが……。

監督は、ソフトバンクの犬のお父さんのCMを作った人らしい。
あのCMは、初めは、人間の家族で作っていたのだが、孫社長が「犬が欲しいな」といった一言で、
大きく方向転換したらしい。

映画の中でも、「きつねうどん」のCMの狐が、
エライさんの一言で、いきなり猫に変わる。
「そんなの無茶ですよ」という喜一郎に上司(豊川悦司)は言う。
「無茶と書いて、チャンスと読め」(笑)

妻夫木くんが、人がよくて情けない広告マンをうまく演じていた。
今、情けない役をやらせるなら
妻夫木くんか、瑛太だな。
そして、気の強い女を演じるなら北川景子か黒木メイサだな。

コメディーなので、笑えるところはいっぱいあった。
ただ、すぐそばの席のおばちゃんが(ま、わたしもおばちゃんですが)
やたら、ぎゃはぎゃは笑うので、笑いそびれた。
そんなにおかしくないところでも、めっちゃ笑ってたんだけど、
あれは、サクラ?
どっかの国では、お葬式に泣き女が現れるらしいけど、
コメディー映画には、笑い女か?

感動はしなかったけど、面白い映画だった。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

箱庭図書館

乙一「箱庭図書館」(集英社)を読んだ。
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「オツイチ小説再生工場」という企画からうまれた乙一と読者のコラボ企画モノ。
読者からボツ原稿を送ってもらって、それを乙一が自由にリメイクしたらしい。
中には、短編が6つ。
もともと、なんの関連もなかった6作のボツ原稿を
それぞれ完成された短編に仕上げるだけでなく
全体としても関連性をもたせ、
なるほど「小説再生工場」だ。

どんなだめネタでも、乙一の手にかかれば、
なんと言うことでしょう。
こんな素晴らしい物語に(ビフォーアフター風に)

後書きを読むと、
『ぼくは、小説のアイディアがなかなか思いつかない人間なのです。だから、アイディアを読者に募ってみましょう。そうしたら仕事します。小説書けますという話を編集者にしたところ、このような企画がスタートしたというわけです』とあって、
企画の経緯はわかった。

この小説自体、面白くないわけではなかったけど、
乙一ファンは、これで満足?
乙一のスパイスを振りかけた料理を食べたいんじゃなくて
乙一の素材で、乙一の作った料理を食べたいのでは?

でも、取り上げてもらった読者はうれしいのかな?

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

ええ~

「これ、ビンゴで当たった」
と、夫がプレゼントっぽいものをくれた。
hukuro
ロフトの袋に入っている。
銀のリボンもついてて、ちょっとおしゃれな感じ。
夫曰く、
「あんた、好きかもしれん」

なにかな?

がーん!
okazaemontaoru
オカザえもんのタオルじゃん。

いらなーい。
こんなので顔ふけなーい。

もうっ! なんでロフトの袋に入ってんだ

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髪を切った

髪を切った。
肩甲骨が隠れるほどの長さだったが
あごのラインで切った。
30センチくらい切ったと思う。

こんなに切ったのは10年ぶりくらい。
いやもっとかも。
いつも基本ロングだから。
たま~に衝動的に切りたくなるのだ。

どういうふうにしようかと一応考えていった。
ずっとしたかったのはボブだ。
ナチュラルボブ。
美容師さんとも本を見て、「こんな感じ」と話し合った。

しかし、できあがった髪は
なんだかイメージと違う。
本で見た髪型と同じなんだろうなと思うのに
この違和感は、やっぱ、顔のせい?

誰かに似てると思ったら
鳩山由紀夫夫人の髪型に似てる。
幸夫人だったっけ?

ももたろうの同人の皆様
3月の編集作業の時は、
元総理大臣夫人ぽく登場するので、お楽しみに。

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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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