FC2ブログ

講演会のお知らせ

毎月、28日前後にお墓参りに行く。
家から歩いて10分くらい。
長男のお墓と両親のお墓。

長男のお墓には、お地蔵様が立ててあるのだけど、
昨日行ったら、お地蔵様と線香たての間で猫が寝てた。
ぽかぽかした日だったから、日向ぼっこに最適だったんだろうけど。
わたしがしゃがみこんでも、逃げようともしない。
「もしかして、いつもお世話になってる?」
と、話しかけたらようやく起き上がって、去っていった。

ひょっとしたら、息子が遊んでもらってるんだろうか?
きっと猫も犬も大好きな子だろうから。
時々来て遊んで行ってくれるといいな。

帰ってから、夫と金木犀の木を剪定した。
花が終わったので、切るならいまだ。
脚立、枝切ばさみ、のこぎり、高枝バサミ
我が家にある道具を総動員して、枝をはらった。
どうなるかと思ったけど、なんとか終了。
ふた周りほど小さくなった。

明日から11月だ。

さて、11月ひとつ大きな仕事がある。

2016年11月12日(土)
山梨県立図書館1階 イベントスペース西 で講演会を行います。

こぶんたん(子どもの文学探検隊)20周年記念講演会

演題 「ヘンな子ちゃん、作家になる」
  13時30分 開場
  14時     開演 

       入場無料 定員150名
         (いや、こないよ、こんなに……)

今まで講演会は、なんどもしているし
人前でしゃべるのが商売のような仕事をしてきたので
話すこと自体は心配していない。
たいしたことは話せなくても、あがったりはしないと思う。
しかし、今までの講演会は、子供とか保護者とか先生たちとか司書さんたちとか
すでに何人くるかとか対象がだれかとか決まっていたのだけど
今回は、まったく不明。
甲府市の教育委員会後援なので、学校にチラシは配布されているようだけど、
人、集まるのかなあ。
ガラガラだと、主催者の人たちに申し訳ないよなあ。

そして、不安はもうひとつ。

甲府までは、名古屋から「しなの」に乗り、塩尻で「あずさ」に乗り換えていくのだけど
電車が「振り子電車」ってやつなのだ。
わたし、乗り物にものすごくよわいんだけど、酔わずにいけるか?
先にお酒でも飲んで酔っていくか?

あ~。
へんなところで心配だ~。    
スポンサーサイト



ホワイトレイブンス2016

ドイツのミュンヘン国際児童図書館が、世界の優れた児童書を多くの国の子どもたちに読んでもらうことを目的として「ホワイトレイブンス」という児童図書目録を刊行している。毎年、60カ国の中から200作品が選ばれるらしい。

そして、なんと、今年、その一つに
「先生、しゅくだいわすれました」(童心社)が選ばれました!
senseishukudai

びっくり!

むこうのHPにも、「先生、しゅくだいわすれました」が紹介されている。
The White Ravens
英語だし、わかんな~いと思ってたら、
童心社Oさんの娘さんが、訳してくださった。

> ◇
> 表紙を見てみると、教室にはエイリアンやネズミ、カメがいるのが見て取れます。
> 実はそれらはみな、児童たちが宿題をやってくることができなかった理由なのです。
> 物語は、ある時 ひとりの児童が、
> 「宿題ができなかったんです、だって病気になっちゃったから」とうそをつくと、先生が、
> 「それならばもっとちゃーんとした説明を考えてこなきゃね」 と返すところから始まります。
> そこで次の朝、その児童は宿題をやってこられなかった訳を、 エイリアンに掛け算を教えるのに忙しくてできなかったからだと説明したのです。
> それからというもの、毎日誰かしらが、想像に富んだ理由をつけては、宿題を忘れたと、言うようになります。
> そんなある日、宿題を出すはずの先生自身が、宿題のプリントを作るのを忘れてきたというのです。
> さて、先生の理由とは?
>
> 学校を題材にした物語の非常に多くには、イジメや家庭内暴力、貧困といったような
> 現実(の世界)における深刻なテーマが組み込まれるなか、この楽しい本は、
> 互いを尊重し合うことに基づいた 先生と児童の関係(関わり合い)を描いているのです。
> 本に登場する子どもたちの、短くも拙くもありながらも、面白く練り上げたストーリーは、
> 本をあまり読まないという子にも響くはずです。
> ◇

「宿題忘れたら、上手に嘘をつこう」なんていうふとどきな話が
世界でも認められるなんて感激!

王様に恋した魔女

柏葉幸子「王様に恋した魔女」(講談社)を読んだ。
ousamanikousitamajo
その頃、魔女は受難の時期を過ごしていた。
魔女狩りが行われていた時代。
森の中に身を隠すもの、魔女ということを隠し人間の女として暮らすもの、
王に仕え、国を守り戦う「杖殿」になるもの。
そんな魔女たちの短編集。

一番心に残ったのは、
魔女ということを隠し、人間に嫁ぎ子をなしたものの
魔女ということがバレたとたん、夫の態度が豹変してしまう下り。
魔女の娘は、魔女の血を引いてしまう。
娘の命を救うため、娘を手放す母親は切ない。たとえ、魔女でも。

好きなのは、「竜になりたかったお姫様」
これは、胸キュンのラブストーリー。

今まで読んだ「魔女」ものとは
ちょっとちがう。
少し、大人風味の魔女のお話。

辺獄のシュベスタ4

竹良実「辺獄のシュベスタ4」(小学館)を読んだ。
hengoku4
着々と勢力を伸ばしていくクラウストルム修道会。
エラたちは、修道院の中で幻覚を見せるクスリ漬けの食事を摂らずに
冬を越そうと食料を備蓄しはじめる。
また、監督生になって院のかぎ束を手に入れたいと考える。
修道会への反逆を隠し生き延びるための策を練るが……。

ますます加速度がついてきた。
読みおわるといつも、「はあ」と大きく息をついてしまう。
どうも、この本を読んでいるとき
息をつめてしまう。

この作者の漫画は、絵も上手いけれど
いつも文章に心惹かれる。
今回も
「希望は、どんな遠くを見渡しても見つからない。それはいつも手の中から生まれるものだ」
「この世にあらゆる物理にも逆らい得るものがあるとすれば、それはただひとつ、人間の意志である」とか。

作者は、ももたろう同人Tさんのお子さんなのだが
どんな育て方をすれば
こんな名言を放てる人間になるのか、教えてほしい。

マンガ界に詳しいわけではないけれど
竹良実という漫画家は、とんでもない才能を持つ作家なのではないか。

ねこまつりのしょうたいじょう

いとうみく「ねこまつりのしょうたいじょう」(金の星社)を読んだ。
nekomaturi
夏休みの終わり、小学3年生の耕太は、食べていたアイスの棒に「あたり」の文字を発見。
でも、よく見るとその下に何か書いてある。
「ネコゾク ネコマツリ ゴショウタイ」
会場となっているさんかく山に行った耕太は、そこでネコゾクに会う。
飼い猫でも、野良猫でもなく、人間と対等の存在として生きるネコゾク。
祭りを開くためには、人間の子の手で三つの供物を集める必要があるらしい。

「ねこまつりしょうたいじょう」なんて題名を見ただけで
猫好きなら、いや、猫が好きじゃなくっても「おもしろそう! 読みたい!」となるはずだ。
しかも、招待状がアイスの棒に小さく小さく書いてあるあたりが
秘密めいていてわくわくする。
供物を集める耕太のお供のタマジロウとちび猫ミャーキチとのやりとりも楽しい。
こんな夏の思い出だったら、あとで宿題ができてなくてしかられようともかまわない!

ちょっと文字は多いけど、
中学年からなら十分楽しめる。

booksえみたす

昨日に引き続き書店さんで「神隠しの教室」発見。

今日行ったのは、西尾のヴェルサウォーク(旧アピタ)のbooksえみたす。
ここは、夏に「夜間中学へようこそ」を平積みしてくれていると聞いていた。
初めて行ったのだが、絵本がすごくたくさん置いてあった。
そして、「神隠しの教室」は
emitasu
中央の目立つところに平積みされていた
しかも、その後ろには「先生、しゅくだいわすれました」も平積みになっている。
しかもしかも、裏側には「テディベア探偵」も置いてあった。

わざわざ行った甲斐があった

booksえみたす様
童心社の販売部のみなさま、ありがとうございます。

ぞくぞく村のにじ色ドラゴン

末吉暁子「ぞくぞく村のにじ色ドラゴン」(あかね書房)を読んだ。
nijiirodoragon
ぞくぞく村では、月がにじ色にかがやくレインボウムーンの夜になると
どこからともなくにじ色のドラゴンがとんできて、花火大会をくり広げる。
それもただの花火ではなくて、うまく網ですくい取れば
家に持ち帰ることだってできるのだ。
ひっしに花火をすくおうとするオバケのグー、スー、ピー。
魔法少女のカルメラちゃんもいっしょだ。
魔女のオバタンだってまけていない。
雪見女のユキミダイフクや、ドラキュラ親子は、うっとりとながめている。
今までシリーズに出てきたキャラクターたちが大集合する。

人気のぞくぞく村シリーズの19巻目。最終巻になる。
末吉先生自身は20巻を目ざされていたらしいが、
残念ながらその夢は叶わなかった。
この作品は、文字が二重に見えるという複視という症状に悩まされながら書き上げたとのことだ。
そんな辛い病床にありながら
お話は、いつもどおり明るく楽しい。
でも、すべてのキャラクターを登場させているところに
口にすることのなかった覚悟を感じさせる。

にじ色ドラゴンは、最後の最後までぞくぞく村の住民たちにたのしい夢を与える。
美しいにじ色ドラゴンは、末吉暁子先生そのものだ。

「神隠しの教室」見~つけた!

本日、イオン東浦店の書店さんで
10211
見~つけた! 「神隠しの教室」
夫が「この本、帯で作者名が見えんね」と鋭い一言。ぎくっ!
私の名前見て買う人なんて、ほとんどいないからいいんだよ。
この本屋さんには
10212
「夜間中学へようこそ」も「先生、しゅくだいわすれました」も置いてある。
ポケネコシリーズも、ずいぶん長いこと10巻までそろえて並べてくれていた。
ありがたい、ありがたい本屋さんだ。

今日はここで、末吉暁子先生の最後の本
「ぞくぞく村のにじいろドラゴン」と
ももたろうの同人Tさんのお子さんのマンガ「辺獄のシュベスタ4」を買ってきた。
感想はまた読んでから。

ももたろう同人のUさんが、「読売新聞の夕刊です」と画像を送ってくださった。
yomiuriyukan
「夜間中学へようこそ」の紹介と感想。
取り上げてくださった蟹田光さん、作家の石井睦美さん、ありがとうございました。

空色バウムクーヘン

吉野万理子「空色バウムクーヘン」(徳間書店)を読んだ。
sorairo
高校に入学したら「お笑い」をやろう、と心に決めていた若葉。
小さくて細くて、見た目は「妖精みたい」と言われるのに、入学早々、相方を物色していた。
そこで目にとまったのが弥生。そんな部活はないのに、真顔で「ウェイトリフティング部にはいりたい」なんて言えるセンスがすばらしいと思ったのだ。
けれど、それはボケではなくて、ウェイトリフティング部は、新設される部だった。
そして、おかしな流れで若葉もウェイトリフティングを始めることに……。

「バウムクーヘン」とは、おかしじゃなくて重量挙げのおもりを表しているらしい。
そう言えば、スポーツジムでそんなの見るなぁと思いだした。
確かにバウムクーヘン型だ。

ここ数年、児童文学の世界もいろいろなものを題材にするようになってきた。
はじめは「お笑い」系。漫才とか落語とか。
それから、部活系。サッカーや野球は昔からあるけど、
卓球(吉野万理子の「チーム」シリーズとか)、陸上、放送、短歌、ダンス、ダブルダッチ、カヌー等々。
こういうのを題材にするためには、勉強しないといけないから、みんな、偉いなあと思う。
ウェイトリフティングもそうだ。
最近、かわいいウェイトリフティングの選手が出てきたので
ぐっと身近になったけれど、知らないことばかりだ。
だからこそ、題材として新鮮だけど、取材とか大変だろうなと思う。

でも、このお話はウェイトリフティングにかけた熱血物語ではなくて、あくまで爽やかな青春小説だ。
弥生は、真剣にオリンピックを目指してはいるもののふつうの高校生の女の子だ。
若葉は、いつのまにかウェイトリフティングにのめり込んでいくけれど、それだけではない。
夢とか恋とか現実とか、二人の前には女子高生としての日常がある。
成長していく高校生たちが、魅力的だ。

吉野万理子の本を読むといつも思う。
「これを映像化してくれぃ!」

大田小学校へ

今日は、東海市の大田小学校を訪問した。
まずは、2年生とその保護者の方に著作の紹介と「がっこうかっぱのイケノオイ」の読み聞かせ。
ootashou28o2
ここ数年、毎年大田小学校には行かせてもらっているのだが
いつもながら、この学校の子どもたちの
お話を聞く態度には驚かされる。
おもしろいところでは笑い、質問すると、即座に手が上がる。
今日は、午後の就学時健診のため、40分授業。
いつもよりかけ足で読み終えた。
授業が終わってから数人のお母さんが、質問にきてくださった。

その後は、6年生。保護者の方もいらしていた。
6年は「作家という職業のやりがい」や「夢を追うことのすばらしさ」について話してほしいとのことなので
普段どんな仕事をしているかや
原稿が本になるまでの流れ、
また、作家になるまでの話をした。
ootahou28o6
「夜間中学へようこそ」を書くために、夜間中学へ取材に行ったことも話した。
今日発売の「神隠しの教室」の紹介もすると、
「絶対読みたい」と、授業の後、何人もの子が本を見に来てくれた。
大田小学校は、本の好きな子が多いらしい。

帰り際、校長先生から「来年もよろしくお願いします」と声をかけていただいた。
来年来るときに、また、「これが、今年出た本です」と紹介できるといいな。

プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR