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ももたろう47号

児童文学同人誌「ももたろう」47号ができた。
momo47wakutuki

毎回、表紙のインクの色を編集当番が決める。
今回はわたしが当番だったので、秋にふさわしく「こげ茶」にした。
が、ネットにアップするとかなり黒っぽい。
ももたろうは、最初の頃は、表紙の紙の色を変えていたのだが
紙の色には限界があるので
途中から、インクの色を変えることにした。
毎回、なぜこの色を選んだか、当番が書くことになっている。
今回なぜわたしがこげ茶を選んだかは
巻末に書いてある。

今回は、いつもより参加人数が少なかったため
近年にない薄めのももたろうになってしまった。
でも、内容は厚めかもと思う。

わたしは、「神隠しの教室」(掲載時「学舎はその胸に君を抱きしめる」)以来
短めの幼年童話を載せてきたのだけれど
今回から新たに連載を始めた。
「今、空に翼広げて」高学年むき。
昨年「坂の上の図書館」でデビューした池田さんの図書館シリーズ第二弾
「川むこうの図書館」も載っている。

購入ご希望の方は、「ももたろうHP」にメールください。
ももたろうHP
送料込みで600円です。
バックナンバーも受け付けております。
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今年の彼岸花

新美南吉記念館横の矢勝川沿いの彼岸花の散歩道に行ってきた。

今年は、まだつぼみの箇所もたくさんあったのだが
満開のところもあり
咲きそろうのは難しいなという感じだった。
全体的には、今日、見に行くのがベストだったと思う。
kawazoi

hannnokinosita
ハンノキの下は満開。

今日は暑くもなく、風もなく
お散歩するのには最高だった。
昨日は、この川沿いの道を人力車に乗った花嫁行列(本物)が通ったらしい。

毎年、この時期には必ずここに来る。
15,6年前は、地元の人だけが知る名所だったのに
毎年、どんどん観光客が増えてきて
今年は、外国の人も多かった。

観光名所になるのはいいのだけど
今年は、平気で彼岸花の中に踏み込んでいく人を何人も見かけた。
花の中に入って写真を撮っているのだ。
群生しているので、中に入ったら根や茎を踏みつけてしまう。
長いこと来ているけれど、そんな人たちを見るのは初めてだ。
ここの彼岸花は、自然に増えたものではなくて
元々なにもなかった草だらけの場所に
地元の小学生や地域の人たちが球根を植え
整備してきた場所なんだよ。
大切にして欲しいと心から思う。

おねちゃんて、いっつもがまん!?

いとうみく「おねえちゃんって、いっつもがまん!?」(岩崎書店)を読んだ。
ittumogaman
ココちゃんのお母さんと、ナッちゃんのお父さんが結婚して、
二人は姉妹になった。
ココちゃんは一年生、ナッちゃんは三歳。ナッちゃんの方が体が大きい。
でも大きくても中身は三歳で、甘えん坊で、暴れん坊。
なんでもココちゃんのまねをしたがるけど、できないとすぐ泣く。
そうすると、お母さんは、ナッちゃんを抱きしめるし
お父さんも優しい言葉をかける。
もうすぐ、運動会。小学校では給食があるのに
見に来るおうちの人はお弁当。
その日はナッちゃんのすきなおいなりさんを作るって、お母さんはいってる。
わたしの運動会なのに。なんか、おもしろくない!

ココちゃんとナッちゃんのシリーズの第3弾。
わたしは、この姉妹が大のお気に入りだ。
ココちゃんのお怒りはいつも納得できる。
でも、ナッちゃんも、あくまでも子どもらしくてかわいい。にくめない。

こういう兄弟、姉妹、
今の時代には少なくないだろうな。
わたしが現職中にも、保護者同士が再婚し、突然兄妹になった子たちがいた。
いいことなんだけど、当人たちは大変だっただろうな。
こういう設定をおもいつき
なをかつ楽しく、心温まるお話に仕上げるいとうみく、さすが。

シリーズにははまらないけれど
この二人の十年後の物語も読んでみたいな。

理科準備室のヴィーナス

戸森しるこ「理科準備室のヴィーナス」(講談社)を読んだ。
rikajyunbisituno
中学一年のわたし(瞳)は、クラスの中では浮いた存在だ。女子の中で一番目立つ存在の南野に嫌われているため、他の女子から避けられている。それなのに、わたし自身は、南野が気になって仕方がない。体育の時間、足を引っかけられけがをした際、手当てをしてくれた白衣の教師。それは、理科の人見先生だった。若くて美しい先生は、結婚していないのに子どもがいるらしい。先生の中では異質で、仲のいい教師もいないようだ。そんな人見先生に惹かれていくわたし。同じクラスの男子生徒、正木も人見先生をいつも見つめていることに気づく。

甘美な恋愛小説だなと思った。
もちろん、中学生だから恋愛といってもしれてるし
気持ちを伝えることすらしないけれど。

なにかの書評に「子ども相手に、戸森しるこは容赦がない」と書いてあったようだが
そこまで過激な内容ではない。
やっかいな感情をもてあまし
自分に、他人に、ぶつけてしまう中学生たち。
この本を読むのは、中学生以上だろうから、十分理解されるだろうし
共感されるだろう。
心情の表し方は、何せ、うまい。

この物語は、雑誌「飛ぶ教室」に掲載された
「サヴァランの思い出」とつながっていて。
そちらを読んでいると、「ああ、あのときのブローチね」とかわかる。
といっても、読んでなくても十分楽しめる。

デビュー以来(雑誌に掲載されたモノを含めると、4作あるのだが)
戸森さんの物語にはどれもLGBTが絡んできて
正直、また?と思ったけど
それには、きっと作者のこだわりがあるんだろう。
そして、それを求めている読者もいる。
「戸森しるこの新刊が出たから、さっそく買った」という書き込みをネットで見た。
デビューして間もないのに
「名前で買ってくれるファン」がいるってうらやましい。



残念な話

昨日は、一日中ドキドキしていた。
というのも、「第66回小学館児童出版文化賞」の審査会の日だったからだ。
「夜間中学へようこそ」(岩崎書店)が最終候補に残っていることは
かなり前から連絡をいただいていた。

無理だろうなあが9割。
でも残りの1割は、「もしかしたら」という期待。
とれたら、すごい。

受賞が決まったら電話が来るということだった。
夕方から夜にかけての時間だろうと
犬の散歩を夫がかわってくれた。

けど、待てど暮らせど電話は来ず……。

結果は、こちらをどうぞ。(小学館

「小ヤギのかんむり」は、わたしも大好きな話だし
すごくいいと思ったので、文句はない(文句をいう権利もなし)

あ~、末吉先生にいい報告ができるのはいつだろう。

ブドウ、大好き!

去年、講演会に行かせてもらった山梨のAさんから
ブドウが届いた。
yamanasibudou
送っていただけるようなことは、なにもしていないので驚いた。
でも、うれし~い

昨年も送っていただいたのだが
実は、それまで、わたしはブドウが苦手だった。
でも、去年、山梨のブドウを食べて、認識が変わった。
わたしの中では「ブドウ革命」といえるほど、180度かわった。
ブドウって、すっごくおいしいんだ!
とくに、今年もいただいた「シャインマスカット」のおいしさときたら。
以来、今までブドウなんて買ったことのなかったわたしが
たびたび買うようになった。
目安は一つ。「山梨産」であること。

今年も早速数粒いただいた。
おいしい
Aさん、本当にありがとうございました。

先ほど、佐和みずえ「拝啓、お母さん」(フレーベル館)を読了。
haikeiokaasan

四年生のゆなは、早産しかけて入院したお母さんに
ひどい言葉を投げつけたまま、
九州の祖父母のところに来てしまった。
祖父母の家は、昔ながらの活版印刷所。
一文字ずつ活字を拾い、文章を作っていく。
ゆなは、祖父の仕事に興味を持つ。

活版印刷の手順が、きちんと書かれている。
活版印刷された手紙の温かさも伝わってくる。
ゆなでなくても、わたしも、字を拾い、印刷してみたくなる。
ゆなの一夏の成長物語。
やっぱり、夏の物語っていいなあ。

次の日起きるまでが東京です

昨日は、日帰りで東京だった。
そういう日は、帰りがだいたい終電か、その1本前くらいになり
そこから家に帰り、諸々のことをすませると、寝るのはたいてい1時すぎだ。
でも、次の日は、5時台には起きて、朝の支度をしなければいけない。
東京日帰りで、何がつらいって、この翌日の朝だ。
人間の疲れは移動時間でなく、移動距離に比例するそうで
東京までの往復の距離分の疲れは、
4時間やそこらの睡眠ではとれない(若くないので)。
いつも、「明日起きられるかな」とドキドキだ。
「家に着くまでが遠足です」じゃなくて、
わたしにとっては、「翌日起きるまでが東京」なのだ。

今朝は……ゾンビのようになりながら起きましたよ、ちゃんと。

昨日は何をしに言ったかといえば、まずは、「ももたろう47号」の編集作業。
10月1日発刊をめざしている。

で、夕方からは、品川で
作家の吉野万理子さんと戸森しるこさん、
イラストレーターの佐藤真紀子さんと食事会。
吉野さんと戸森さんには、お会いしたこともあるし、
ときどきメールのやりとりなどもしていたのだが
佐藤真紀子さんとははじめてのご対面!
「先生、しゅくだいわすれました」の父と母なのに(どっちが父でどっちが母?)
まだ一度もお会いしたことがなかったのだ。
思い起こせば「バッテリー」(教育画劇)の主人公・巧の絵を見たときからのファンなのだ。
今回、セッティングしてくださった戸森さんに感謝だ。

四人でどんな話をしたかといえば
デビュー当時の話とか、ジャニースの話とか、お相撲の話とか、仕事の話とか。
話題は尽きなかった。
もうずっと前から知ってるみたいな気分でしゃべってしまった。
かえり間際に、吉野さんが「空色バームクーヘン」の文庫本(徳間文庫)をくださった。
「もらっておいてなんなんですが……」とサインまでしてもらった。
吉野さんのサインは、すごくかわいかった。
(うらやましい。わたしのサインもなにかんがえようか)
sorairo bunnko   sain

それから戸森さんが作家の必需品の付箋をくださった。
husennnobinndume
付箋の瓶詰め。かわいい

食事会があまりにも楽しかったので
テンションが上がってしまい、
いつもなら爆睡する新幹線でも眠れず、
家に帰ってからも目が冴えて、冴えて。

その結果が、今朝のゾンビ状態。
本当に、次の日の朝までが東京です。
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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