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くちびるに歌を

DVDで映画「くちびるに歌を」を見た。
kuchibiruniutawo
アンジェラアキ「手紙 拝啓十五のきみへ」をモチーフに書いた中田永一の小説を映画化したもの。
舞台は長崎の五島。
ピアニストの柏木リエは、教師をしている友人が産休に入る際の講師として島に戻ってくる。
合唱部の顧問になるが、こどもたちとなじもうとしない。
合唱部の部長のなずなは、母親を亡くし、父親からは捨てられ祖父母と暮らしている。
悟は、自閉症の兄を職場に迎えにいくために
部活動がおもうようにできない。それでも、自分はそのために生まれたのだと言い切る。
狭い島の中で、子どもも大人もそれぞれの思いをかかえながら生きている。
そんな合唱部がコンクールに歌う歌が「手紙 拝啓十五のきみへ」だ。

岩崎書店編集のOさんに薦められて観たのだが
そんなに、すごく劇的な展開というわけではないのに
後半は、もう泣けて泣けて……。
コンクールの場面で「手紙」を歌っているときは
そこに至るまでの子どもたちとリエの思いが重なり、泣け
コンクール後にみんなで「マイバラード」を歌う場面は
また違う意味で泣け。
一人で観てよかった。
Oさん、いい映画を教えてくださってありがとうございます。


今朝、いつものように朝ドラを観てから犬の散歩に出かけた。
8時15分過ぎ。小学生の登校時間は過ぎている。
家の前の道路に出たとたん、高学年くらいの女の子がこれ以上うつむきようがないくらいうつむいて駈け抜けていった。
顔が見えたわけじゃないけど、多分、知ってる子だ。
ずっとずっと下をむきっぱなしだった。
10メートルくらい歩くと、こんどは道ばたで男の子が座ってた。
前から時々遅い時間に見かける子だ。
そばまで行って、「どうしたの? おなかでも痛いの?」
私が声をかけると、「ううん。疲れたから」
ルウとモカが「どうしたの? どうしたの?」と男の子の顔をのぞき込む。
男の子がちょっとわらった。
「ここ寒いから、頑張って行っておいで」
というと、立ち上がって駆けだしていった。
いろいろあるんだろうな、小学生も。みんな、頑張れ!

って、今朝こんなことがあったよ、と息子その1に話したら
「いやあ。声をかける地域のおばさん。いいねえ」だってさ。
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生もみじ饅頭

「ポケネコにゃんころりん」シリーズの「影だけのねこの秘密」の取材で広島に行ったとき
いろんなもみじ饅頭を買った。
こちらのお店で売っているのは、こしあんのもみじ饅頭だけど
さすが、本場、広島。
たくさんの種類があった。
その時に「生もみじ饅頭」というのも1個だけ買った。
ばら売りだったので、いろんなのを1個ずつ買っていたのだ。
で、あとで食べて、「生もみじ饅頭」のおいしさに驚いた。
自分で食べちゃったので、「ああ、家族に食べさせればよかった」と思った。
でも、どれだけ探しても、こちらには売っていない。
何年もたってしまったので、もう、どんな味なのかも覚えていないが
「生もみじ饅頭はおいしかった」という記憶だけが残っていた。

きのう、息子その1が広島に行く(なぜだか日帰りで)というので
「生もみじ饅頭買ってきて。生モミジ、生モミジ」
忘れそうな気配がただよっていたので、
しつこく言って買ってきてもらった。

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袋の中は、
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かわがもちっとしてる。
おいしい
たくさん買ってきてくれたので、家族に食べさせたいという願いも叶えられて満足

たまちゃんとあかちゃん

どいかや「たまちゃんとあかちゃん」(学研)を読んだ。
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ねこのたまちゃんの家にあかちゃんがやってくきた。泣き声で眠れなかったり、本当は赤ちゃんのほうが悪いのにたまちゃんが叱られたり…。でもたまちゃんは、「わたしのほうがおねえんだもの」と、我慢する。赤ちゃんのいいお姉さんになった。
 赤ちゃんは成長して、たまちゃんよりも大きくなるけど、「いつまでたってもかわいいいもうと」。

なあああんて、かわいい絵なんだろう。
お話も、すごくかわいい。
ネコは飼ったことないけど、こどもといっしょに飼うとこんな感じなんだろうなぁ。

ああ、どいかやさんの絵のついた何かがほしい。

あやしの保健室

染谷果子「あやしの保健室」(小峰書店)を読んだ。
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保健室の妖乃先生は、全校児童の名前を知っている。
それだけじゃない。
なぜその子が保健室に来たのか、どうしたら治るのかも知っている。
例えば、ねたみの心から生まれる「ネタミノフジツボ」を消す「抗ネタミンシロップ」
他の子から姿が見えなくなる「ぼっこマスク」
ムカツク気持ちをはき出させる「チムニートローチ」
妖乃先生の目的は、怒りや悲しみからこぼれ落ちた心をコレクションすることなのだ。

どのアイテムもおもしろく、なるほどなあと思った。

最近は、こういうふしぎな霊力を持ったアイテムを駆使した物語がはやりのようだ。

あかりさん、どこへ行くの?

近藤尚子「あかりさん、どこへ行くの?」(フレーベル館)を読んだ。
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5年生の冬、タケシはいっしょに住んでいる祖母のあかりさんがどこかへんだと感じる。
元々パーキンソン病を煩っているあかりさんは、動きが不自由だったり、薬が切れると動けなくなってしまったりするのだが、それとは違う。
あかりさんの娘であるお母さんは、「へんじゃない」となかなか認めようとしないのだが
やがてタケシにあかりさんは「認知症」になったのだと告げる。
認知症とは、物忘れの激しいのくらいの知識しかなかったタケシは
あかりさんの変わりように驚く。
やがて、家族はあかりさんに振りまわされるようになっていく。

認知症の人といっしょに暮らしている家族は、
本当に大変だと、この本を読んでつくづく感じた。
そんな中で、とまどい、悩みながらも
あかりさんの心に寄り添っていこうとするタケシが心に残った。

「認知症」は、よくテレビでも取り上げられているし
なんとなくわかったような気がしていたが
気づいていないことが多いことを知った。
子どもたちも、「認知症」と言葉では知っていても、現実問題としてはほとんど知らないのではないだろうか。
そういう病気について知るためにも、こういう本は必要だと思う。

茶畑のジャヤ

中川なをみ「茶畑のジャヤ」(すずき出版)を読んだ。
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勉強ができるという理由でクラスの中でいじめを受けている周。
たったひとりの仲間だった洋介まで失い、孤立してしまった。
そんな日々が続いている中、仕事先のスリランカから帰国したおじいちゃんに連れられ
スリランカへと旅立つ。
日本とはまったくちがう風景や気候。お世辞にも清潔とは言えない台所や食事。
そんな中で、周は、ジャヤという少女と知り合う。
そして、長いこと内戦の続いてきたスリランカのことを知る。

一番、心に残ったのは「たくさん想像できる人は、人を殺さない」という言葉だ。
私も、少し前に感じたことがある。
他人にひどい言葉を投げつけられる人、いじめをする人は想像力が足りないのだ。
その言葉をぶつけられたものの思いを想像したり
いじめられた人の思いを想像したりできないのだ。
内戦といじめではスケールがちがうのかもしれないけど
人が人を蔑ろにするという行為においては同じだ。

この本は、今年の全国読書感想文コンクールの課題図書。
確かに高学年の子には是非読んで欲しいお話だ。
正当派の児童文学。

すずき出版というと月間絵本や翻訳物というイメージがあったのだが
こんな本も出しているのだな。

ホワイトレイヴンス2016

ホワイトレイヴンスのリストが見られるようになった。
ホワイトレイヴンス2016
日本からは、「先生、しゅくだいわすれました」以外に
朽木祥さんの「あひるのてがみ」や
中脇初枝さんの「世界の果ての子どもたち」
などが選ばれている。
朽木さんは、毎年のように選ばれている。すごいな。

他の国のお話が全然よめないのが残念。
せめて英語くらいすらすら読めるように勉強すればよかった。

でも、こんないろんな言語の本がならんでいる中に
「先生、しゅくだいわすれました」の文字があるのがうれしい。

父は、私がデビューする前に亡くなっているのだけど
こんなの見たら、大騒ぎだったろうな、と思う。

手書きPOP

三重県津市の別所書店修成店で
「神隠しの教室」にこんなPOPをつけてくださった。
kamikakusipop1
pop2
手書きのPOPって、書店員さんの愛を感じる。
すっごくうれしいです。
別所書店修成店のMさま、ありがとうございました!

今朝の地震、怖かった~。
この辺は揺れてないけど、テレビ画面に映る「大津波警報」の「すぐにげて!」の文字に
心臓がドキドキした。
被害が大きくなくてよかった。
福島の方々は、朝から生きた心地がしなかっただろう。
お疲れ様でした。

ひらのさんの絵

イラストレーターのひらのてつおさんから、すてきな絵をいただいた。
hiranosannkaraitadaitae
ひらのさんは、デビュー作のイラストを描いていただいた。
そのとき、扉絵の原画をいただき、今でも部屋に飾ってある。
その後「ポケネコにゃんころりん」シリーズが終わったときも
絵を贈っていただいた。
こちらは玄関に飾ってある。
今回の絵は、デビュー20年目のいい記念になると思う。

さて、ひらのさんの絵だが、
ネットで買えるようになったそうだ。

「iichi」というサイト。
https://www.iichi.com (iichi)
キーワード「アトリエパンプキン」で検索すると
ひらのさんの作品が出てくる。
このサイト、ほかにもセンスのいい手作り作品がたくさんあるので
是非、一度ご覧ください。

保護犬

このところ、モカの耳の中が赤く、かゆそうなので
獣医さんに行くことにした。
どうせ行くならと、ルウも耳の掃除をしてもらうことにした。

車で5分ほどの行きつけの獣医さんだ。

待合室にはいるとすぐに、
スタンダードプードル発見。
後ろ足で立ち上がったら、小学校の中学年くらいある。
でも、顔は極めてかわいい。
「さわっていいですか?」と聞いて、触らせてもらった。
茶色い子で、モカを10倍くらいした感じ。

その方は、家にもう一匹スタンダードプードルがいるということだったのだが
その、家で留守番している子を飼うことになった事情を聞いて驚いた。
ペットショップで虐待されていた子だというのだ。
売れ残っていた子が、そこの従業員に虐待されていたらしい。
保護されたときは、あちこちアザだらけで
後ろ足も変形していたらしい。
今でも、後遺症が残っているので、マッサージが欠かせないそうだ。

「どこのペットショップなんですか?」
思わず聞いて驚いた。
ルウを買った店の系列だった。
ルウは愛知だし、その保護された子は別の県らしいけど。
全国展開の店らしいが、ネットで見たら評判がすごくわるかった。
買った犬の健康状態がひどいらしい。

そんなことを知らずにルウを買ったのだが、
わたしも、疑問は抱いていた。
ルウは、買ってすぐ「マダニ」がいたのだ。
お散歩にも連れて行っていない赤ちゃん犬なのに。
医者に連れて行っても、すぐには治らず
何回も注射を打ちに行った。
「一回も散歩に行っていないのに、なぜマダニが」というのはずっと思っていた。
考えられるのは、ペットショップか、親犬かだ。

それにしても、犬を扱いながら虐待しているなんて許せない!

スタンダードちゃんの飼い主さんは、保護の活動をするために勉強もしているのだそうだ 。
マッサージなども習っているらしい。
ああ、この人にもっと話を聞きたい。
名刺を渡して、電話番号を聞こうか。
迷っているうちに診察に呼ばれてしまった。

話を聞きたいというのは、もちろん、いつかそういう話を書きたくなったときのためだ。
けど、犬が虐待される話なんて
私には書けないかも。
そのあと、ハッピーな結末が待っていたとしても、辛くて書けない気がする。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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