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春爛漫

朝、犬の散歩に行ったら…
sakura274
公園の桜が満開だった。
入り口付近の桜は、驚くほど大きく、こんもり咲いていた。
sakura272
お天気もよくて、いい気分。
churippu
musukari
庭のチューリップやムスカリも咲き始めた。
ムスカリは、20年くらい前に一株植えただけなのに
どんどん増え、
毎年きちんと咲いてくれる。

明日から4月。
新しい季節が始まる。
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妖怪きょうだい学校へ行く

富安陽子「妖怪きょうだい 学校へ行く」(理論社)を読んだ。
youkaikyoudai
妖怪一家九十九さんシリーズの第4弾

土地開発ですんでいた土地を追われた妖怪たちは、
団地の地下の部屋で暮らしている。
お父さんはぬらりひょん、お母さんはろくろっ首
おじいちゃんは神輿入道、おばあちゃんはやまんば
子どもたちは、サトリのさっちゃん、一つ目小僧のハジメくん、あまのじゃくのマアくん。

今回は、この三兄弟が、夜の廃校に入り込む。
学校に一度行ってみたかったのだ。
三人でプールで鬼ごっこをしていると、もうひとつ影があることに気づく。
だれ?
プールから出ると、ハジメくんの大事な帽子がなくなっている。
あのもうひとつの影の主が、盗んでいったに違いない。

この三兄弟、もともと兄弟でも何でもなくて
妖怪同士いっしょに暮らしているだけなのだが
いつのまにか、かなり兄弟らしくなっている。
この兄弟のやりとりが実におもしろい。

富安陽子の書く妖怪は、いつも、かわいくて、やさしい。
隙あらば人間を頭から喰っちまいたいと思っているおばあちゃんでさえ
憎めない存在になっている。

このシリーズ、まだ続くのかな。
もっと読みたいな。

ももたろう42号

児童文学同人誌「ももたろう42号」ができあがった。
momo42
幼年童話からヤングアダルトまで
12の作品がそろった。

わたしは「学舎は、その胸に君を抱く」という長い作品を乗せていて
今回が連載5回目。
それぞれの事情で、教室を出た5人の子どもたちが
気がつくと、自分たち以外誰もいない「もうひとつの学校」に来てしまっている。
ここがどこなのかわからないまま、生きていく方法を探る子どもたち。
一方学校では、「神隠しではないか」とささやかれている。
4回目の終わりで、子どもたちは、それぞれ「どこかに行ってしまいたい」理由を抱えていたことを告白し合う。
しかし、翌朝、一人の男の子が消えてしまう。
というのの、続きが、今回。
気になる方がいらしたら、どうぞこちらへ。
送料込みで1冊600円です。

家族シアター

辻村深月「家族シアター」(講談社)を読んだ。
kazokusiata
姉と妹、弟と姉、母と娘、父と息子、祖父と孫娘など
家族だけど、家族だから、ちょっとうまくいっていない関係の二人の時間が
さらさら流れ出す瞬間の物語。
家族って、近くにいるから、よけいに素直に気持ちを伝えられなかったし
勘違いしたまますごしちゃったり
些細なことが許せなかったり…。
でも、その家族のことを他人に悪く言われると、許せない気分になるのはなぜだろう。
この本の中には、7つの家族にかんする短編が収められている。

わたしが一番好きなのは
息子のためにタイムカプセルを埋めるお父さんの話。
息子のクリスマスプレゼントは買い忘れるし、
学校行事は苦手だし、意味ないと思ってるし
子どもには一刻も早く大人になって自分の時間に侵食しないようになって欲しいと思ってて
それを妻にも子どもにも見透かされてる変わりもののお父さん。
わたしは、このお父さんの気持ちが痛いほどわかる。
だからこそ、このお話の結末には、胸がつまった。

どのお話も、読み終えたとき優しい気持ちになれるストーリーだった。

もうすぐです

ポプラ社のHPの『もうすぐ出る本』のところに
「テディベア探偵 ゆかたは恋のメッセージ?」の告知が出ていた。
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フライさんのイラストがかわいい

そうそう、3月26日の新婦人しんぶんという新聞の「ねえ、こどもといっしょに」という欄に
「先生、しゅくだいわすれました」が紹介していただけるらしい。
ありがとうございます。

先日、児童図書館研究会というところの会報の
2014年度のこどもの本の振り返り的特集でも、取りあげていただいた。
こちらも、ありがとうございました。


それいけ! ぼっこくん

富安陽子「それいけ! ぼっこくん」(偕成社)を読んだ。
bokkokun
120年住んでいた家が取り壊されることになって
家の守り神のぼっこくんは、引っ越すことになる。
行く先は、都会のマンション。
マンションに引っ越してからも、ぼっこくんはせっせと働く。
竹箒で、家のなかに入り込んできたチミモー(魑魅魍魎)を掃き出すのだ。

仏壇に潜り込み、都会のマンションにやってくるぼっこくん。
そのまま仏壇をねどこにする。
「神様のくせに仏壇の中かい!」とつっこみたくなるが
ま、子どもはそんなこと何とも思わないだろうな。

都会のチミモーの親分のモーリョーは、
人の泣き声や怒鳴り声がだいすき。
ごはんのようにぱくぱく食べる。
そして、体中から禍の種をまき散らすのだ。

そういえば、最近の世の中ときたら
信じられないことばかり。
なんでそんなことで…というような些細なことで
人を傷つけたり、命を奪ったりする。
本当に「チミモー」が、人の心を惑わしているのかもしれない。
ぼっこくんが現れて、竹箒でぱぱぱっと掃き清めてくれるといいのにな。

ポケネコマンガ版広島編

3月22日の日曜版新聞赤旗に、「ポケネコにゃんころりん 広島編」の告知が出た。
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「4年ぶりに帰ってきます」という文字を見て
ああ、そうかあ。もう4年も前だったのかと思った。
あの1年間は、毎週マンガのゲラが届いて楽しかった。
先週、久々にマンガのゲラが届いて
「そうそう。こういう感じだったな」と思いだし、わくわくした。

今回のマンガは、「ポケネコにゃんころりん8巻 影だけのねこの秘密」が原作になっている。
でも、いろいろなところで、沢音さんがシーンを書き加えてくれたり、
自分の思いを書き込んでくれたりしているので
原作よりじんとするのではないかと思う。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい。

内海小学校へ

今日は、内海小学校の1,2,3年生の教室に行った。
まずは、2年生。
「くつかくしたのだあれ」と「がっこうかっぱのイケノオイ」を出して、
「どっちが聞きたい?」と聞いたら
圧倒的多数で「カッパ~!」
やっぱり、妖怪が人気なのかな?
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3年生では、ブックトークでポケネコシリーズや「くつかくしたのだあれ」「ななとさきちゃん」を紹介したあと、
「先生、しゅくだいわすれました」の読み聞かせを途中までした。
「先生、しゅくだいわすれました」を読み聞かせするのは初めて。
「ウケるかな」と心配していたが
ツボにはまった子がいて、ず~っと笑っていてくれたので
こちらも楽しくなってしまった。
3年の子たちは、次の時間に「宿題を忘れた理由」を考えて書いてくれた。
それがまた、おもしろくて笑った!

最後の1年生の読み聞かせも、とっても反応がよくて楽しかった。
内海小の子たちは、素直な子が多いらしく
とてもまっとうなところで笑う。
たくさんの学校で読み聞かせをしてきてわかったのだが
「笑う箇所」には、その学校の子どもたちの普段の様子が現れるのだ。

海辺の小さな小学校は、学校全体が暖かくて
できるなら、もう少し長居をして子どもたちと遊んできたいなと思った。

散歩道

いつもの朝の散歩道
今黄色のスイセンが満開。
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犬たちも必ず立ち止まってにおいを確認。
スイセンっていいにおいがするものなあ。
毎年春の初めに咲いて、新しい季節が近づいてきていることを教えてくれる。

夕方の散歩の時
むこう側から大きな声で演歌を歌いながら歩いてくる男の人が近づいてきた。
やだなあ、こんな時間から酔っ払いか?
けっこうごつい顔つき。

さりげなくよけようとするのに
ルウとモカは、遠慮なくじーーーっとながめている。
それも立ち止まって!

向こうも見られていることに気づいてしまった。
わ~(>_<)

と、彼は言った。

「かわいいなあ」
満面の笑顔。
さっきまでの強面はどこへやら。

な~んだ。いい人じゃん。

むこうがわの友だち

小浜ユリ「むこうがわの友だち」(ポプラ社)を読んだ。
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不思議な世界を書いた短編が6作。

最初の物語は「紫音ちゃんとわたし」
幼稚園の頃からの親友紫音は、
「学校では二人が仲良しなことは秘密だよ」という。
それでも二人の時は、やさしかったのに
6年生になって人が変わってきた。
いじめられていてもかばってくれないし、
そのくせ私をいじめるサヤカのことを「殺すしかない」なんて言い出す。

あとでわかってくるのだが、このお話が最初に出てきたのにはちゃんとわけがあった。

というのは、この6作の短編は、すべて同じクラスの子どもたちなのだ。
お母さんは人魚だという七海も
以前捨てた亀にそっくりなおじいさんに出会うコータも
自分が進まなかった道を進んでいるもう一人の自分を見てしまう周も
みんな6年1組の子なのだ。
だから、根っこのところがつながっているのだ

この作者の「むこうがわ」をテーマにした話は、これが3作目。
どれも不思議で、
そして、ちょっとブラック。
チョコレートでいったら、かなりビターなお味。
わたしが小学生の時に出会ってたら、もろにツボにはまっていたと思う。

プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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