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鷲塚小学校読書祭り

碧南市の鷲塚小学校の読書祭りに合わせて
ブックトークにいった。
今日、お話ししたのは2年生と4年生。
本当は6年生にも話す予定だったのだが
なんと昨日からインフルエンザで学級閉鎖に。
低・中・高と違う内容で話す予定で、
とくに高学年にはいろいろ見せたいものもあったので、残念。

鷲塚小学校は、8年間勤務した学校だ。
そして、教員として最後の時間を過ごした学校でもある。
私は、この学校で
本当にかけがえのない時間を過ごさせてもらった。
こどもたちも
校庭の木々も
古い校舎も
なにもかも好きだった。
私にとって、鷲塚は特別な存在なのだ。
鷲塚に赴任した以降の作品では
いつもお話を書くとき、頭の中には鷲小があった。
「がっこうかっぱのイケノオイ」のひょうたん池も
「くつかくしたのだあれ」のクスノキも
「いっしょに遊ぼ バーモスブリンカル!」のクスノキも鷲小だ 。
今は、校舎も新しくなり
古い池もなくなってしまったけれど
行けば、大きな腰の曲がったクスノキが迎えてくれる。

鷲塚の子たちが「このお話のぶたいは、うちの学校なんだ」と
誇らしく思ってくれたらうれしいな。
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あなたのとなりにある不思議

日本児童文学者協会編「あなたのとなりにある不思議 びくびく編」〔ポプラ社)が刊行された。
bikubikuhen
10人の作家によるアンソロジー。
わたしは「だから手をつないで」という作品を載せている。

わたしが、お母さんの妹のなつみおばちゃんから聞いた話だ。
なつみおばちゃんが四年生のとき、不思議な体験をした。
学校に行く途中、アスファルトの道路に手がはえているのを発見するのだ。
手首から先で、子どもの手のようだ。
でも、自分以外はだれも見えていない。
手の謎は、それから10年以上がたってから判明するのだが……。

怖い、というより不思議で、でも、心が温まる物語になったと思う。

この「あなたのとなりにある不思議」は、5巻のシリーズで
すでに2巻、刊行されている。
「え? こんな有名な人が、アンソロジーに参加してくれたの?」という
著名な作家さんもたくさんいらっしゃる。
小学校の図書館で
是非、全巻そろえていただきたい。
おもしろいですよ。


ベルマーク新聞と韓国版レビュー

いくつかうれしいことがあった。
ひとつは、藤田のぼるさんが、1月10日のベルマーク新聞に
「神隠しの教室」を紹介してくださった。
bellmarksinbun110
先日、たまたまお会いしたら、
「いいところで会えた」と新聞をくださった。
「あの話は、はまった」
短いけど、ぐっとくる一言もくださった。

それから、昨日、「こぶんたん」の同人で、「ももたろう」の読者でもいらっしゃるAさんが、「先生、しゅくだいわすれました」の韓国版のレビューを送ってくださった。
韓国に留学している息子さんがネットで調べて
なおかつ、翻訳して送ってくださったのだ。
韓国大手オンライン書店「アラジン」に寄せられたレビューなのだが
これがまた、どれも長文。原稿用紙2枚分はある。
どのレビューも文章が巧みで、「書評」とよんで差し支えない。
まだ、発売して間もないのに、こんなにレビューが集まるとは、驚きだ。
さすが教育熱心な国だけある。
親の意識も高いのだ。
でも、そんな教育熱心な国なのに、「宿題を忘れたらうそをつこう」という物語を
とても好意的に見てくれている。

こんな長いレビューを翻訳してくださった
Aさんの息子さん、ありがとうございます。

さいごに、童心社販売促進部のOさんが送ってくださった画像。
喜久屋書店大垣店さん。
kikuyaoogakitenn
ばっちりパネルも掲示してくださって、ありがとうございます。

末吉暁子さんを偲ぶ会

昨日は、神楽坂の出版会館で、「末吉暁子さんを偲ぶ会」が行われた。
珍しく暖かい日だった。
そういえば、告別式の日もいいお天気だった。
「さすが、末吉先生!」なんて言ったらきっと
「いくらなんでも、お天気のことまでは面倒みられないわよ」と返されそう。

会場には、生前の末吉先生とゆかりのある作家さん、編集者さん、イラストレーターさん、がんこちゃん関係の声優さん、『鬼ヶ島通信』の読者の方など、やく90名が集まった。

いろいろな方が、末吉先生との思い出を語られた。
どのお話も、末吉先生の人柄が偲ばれるものばかりで
聞いているだけで、涙が出てきた。

最後に、お話しされた娘の理佐さんは、
みなさんにお礼を述べたあと、
お母さんとのクスッと笑えるエピソードを話してくださって
会場が暖かい笑顔につつまれた。
さすが、末吉家の娘。
ユーモアがあるところは、お母さん譲りだ。

末吉先生と同じ時代に
児童文学の世界にいることができて本当によかった。
今は、それだけを思う。

鬼ヶ島50+18号

「鬼ヶ島通信 50+18号」が刊行された。
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今回は、5月になくなった末吉暁子先生の追悼特集。
佐藤さとるさん。柏葉幸子さん、あまんきみこさん、上橋菜穂子さんといった
そうそうたる方々からの追悼エッセイがならぶ。
私が、思わず涙したのは、娘の押川理佐さんのエッセイ。
他の人は知らない、母親としての暁子先生の姿が垣間見られ
クスッと笑ってしまいつつも、涙がこぼれた。
暁子先生のお写真や、年譜、短編童話も載っている。

もちろん、いつもの連載作品や
投稿コーナー「鬼の創作道場」も。

同人誌「ももたろう」は、「創作道場」から入選がでるのを楽しみにまっております!

「鬼ヶ島通信」、読んでみたいなという方はこちらへ!(鬼ヶ島通信HP

パネル&POP

昨日、童心社のOさんから、「神隠しの教室」のパネル(看板)とPOPが届いた。kamikakusipaneru
これは、B5版。POPは、同じ絵ではがき大。
「夜間中学へようこそ」(岩崎書店)のPOPも入っていた。
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なぜ、童心社の人がこれを?と思われるかもしれないが
「山本悦子」繋がりで、二つの出版社の営業の方がいっしょに書店さんにオススメしてくれているのだ。
会社の枠を超えた応援団がいるみたいで
すごくうれしいし、ありがたい。

早速飾ってくださっている写真も届いた。
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浜松の谷島屋本店さんだ。
ありがとうございます。
お礼に伺いたいくらいだ。

まだ、庭の隅や家の裏側には雪が残っているけれど、
今日は、ずいぶん溶けた。
hana117
あんなに雪に埋もれていたのに
雪が溶ければ、何事もなかったように咲いている花。
強いな。
見習らいたいところだ。

大雪!

一昨日の夜から、雪が積もりはじめた。
ずっとちらついてはいたのだが、夜気温が下がったら、あっという間に積もりだした。
明日の朝は、どうなっているのかなと思いつつ寝た。

すると、朝、見事真っ白に!
yukinohi115.jpg
車の上の雪を一部分どかすと
yukinoni1152.jpg
20センチ以上積もってる。

うちのわんこたちは寒がりだから、嫌がるだろうと思ったら、
ドアを開けたとたんに、モカが飛び出した。
yukinohi17141.jpg
その後は、ルウと二ひきそろって、庭を駆け回った……のはよかったけど
二ひきとも徐々に動きが悪くなってきた。
足のくるくるの毛に雪が絡みついて団子になり、重くて歩行困難に。
ルウはぶるぶる震えてるし。
いそいで、救助して、お風呂場へ。
熱いシャワーで足についた雪玉を溶かした。
解凍されたとたん、今度はうちの中を走り回る二匹。
「うわ~!! 冷たかったよ~!!」って感じ。

トイプードルは、まちがっても雪ぞりはひけないな。

韓国語版「先生、しゅくだいわすれました」

韓国語版の「先生、しゅくだいわすれました」の見本が届いた。
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私は、韓国語、全然わからないのだが
わかる友人が「宿題をしないと、もっと大変なことに」みたいな題名だと教えてくれた。
中はこんな感じ。kankokugo2
とびらが逆で、文字が横書き。
ということで、イラストの佐藤真紀子さんがいろいろ直してくださったらしい。
表紙だって、そっくりだけど、
ihonbanhyousi
kankokuban3
逆なのだ。

本は、本当にたくさんの人の手でできるのだな、としみじみ思う。

たくさんの韓国の子どもたちに読んでもらえますように……。

寒い日だけ

うちの息子その3とその4は、ふだんはそんなになかよしってわけじゃないけど
寒い日だけ
くっついて寝てる。
samuihidake
そういうの見ると、2匹いてよかったと思う。

人間の兄弟も、そういうとこあると思う。

なないろレインボウ

宮下恵茉「なないろレインボウ」を読んだ。
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中学に入学したばかりの七海は、なかよしの友だちとちがうクラスになってしまう。
新しい友だちを作るのが苦手な七海の前に現れたのは、いろは。
おとなしくて控えめで、しかも自分と同じ感じ方をするいろはとは、あっという間に仲良くなる。
二人で同じバドミントン部にもはいる。
でも、しばらくして七海は、気づく。いろはは、自分とちがう。
頭がよく、バドミントンもうまく、ピアノも上手い。しかも顔もかわいい。
複雑な思いになる七海。しかも、いろはは学校で一番もてるすばる先輩に告白されたようなのに、それを七海にだまっているのだ。

YAには、複雑な家庭環境に置かれた悩み多い女の子が出てくることが多い。
でも、このお話に出てくる七海は、ごくごく普通の子だ。
とおくのショッピングモールに行くには、親の許可をとるし、
スマホもなかなか買ってもらえず、お母さんのをかりていたりする。
バドミントンの基礎練習だって、こっそり手を抜いたり。
そんな普通の中学生の七海の気持ちに、
「私とおんなじだ」と思う子は多いと思う。
わたしも七海の気持ち、すごくよくわかった。
なかよしなのに、相手があんまり自分より勝ってると、あせったり、嫉妬したり。
大好きなのに、腹がたったり。
なんで言ってくれないの? 親友じゃないわけ? って思ったり。
ああ、わかるわかる。

この作者は、本当に中学生の女の子の気持ち、よくわかってると思う。

宮下さんは、今までに何度かこのブログにメールをくださった。
面識はないけど、最近Twitterで宮下さんとやりとりできるようになった。
先日宮下さんが「文庫」についてツイートしていた。
内容的には「文庫は、児童文学に関わる人の中で低く見られがち」という話だった。
宮下さんはハードカバーの単行本も文庫本もたくさん出していらっしゃる作家だ。
宮下さんの文庫は、何冊も読んだが、どれも今回の「なないろレインボウ」と同じく少女の繊細な気持ちを書いたいい作品だった。
文庫だろうと単行本だろうと、変わりはない。
けど、文庫は、単行本より扱いが軽い。

私も常々そう思っていた。
前に、作家の人から「文庫なんて、(作家は)読んでないよ」と言われたこともあるし、
図書館で文庫ばかり借りていく子どもに「そんなの読んでないで、こっちのちゃんとした本を読みなさい」とハードカバーを薦めた人のブログも読んだことがある。
一年間に何冊も出しても「文庫だからね」とあしらわれたり。
自慢じゃないけど、私は文庫の「ポケネコ」が課題図書になった「イケノオイ」に劣るなんて思ったことは一度もない。
それでも文庫は賞の対象外にされ
推薦図書や課題図書にはならない。
(あ、でも「ポケネコ」の何巻かは、一度どこかの推薦図書にしてもらった。これは稀有なことだと言われた)

けど、高学年の子どもたちは、文庫は好きだ。
持ちやすいし、つくえの中に入りやすい。
はやみねかおるのシリーズなんて、図書室では大人気だった。

私は今は文庫のシリーズはやっていないけど
機会があれば、また書いてみたいと思う。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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