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春の畑で

昨日は、春を思わせる天気だった。
それで、夫と南知多の『はな広場』に言ってきた。
はな広場は観光用の花畑。
夏には一面のひまわり畑になる。
その時々に、咲いているものは変わるが、今は菜の花と河津桜。
nanohana 28
広~い敷地は、黄色いじゅうたんが敷き詰められているよう。
菜の花の香りなんてふだん意識しないのだが
「ああ、これこれ。この香りだ」と思った。
春の香り。
中に入ると、蜂がさかんに蜜を集めていた。
入るときに、袋とはさみをわたされ、『食用』につめられるだけとればいいといわれたので
鑑賞しつつ、『菜花』をとる。
はじめは、「そんなにいらないよね」とか言っていたのに
取り出したら、主婦の血が騒ぎ出す。
「そんなに食べないんじゃない?」ととろうとしない夫に、
「そんなことないよ。辛子和え、子どもたち好きだし。冷凍にすればもつし。
ほら、このへんのやわらかいとこ取って」
と指示を出す。
いつのまにかメインは鑑賞より食材集めだ。
kyabetu
キャベツ畑でも一人一個キャベツをとっていいと言われた。
カマで切り取ったのだが、意外に力がいる。
夫と二人で行ったので2個、とっていい。
実は一昨日、キャベツを買ったばかりだ。
だからいらないはずなのに、ああ主婦の血が……。
しっかり、大きいのを二個、とった。

花も畑に咲いているのを一人10本とっていいと言われたが
花はいい。
食べられないから。

kawazuzakura
畑の脇では、河津桜が満開。
空ではしきりにヒバリがさえずっている。
ああ、春だなあ…
伸びの一つもしたいところだが、キャベツと菜花で手はふさがっている。

出口の所では、野菜も売られている。
葉付きの大きな大根、ブロッコリー、新ジャガイモ、にんじん、里芋等々
ものすごく安く売っている。
両手に持った食材は夫に渡し
さらに野菜購入。

春を味わいに行ったつもりだったのだが
結局、ただの買い物になった。
しかたないじゃん、主婦なんだから。
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あひるの手紙

朽木祥「あひるの手紙」(佼成出版社)を読んだ。
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ある日、一年生のクラスに不思議な手紙が届く。
『あひる』とだけ書かれている。
それはちかくにすむ「たなかけんいち」さんからのもの。
けんいちさんは、24歳だが、最近ひらがなが書けるようになって
1年生たちと文通したいらしい。
でも「あひる」にどんな返事を書いたらいいのか。

1年生と多分障害を持ったけんいちさんとのやりとりがほほえましい。

実際にあった出来事が元になっているらしい。
私がこのクラスの担任だったら
こんな優しい時間を子どもたちにもたせてあげることはできなかっただろう。

低学年から読める。

孫と私の小さな歴史

佐藤愛子「孫と私の小さな歴史」(文藝春秋社)を読んだ。
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作家佐藤愛子が孫が赤ん坊の頃からいっしょにとってきた年賀状写真と、それにまつわるエピソードや孫や娘の意見。
年賀状写真というと、家族そろっておすまししたモノや
子どものかわいい笑顔をプリントしたものを思い浮かべるが、そうではない。
毎年、くだらな~い仮装をしているのだ。
表紙のトトロは、一番まともでかわいい。
あとは、二人がちょうちんブルマで行進する「運動会」とか
頭に矢が刺さった生首に扮する作者と、それを拝む老婆に扮する孫とか
はげかつら、股引姿の作者が、頭にいくつものカーラーをまく割烹着姿のまごに殴りかかられている「夫婦げんか」とか
「泥棒」とか「お葬式」(年賀状なのに!)とか「メイドカフェ」とか
よくまあ20年もこんなことをしてきたものだ。
20年と言えば、孫には思春期も反抗期もあっただろうに
そういうことをモノともせず、「やると決めたらやる」佐藤愛子。さすがだ。

写真と交互にはさまれるエッセイというかエピソードも
本当に面白く、久々に声を上げて笑った。

高校、大学と佐藤愛子のエッセイが好きだった。
小説を読むと同じ人物が書いたとは思えない迫力なのだが
エッセイは、とにかくおもしろい。
「ぼうすの花かんざし」「娘と私のアホ旅行」「朝雨女のうでまくり」など
本屋で佐藤愛子のエッセイを見つけたら必ず買っていた。

とにかく熱い人なのだ。
そしていつも怒っている。
理不尽な怒りではないが、けっこう自分勝手だったり
くだらないことで怒っていたりする。
私はそれを読みながら、電車の中で声を出して笑っていた。

佐藤愛子が、遠藤周作の学生時代のあこがれのマドンナだったというのは
遠藤周作のエッセイで知った。
才能に惚れたとかではなく、美人だったので目を引いたらしい。
美人で、威勢が良く、イノシシのようなタイプだ。
元夫の作った多額の借金を、一人で返したというエピソードは有名だ。

一度だけ講演会に行ったことがある。
「私の兄は『小さい秋みつけた』という短い言葉を何度くり返すという、日本で一番少ない言葉で詩を書き、お金を稼いだ詩人です」と、兄サトウハチローのことを語っていた。
文章にすると、乱暴にみえるが、愛情のこもった語り口調だった。

亡くなった母よりも年上の大正生まれ。
今もまだ元気で、くだらないことで怒っていらっしゃるかと思うとちょっとうれしい。

朝が来る

辻村深月「朝が来る」(文藝春秋社)を読んだ。
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第一章は、6歳の息子朝斗と夫との幸せで平穏な暮らしをしている佐都子のところに
「子どもを返してください」という電話がかかってくる。
それは、息子の生みの母からのものだった。
朝斗は「特別養子縁組」で、佐都子の元に来た子どもなのだ。

第二章は、不妊治療の末、特別養子縁組のいう形にたどり着いた夫婦の話だ。
長い長いトンネルの先にようやく見つけた出口が朝斗だった。
読んでいると、佐都子の苦しい気持ちが痛いほど伝わってきた。
赤ん坊をようやく手にした夫婦が、
子どもを産んだまだ中学生の母親に「ありがとうございました」とお礼を言うシーンは、泣けた。
他人の子どもをもらうことを「犬やネコのように」という心ない言い方をする人もいるけれど
血のつながりなどなくても、子どもは子どもだ。
この章は、本当に感動的だった。

第三章は、その子どもを産んだ中学生、ひかりの話だ。
ひかりは、その頃つきあった男の子の子どもを妊娠するが、
まだ初潮前だったために、妊娠に気づかなかった。
わかったときには、もう引き返せない状態だった。
特別養子縁組を扱う「ベビーバトン」に間に入ってもらい、子どもを佐都子たちにわたす。
その後のひかりは、もう元の中学生の生活にはもどれなくなっている。
誰かに秘密を知られたとかではなく、そんな気持ちにもどれないのだ。
十七で家出をした後の、ひかりの転落人生は、「なんで?」という感じだった。
考えがなさ過ぎる。
誰かにちゃんと相談しろよと思った。

第四章で、二人の母と朝斗が会う。
ここがクライマックスなのだが
その前のひかりの転落人生の印象が強すぎて
「特別養子縁組」の感動的な話がどこかに飛んでいった。

中京テレビ、というのをこちらでは見るのだが
この中京テレビで前に「特別養子縁組」のルポを放送していた。
望まれない妊娠で生まれた子どもを
出産直後から養子に出すことで、戸籍にも実子として記載されるのだそうだ。
特別養子縁組を望む母親は、寮のようなところで生まれるまで生活し
出産したら、子どもをわたし、出て行く。
つい最近「マザーズ」というドラマとしても放送していた。
17歳の母親が主人公だった。

「朝が来る」の中で、佐都子は息子がうんと小さな頃から
「もう一人のお母さん」がいることを話している。
そして、息子とともに「もう一人」の母親のことを気遣うのだ。
こんな人がお母さんになってくれたら、産みの母親も、子どもも幸せだ。
実際には、「血」を重んじる日本の土壌では
養子を迎えることは簡単なことではない。
アメリカなんかだと、自分の子がいても養子を迎えたりしているのに
考え方が根本的にちがうのだろう。
だけど、子どもが欲しくて欲しくてたまらない人は
日本にもたくさんいると思う。

数日前も、高校生が子どもを産んだものの、どうすることのできずに
放置の末死亡させたとニュースでやっていた。
あなたにとってはいらない命も
必要と思ってくれる人がいる。
それを誰かが教えてくれていたら良かったのにと思う。

どろぼうのどろぼん

斉藤倫「どろぼうのどろぼん」(福音館書店)を読んだ。
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「子どもというには年をとりすぎているけど、おじいさんというには若すぎる。背はのっぽというには低すぎるけど、ちびというには高すぎる」という、特徴のないどろぼうのどろぼんは、
ある雨の日に、一人の刑事の前に自分の両手を差し出す。
「逮捕してください」というように。
どろぼんは、事情聴取で、刑事たちに、それまでの盗みについて打ち明ける。
どろぼんは、モノの声が聞こえる不思議な能力を持っていて、
持ち主がその存在さえ忘れてしまったモノを盗み出しているのだ。
存在さえ忘れられているので、盗まれた方も気づかない。
盗んだと言うより、救い出したと言った方がいい。
今まで盗んだものは、忘れられていた古い黒電話。亡くなった持ち主が、処分してしまいたかった指輪。
傘立て代わりにしてしまい込まれていた花器。
みんなが互いに押し付け合い、そのままだと燃やされてしまうところだった絵等々。
どろぼんは、モノの声に引き寄せられ、誰にも気づかれず、盗みを行う。
なのに、そんなどろぼんの力は、あるものを盗んでしまったために、おとろえてしまうのだ。
そのあるものとは……。

おもしろかったぁ。
本当は、図書館で借りたものの、タイトルが好きになれず
(特に表紙の「ろ」の形が嫌。同じく福音館の「岸辺のヤービ」の表紙も「ヤ~ビ」って表記されていて
「ヤービ」か「ヤ~ビ」かはっきりしなくて嫌)
そのまま返そうかと思っていた。
けど、返さなくて良かった。
読み始めたら、やめられなくて一気に読んだ。
読んで大正解だった。

作者の斉藤倫は、詩人。
だからだろう。表現が美しい。
でも、ふんわり雰囲気がいいだけのお話ではない。
長編小説ははじめてだそうだ。
この作品で、昨年、日本児童文学者協会新人賞、小学館児童出版文化賞を受賞している。

この作品も「モノ」の思いを書いている。
この前読んだ「風船教室」もそうだ。
そして、拙作「テディベア探偵」シリーズも「モノにも思いがある」というストーリーで書いている。
でも、みんな、アプローチの仕方が全然ちがって
やっぱりお話作りって奥が深いなと思った。

「あん」「風船教室」 

大量に付箋をつけた原稿を、昨夜、宅配便で送った。
まだ書きかけの原稿もあるのだが
今日は本を読もうと決めて2冊、一気に読んだ。

一冊目 ドリアン助川「あん」(ポプラ社)
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線路沿いにある小さなどら焼きの店「どら春」。店長の千太郎は、覚せい剤の受け渡しの罪で2年間、刑務所に入っていた。その後、いろいろないきさつでこの店を任されているものの、やる気があるわけでもなく毎日をすごしている。どら焼きのあんは、缶に入った既製品を使っている。そこに、七十過ぎの手に障害を持ったおばあさん・徳江が「雇って欲しい」とやってくる。はじめは取り合わなかったが、徳江の作る「あん」のおいしさに惹かれ、採用する。彼女の作るあんのおかげで、店は繁盛するのだが、ある日をさかいに客足が減る。それは、徳江が「ハンセン病」だからだと、店のオーナーから言われる。そして、一刻も早くやめてもらえと。

ハンセン病の物語は、今までも読んだことはある。
だけど、多分、そんなにピンときていなかったのだろう。
徳江の生い立ちを読んでいて、泣きそうになった。
徳江は14歳で発病し、隔離病棟に入れられ、50年以上過ごしている。
何度も何度も自分が生きている意味を問いかけながら。
そして最後にたどり着くのだ。誰にも生まれてきた意味はあると。

本当は小学生にも読ませたいが、少し難しい。
中学生以上におすすめ。

二冊目は吉野万理子「風船教室」(金の星社)
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6年生の時生は、父さんといっしょに、亡くなった母さんのお父さん(おじいちゃん)の家に住むことになる。
おじいちゃんの夢を叶えるために、引っ越すことにしたのだというが、詳しいことはわからない。
転校した学校は、小さな学校で、6年生はたったの3人。
でも、それより驚いたのは、全員が風船をもっていること。
入学した日から卒業まで持ち続けるのだという。
時生の風船は、ピンクの風船。
転校の翌日、学校に置いてきたはずの風船が、玄関の前まで飛んできていた。
誰かのいたずらだろうと思ったのだが、どうもおかしい。

はじめは、不満を持ちながら田舎の学校や生活になじんでいく小学生の話だと思って読んでいたが
ええ? こういう展開? 驚いた。
でも、まあ、そうね。そういうことね。
ファンタジー?
考え方は、わたしとよく似てるなと思った。

ただ、何十年も風船を先生たちが子どもたちに配り続けていたこととか
おじいちゃんの思いとか
少々すっきりしなかった。

お仕事中

現在、5月に出版予定の本の原稿の直しをしているところ。
takusanhusen
原稿から顔を出してるのは、付箋。
こけし、うさぎ、ねこみみ、お猿などなど。
かわいいけど、こんなにあると、ちょっと不気味かも。

同じ原稿を、何度読んでも、必ず直すところが見つかるのって不思議。
この原稿だって、ついこの間、同じくらい付箋を入れて直してもらったのに。
付箋なんて、あっという間になくなる。
でも、本になっちゃうともう直せないので
直すなら今しかない。

5月、いい本になって、皆様の前にお出しできることを願っております。

数え歌

ポケネコのイラストを描いてくれた沢音千尋さんのブログを見ていたら、子どもの頃お手玉の時歌っていた数え歌について書いてあった。
♪一かけ二かけて三かけて 橋の欄干腰掛けて♪
聞いたこともない歌だ。
西南戦争のこととか出てくるらしい。
詳しいことがわかるというHPのアドレスがはってあったので開いてみた。
ページを開くとバックに音楽が流れてきた。
一かけ二かけて
あれ? この曲知ってる。
わたしたちは
♪一番はじめは一宮 二は日光東照宮 三は佐倉の宗五郎…♪
と言う歌詞で歌ってた。
長縄飛びの歌だ。
十までは普通に地名が出てくるのだが、
十一からにわかに様相が変わる。
♪十一心願かけたなら浪子の病もなおらんか。
 武雄が戦争にいくときは、白い白い真っ白い
 ハンカチふりふり ねえあなた
 早く帰ってちょうだいね♪
となり、最後は♪泣いて血を吐くホトトギス ホトトギス♪となる。
子供心になんて不気味な歌だろうと思った。
こんなのに合わせて縄を飛ぶなんておかしいと思った。
高学年のお姉さんに意味を聞いても誰もわからなかった。
テレビドラマで「肺結核の人は血を吐く」と言っていたので
浪子の病は結核なのだろうと思った。
高校時代、文学史を勉強しているとき、「浪子」と「武雄」の出てくる「不如帰」(徳冨蘆花)の存在に気づき驚いた。
多分、あの歌は、このお話を歌っているんだな、と思った。
こちらは日清戦争だ。
ちなみにこの歌の後半には、日露戦争がからんでくるらしい。
 一番はじめは一宮

沢音さんは広島の出身だ。
私は愛知。
ちなみに夫の故郷三重でも「一番はじめは一宮」らしい。
地域によって同じ曲でも歌詞がちがうのだろうか。
それともこれは、長い長い歴史の歌で
地域によって、歌い継がれた箇所がちがうのだろうか。

これをお読みの皆様
皆様の故郷では、なんと歌っていましたか?

信長協奏曲

久々に映画を見に行った。
「信長協奏曲」
いつもながらミーハーで
全然芸術的じゃない映画ですみません。
でも、ドラマでやってたときからずっと見ていたのだ。

いきなり、「続きは映画で!」という形でドラマが終わってしまい、
しかもその肝心の映画が、すっごい先の話だったので
「これは、ここまでの筋を忘れる」と思ったら
なんてことはなく
最近夕方に再放送をしているのだ。
そこでDVDにとって、夫と復習し、本日の映画に望んだ。

知っている人も多いと思うが
高校生のサブローが戦国時代にタイムスリップし
そこで自分とうり二つの織田信長に会い入れ替わるという物語だ。
原作は同名のマンガ。
主演は小栗旬。奥さんの帰蝶(濃姫)は柴崎コウ。
タイムトラベルものは、私も夫も大好きなので
この映画をすごく楽しみにしていた。

おもしろかった。

歴史の史実がどうのこうのなんて言い出したら突っ込みどころ満載ではあるが、
サブローを囲む家臣たちが、まるで青春映画を見るようにさわやかだったり
帰蝶とサブローのやりとりが、「ロングバケーション」のように胸キュンものだったり
いやあ、満足だよ、わたしは。
向井理がかっこよかったし。
小栗旬も二役を上手く演じわけていた。
キャスティングがいいなあとおもった。
山田孝之は、若手の悪役№1だな。
(佐藤浩市、山田孝之が映画に出てきたら、
ああ、この人が犯人なのかと一目でわかる)

映画の中で、家康がすごい女好きに描かれていたが
愛知では、その昔、家康が江戸に行くときに
岡崎(家康のいた)に住むきれいな女はみんな連れて行ってしまったので
岡崎には美人はいないと、
岡崎の人が聞いたら、ブログが炎上しそうな話が残されている。
そんな家康を濱田岳が、お茶目に演じていて私は一人ウケていた。

美人で名高いお市の方を、水原希子がやるのはどうかと思ったけど。
(もう少し日本風の顔の人がいいかと)

タイムトラベルもの、書いてみたいなあ。

全然話は違うが、愛知では今でも「尾張」「三河」といういい方は普通に存在している。
信長や家康の時代は、とうの昔に終わったのに
所々に「記し」が残っているのっていいなと思う。
ちなみに知多半島は尾張。
織田の領地だったのだと思うとちょっと不思議な気分。

水晶玉を見つめるな!

赤羽じゅんこ「水晶玉をみつめるな!」(講談社)を読んだ。
suishoudama.png
駿介は川で水晶玉を拾う。それを使ってインチキ占いをしているときに、本当に水晶玉の中に何かが浮かびはじめた。
そして、その光景は現実ものものに。
はじめは、未来が見えるのかと思ったが、そうではなく
願ったことを実現するのだと気づく。
でも、どんな願いでも叶うわけではなく、誰かを不幸にする願いだけ叶えるらしい。

だれでも、心の中に欲望はある。
こどもだってそうだ。
駿介の心の中の欲望とそこから起こる現実に読者はハラハラすることだろう。
駿介と親友拓真のキャラクターが、リアルで、
これはもう、子どもたちは絶対自分と重ねるな、と思った。
面白く、一気に読めた。

作者の赤羽さんは、ももたろう同人。
この「水晶玉を見つめるな!」は、「ももたろう7号」に載せた作品だ。
1997年10月。19年も前だ。
でも、ちゃんと今の子どもたちに合うように、しっかりと改稿されている。

赤羽さんは、保育園などで配られる幼児用の絵本も多く手がけている。
来月には、「おりがみのおひなさま」(こどものくにチューリップ版 鈴木出版)も出る。
ohinasama.jpg
ちいさなゆなちゃんとおひな様のとてもかわいらしいお話だ。
これを受け取って家に帰る子どもたちの笑顔が目に見えるようだ。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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