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日本の未来

「テディベア探偵」を読んでいてくれる子で
よく手紙をくれる子がいる。
読者からの手紙には必ず返事を書くことにしているので
なんとなく文通みたいな感じになってしまうのだが
先日届いた手紙に
こんなことが書いてあった。
『お姉ちゃんの友だちが言っていたんですけど
日本は、間違いなく戦争になるそうです。
だから、わたしたちは、スイスに逃げることにしました』
そのために英語の勉強をしているという話だった。

びっくりした。
今まで、たくさんの読者さんから手紙をもらってきたけど
こんなことが書かれているものはなかったから。

こんなこと
子どもに書かせちゃ、いけないよなぁ。
大人の責任だ。
小学生の子に『日本は戦争が起こるから海外に逃げる』なんて
考えさせちゃいけないよ。

子どもたちには、明るい未来を夢見て欲しい。

さあ、大人のわたしは、何をすればいいんだろう。

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今年の彼岸花

新美南吉記念館の横の矢勝川沿いのヒガンバナを見てきた。
今年は9月のはじめ気温が低い日が続いたので
比較的咲くのが早かった。
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今日は、たくさんの人が見に来ていた。
土手の下にカメラの脚立がたくさんたっていると思ったら
この後、川沿いを花嫁行列が歩いたらしい。
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川の向こうでは紙芝居をやっていた。
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今年は、こんな田んぼアートも。

今日は、ヒガンバナを見ながら散歩するにはもってこいの日だった。
川沿いを吹く風が、気持ちよかった。

ももたろう43号

わたしたちの同人誌「ももたろう」の43号ができあがった。
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今回の表紙はピンク。
かわいい本ができあがった。
今回は12作品。
わたしは、ここ数年連載している「学舎は、その胸に君を抱きしめる」の6回目を載せた。
今回、もうひとつの学校に行ってしまった子どもたちは
元の学校と連絡をとることに成功する。
今回の作品で個人的に好きなのは
清野志津子さんの「よかよかくん」。
幼年童話なのだけど、心がほっこりする名作だ。

興味を持たれた方は、こちらをご覧ください。

朝からいい香りがすると思ったら
キンモクセイが咲き始めていた。
2017kinmokusei
去年は、枝を払いすぎたため
あんまり咲かなかった。
今年は反省して、触らなかった。
今年は、9月最初に涼しかったせいか
少し早いな。
キンモクセイの香りがするだけでうれしくなる。
気がつくと、たくさん息を吸っている。

幽霊魚

福田隆浩「幽霊魚」(講談社)を読んだ。
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小学校6年の知希は、父の転勤で九州の島に引っ越してくる。母親は、島ではぜん息の妹の病院が心配だと言って着いてこなかったので、知希は島で父と二人で暮らしている。母とはなぜか昔からうまく言っていない。自分は母に嫌われていると思っている。
島に引っ越してきたものの友だちのできない知希は、つりをしているときに英治、正人に声をかけられる。二人とも隣のクラスで、乱暴者として知られている。特に英治は、母親が家を出てからすぐキレるようになったという。そんな英治は、「幽霊魚」の話を知希にする。
そして「幽霊魚をつかまえたら、大事なものはみんな取り戻せる」というのだ。

都会では、仲間に言われるままに万引きをしていた知希が
島で英治と出会ったことで成長していく正当派児童文学。
情景描写がすばらしく
目の前に島の自然が見えてくるようだった。
最後の幽霊魚との攻防は迫力があった。
正直言うと、「あれはどうなったの?」と消化しきれなかった部分もあるのだが
それでも読み応えのある1冊だった。

天と地の方程式1

富安陽子「天と地の方程式1」(講談社)を読んだ。
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アレイは、連日おかしな夢を見ていた。サルに「クルスノオカに来い」と言われる夢だ。
クルスノオカとかなんだろう? そう思っていた矢先、引っ越すことになった。
新しく行くことになった学校は「来栖の丘学園」。
見えない力に呼び寄せられているらしい。

古事記を下敷きとした、学園ファンタジー。
宅地開発で、黄泉ツ神を封印していた岩戸が開けられてしまった。
増殖する黄泉ツ国を再び封印すべく巫(カンナギ)たちが集められる。
しかし、そのカンナギたち、自分たちがそんな能力者であることはまったく気づいていないのだ。
一度見たら忘れない記憶力を持つアレイこと田代有礼と
数学だけは天才だが、あとはまったく何もできないQこと厩舎修のかけ合いが絶妙。

中学生以上におすすめ。
小学生には無理かな。

夏休みの秘密の友だち

富安陽子「シノダ! 夏休みの秘密の友だち」(偕成社)を読んだ。
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狐のママと人間のパパを持つユイとタクミ。夏休みに、初めて二人だけでパパの故郷の町に行くことになった。行きの電車でうっかり寝過ごしてしまい、あわてて降りた駅は「荒神口」。ユイの携帯電話におじいちゃんから電話がかかってくるが、そんな駅はないという。それでもなんとか、おじいちゃんの家の近くまで行くバスを見つけ乗り込むと、他の乗客はなんだか様子がおかしい。声は聞こえるし気配はあるのだけど、姿が見えない。どうもみんな「ナツギ祭り」に招待されたお客らしいのだ。
 
人気の「シノダシリーズ」の9巻。
二人が、ナツギ祭りに参加するまでの流れが、読んでいて本当にわくわくした。
ああ、ここがこうつながって、そうか、そういうことだったんだ。
今さらながら、作者のストーリー回しのうまさに感動した。
ユイとタクミがここで出会う友だちは、トビ丸とキジ丸という狐の兄弟。まだ、上手に化けられないのにお兄ちゃんについてきてしまった弟のキジ丸がかわいい。おにいちゃんのトビ丸は、少年らしくさわやかだ。
夏の出会いというのはどうして、こう胸がキュンとするのだろう。
四人がいっしょに過ごした夏に、わたしも参加したくなった。

後書きを読む限り、もう10巻のストーリーはできているようだ。
懐かしい再会のサプライズがあるらしい。
今から楽しみ!


紙芝居文化の会 あいち

童心社の販売促進部のOさんのお誘いで、昨日は、「紙芝居文化の会 あいち」主催の紙芝居の講座に参加させていただいた。
今回のテーマは「平和を願って 紙芝居の歴史」で、講師は元童心社編集者の日下部茂子さん。
講座の始まる前にご挨拶をさせていただいたら、
「わたし、ポケネコシリーズ、好きだったんですよ」と言ってくださった。

紙芝居の歴史の話は、興味深かった。
子どもの健やかな成長を願って作られていたはずの紙芝居が
戦時中は戦争への意欲向上の国策として利用されていたという事実は衝撃的だった。
途中、紙芝居文化の会の方による紙芝居の上演もあり
なるほど紙芝居とはこうして読むのかと感心した。

会の終わりに、紙芝居の販売もあったのだが
わたしの本も、いっしょに売ってくださった。
そこに飾ってあったパネル、
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もらいました~

会終了後、紙芝居文化の会の方々との会食にもまぜていただいたのだが
久々に「熱い人たち」に会った気がした。
紙芝居文化は、こういう熱意のある人たちによって
受け継がれて
さらに進化しているのだなと思った。

招き犬!?ゴンチャロフ

現在、日曜版しんぶん赤旗では「ぽけねこにゃんころりん」のコミック版が連載中。
先月まで「ポケネコにゃんころりん8巻 影だけのねこの秘密」を連載していたのだが
現在は「招き犬!? ゴンチャロフ」が始まっている。
同じクラスのこの犬が、冊子に取り上げられるのを見たカズは
「うちのゴンチャロフのほうが絶対かわいい」と
テレビの番組に応募することにする。

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この番組が大好評!
なんと再度オファーが来る。
そしてさらに……。

ほらそこのあなた、読みたくなってきたでしょう。
このお話、書き下ろしだから
ここでしか読めないのだよね。

ゴンチャロフ編が終わった後は
ジュリエット編と続く予定。

コミックで発売してもらえるといいのになあ。

あり?

昨日の昼間、二階の寝室に行って
なにげなく三面鏡の横にあったティッシュボックスに目をやり
あれ?っと思った。
なんだ? 白いティッシュに黒い点々がいくつも……。
よく見ると、蟻!
何十匹もの蟻が、何がうれしいのかティッシュペーパーにたかっている。
うわっ。
なんじゃこれは。

ティッシュボックスごと、まずはベランダに。
なんで、こんなところに蟻がいるのだろう?
中で虫でも死んでいるのかと思って
ティッシュを出して見たけど、なにもない。
外に出された蟻は、我に返ったかのように、
ティッシュから離れて、三々五々散っていく。

部屋に戻り、蟻の経路を探す。
どこからどうやって来たのか。
多くの蟻はティッシュペーパーとともにベランダに出たらしく
ほとんど残ってはいなかった。
でも、数匹うろうろしているのをたどっていくと
窓から来たような気がする。
窓を開けて外を見る。
壁に蟻の姿はないけど、おそらくこの下の地面からよじ登ってきたにちがいない。

しかし、なぜ?
何を思って、わざわざ二階の窓まで来たのだろう。
蟻から見たら、エベレスト並みの高さのこの窓がなんでわかったんだろう。
まさか、地面にいるとき、
「あ、二階からいいにおいがするぞ」と思ったわけではあるまい。

ここで推理するに
一匹のフロンティアスピリッツにあふれた蟻が、
「この壁を越えたとき、なにか新しい世界があるにちがいない」と壁を登り始めた。
蟻というのは、歩くとおしりから液を出すらしい。
そのにおいをかぎつけ、次の蟻が続き、その続いてきた蟻のにおいをかいで次の蟻が続く。
最初の一匹は、特に当てもなく歩き始めたのだが
次々とその後ろをついてくるものが出始め、気がつくと行列だ。
もう後にはもどれない。
じりじりと焼け付くような壁を蟻は登る。
なぜ、こんなつらい旅に出たのか。
後ろからは無言の圧力が迫ってくる。
「この先に、さぞいいものあるんだろうな」「そうでなけりゃあ、ゆるせない」
「これはまずい」と最初の蟻は思う。
とりあえず、どこかに行かないと、ひどい目にあいそうだ。
幸い、歩いているうちに窓を発見した。
レールのところから潜り込むと、なんとか中に入れた。
しかし、そこからが問題だった。
この部屋には、食べ物になるものがなにもないのだ。
ごまかすものはないか。
そのとき、蟻の目には見えたのだ。綿菓子のごとく白いティッシュが。
よし! ここだ。
そして大きな声で叫んだ。
「うわ~! なんて甘い綿菓子なんだ~!!」
疲れ果てていた後の蟻たちは、正しい判断力がなくなっていた。
「ほんとだ」「わたがしだ」「うわ~い」

なんていう話だったにちがいない。
たぶん。

追記
ネットで調べたら、蟻ってティッシュにたかるらしい。
でも、ティッシュのメーカーによるとか。
蟻がどこのティッシュがお好みなのだろう

パクる

オリンピックのエンブレムが取り消しになったそうで。

まあ、その方がいいかなと思うけど

何が驚いたかって
佐野氏の会見

「わたしはパクったことはありません」

パクる?

パクるという言葉は知ってる。
冗談半分で使ったこともある。
テレビで、「おまえら、サツにパクられんじゃねえぞ」とか
「人のギャグ、パクるんじゃねー」とか
聞いたことはあるよ。

でもね
こういう記者会見で使う言葉だとは思わなかった。
なんで、誰もつっこまないんだろう。
「パクったことない」とか
きちんとした場では使わないでしょ? たぶん。
たったそれだけのことだけど
佐野氏に疑問を抱いてしまった次第である。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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