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さよ 十二才の刺客

森川成美「さよ 十二才の刺客」(くもん出版)を読んだ。
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さよは、平家の姫。壇ノ浦で、乳母に海に落とされたものの生き延び
素性を隠して育った。
憎きは、あの卑怯な源義経。
いつか義経に復讐することを胸に、さよは12歳になる。
そのころ、兄頼朝に追われた義経は、平泉へと逃れてくる。
千載一遇のチャンスと、さよは、敵陣へと乗り込む。

壇ノ浦の戦いをモチーフに書いた物語は結構ある。
一番多いのは、安徳天皇にまつわるものかもしれない。
この物語の主人公さよは、史実にはでてこない姫君。
平維盛の娘という設定。
その小さな姫君が、復讐を胸に
弓や乗馬に励み、男のふりをして敵陣に乗り込む。
義経の息子・千歳丸の遊び相手として屋敷に入り
いつ、義経の寝首をかこうかと伺っている。
うわあ。もう、これだけでもドキドキする!

義経の描き方は、今まで読んだものとは、全然ちがっていた。
女と見まごう小柄な美少年というイメージで語られることが多い義経だが
ここでは、背の低い醜男だ。
しかし、この義経が、なんともいえず迫力がある。
卑怯なやりくちも
戦国の世を、知恵を働かせて、必死に駆け上ってきただけのことなのだ。

歴史物は得意ではないのだけれど
おもしろくて、一気に読んだ。
映画を一本見たような満足感。


仕事が詰まっていることを言い訳に
このところ、ほとんどスポーツジムに行っていなかった。
多いときは、週5日も行ってた(行き過ぎ)のに
ここ1年ほどは週2日行けば、いいとこ。
しかも1時間パワーヨガをやって帰ってくるだけ。
家では、ほとんどパソコンの前から動かない。
歩くのは犬の散歩くらいのもの。
絶対これは良くない。
だいたい教員時代は、一日二万歩近く歩いてたのに
こんなに歩かない生活をしてて体にいいはずがない。
うすうすわかってはいたんだけど……。
だけど、怠惰な生活をずううううっと続けてた。

けど、もう限界だ。
体調も、体重も、体型も!

で、毎日ジムに歩きにいくことにした。
ヨガをしない人は、40分歩いてさっと帰ってくる。
ヨガの日は、始まる前に20分だけ歩く。
意外に疲れないし
なんと、仕事がはかどることを発見!
やっぱ、体を動かして、脳に血液を送らないとだめなんだ。
ということで、しばらくは、こまめに歩きに行きます。
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どこどこ山はどこにある

おおぎやなぎちか「どこどこ山はどこにある」(フレーベル館)を読んだ。
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小学二年のまどかは、90歳の曾祖母・ひいちゃんと暮らしている。
最近、元気のないひいちゃんが、一人で出かけようとしているところをみつけ
まどかはついて行く。
ひいちゃんとまどかは、空色のバスに乗って出かける。
ついたところは「どこどこ山」。
どこどこ山に着いたとたん、ひいちゃんは杖をすてずんずん歩き出す。
そこには、見知らぬ男の子たちがいた。
ひいちゃんは、その子たちとこどものように遊び出す。

どこどこ山は、どこにある。
どこどこどこどこどこにある。

何度もくり返すこのフレーズは、リズミカルでたのしい。
なのにどこか不安になるのはなぜだろう。
それは「どこどこ山」が何を表すのか
お話の中からにじみ出てくるからだろうか。
まどかが、どこどこ山についてくることを
ひいちゃんは、よしとしてはいない。
山の仲間にもきっぱりという。
「まどかは、ちがうよ!」
まどかはいっしょに行かないのだと。
“まだ来ちゃダメな子どもは
かえれかえれと 追い返す”
ああ、やっぱりここは……と思う。

このお話で扱われているのは「死」だ。
けれど、「死」にむかってるひいちゃんに暗さはない。
それどことか、どこどこ山でのひいちゃんは、とても楽しそうだ。
まだいっしょにいたいというまどかに
「あたしがおじいちゃんとおわかれをしたみたいに
まどかとあたしもおわかれをしなくちゃいけない」
という。
「死」から、逃れることはできない。
でも、ひいちゃんは、まどかに残していく。
「ずっとつながっているからね」ということばを。

静かで、胸にしみるお話だった。

天使のにもつ

いとうみく「天使のにもつ」(童心社)を読んだ。
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斗羽風汰、中学2年。
「いっしょに遊んでればいいんだろ」という軽いのりで
職場体験に保育園を選ぶ。
でも、風汰の想像と実際の保育園は全然違った。
なんで、こんなとこ選んじゃったんだろ。
後悔もするけれど、いつのまにか、保育園になじんでる!
保育園の中にはいろんな子がいて
そのひとり、しおんくんは、みんなとお昼寝ができない。
友だちもいないし、他の子のように大騒ぎをしたりもしない。
ちょっと気になる存在だ。

主人公の風汰はいかにも軽そうな男の子。
前髪をゴムで縛ってるってとこからして、チャラ男そのものだ。
そんな考えで保育園に行ったら、大変だよ~と思っていると予想通り。
チャラ男だろうか、中学生だろうが
保育園児たちはお構いなしだ。
振り回されながら、いつのまにかとけ込んでいく風汰の姿は、微笑ましい。
見るべきところはちゃんと見て
気づくべきところにはちゃんと気づく風汰は
なかなか保育士の素質がありそうだ。
もちろん、中学生だからこそ、気づく部分もある。
ラストの風汰の行動は
全然計算じゃなくて、自然に出たことなのだけど
それだけに泣ける。

いとうみくの書く人物は
なんだって、いつもこんなにいいんだろう。
エンジェル保育園の先生たち
先輩、
こどもたち。
誰も彼も、心ひかれる人物ばかりだ。
でも、なんといっても風汰。
わたしは、風汰の担任になりたい。
卒業しても、どんなふうに成長していくかながめていたいなあ。


昨日から、西尾のヴェルサウォークにある
BOOKUSえみたす西尾店さんでもフェアをしてくださっている。
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ここは、以前から「神隠しの教室」や「夜間中学へようこそ」を
たくさん平積みしてくださっている書店さんだ。
ありがとうございます。

おねえちゃんて、まいにちはらはら!

いとうみく「おねえちゃんて、まいにちはらはら!」〈岩崎書店〉を読んだ。
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お母さんが、ナッちゃんのお父さんと結婚して
ココちゃんは、ナッちゃんのお姉ちゃんになった。
3歳のくせに、1年生のナッちゃんより大きい。
ちょっとしたことで大きな声でなくけど
お母さんが「どうしたの?」ってだっこするとすぐ泣き止む。
嘘泣きなんだ。
その日も、保育園の園庭で大泣きしてるナッちゃんを見て
ココちゃんは、「また」って思ってた。
でも、その後、病院に行って、なんと一晩おとまりすることに……。

かいじゅうのような妹を、ちょっとめんどくさく思いながら
ケガをしたと聞いて心配でたまらなくなるココちゃんの気持ちが
よく伝わってくる。
これって、本当の姉妹と同じだ。

ココナツコンビが活躍する、「おねえちゃんシリーズ」の第4弾。
ナッちゃんもココちゃんも、
素直で、本当に子どもらしい。
こういう子、いっぱいいいる。
でも、こういう「いっぱいいる子」、なかなかお話には出てこないんだよね。
お話の中に出てくるのは、一癖も二癖もある子が多い。
だからこそ、ココちゃんの普通の感覚も
なっちゃんの怪獣ぶりも、
小学生の読者の共感を呼ぶのだと思う。

ステップファミリーは、実際に増えている。
「連れ子どおしの再婚て難しそう」と思われる方も多いと思う。
もちろん、難しい局面はある。
でも、多くのステップファミリーは
ナッちゃんとココちゃんのように
ゆっくり、なんとなく、ほんわりと
新しい家族の形を作っていっているのだろう。


いつか、大人になったココナツ姉妹の物語を読んでみたい。

火狩りの王

日向理恵子「火狩りの王 春の火〈一〉」〈ほるぷ出版)を読んだ。
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舞台は、人類最終戦争後の世界。
人間は、火に近づくと体の内部から発火するという体質に変えられている。
人間が使える火は、炎魔という生きものの体からのみ採れる。
炎魔は、火狩りという生業のものたちが狩る。
人々は、世界の片隅で小さな村を作り、点在している。
村と村の間は、暗い森で埋め尽くされ、そこには人間を襲う炎魔がいる。

11歳の灯子は、森に入ろうとしたところを炎魔に襲われた。
灯子をたすけた火狩りは、「かなた」という犬と鎌を残して死んだ。
灯子は、この形見を火狩りの家族に渡すため、
首都を目指す。

一方、火狩りの妻は、夫を待つ間に死んでしまう。
あとには、15歳の息子煌四と幼い妹の緋名子が残された。
そこに工場主からの言づてが届き、
二人は屋敷に引き取られる。
工場主には、頭のいい煌四にやらせたい仕事があったのだ。

この二人は、まだ一巻では出会えていない。
出会ったときに、何が起こるのか、ワクワクする。

とにかく、すごい世界だった。
今までのこの作者の書く世界と、全然違う。
今までは、どこかふんわりとした明るい世界だったけれど
今回は、暗い。
ダークなハイファンタジーだ。
スケールの大きさは
「獣の奏者」や「守り人」シリーズにも匹敵する。
ファンタジー好きな人が最も好む世界観の気がする。
何巻にもわたって書かれるというのも
ファンタジー好きにはたまらないはずだ。

襲われたり、戦ったりする場面も多いので、気がぬけない。
次はどうなるんだろう。
どうするんだろう。
ページをめくる手が止まらなかった。
かの「ダ・ヴィンチ」がプラチナ本に推したのもわかる。

この世界、どうやって構築したんだろう。
作家としては、そっちの方も気になる。
神話とか、かなり読み込んでいるのかな。

また、この装丁も一役買っているはずだ。
山田章博は、漫画家としてもイラストレーターとしても、コアなファンが多い。
ジャケ買いした人もかなりいるはずだ。
書店に飾られた、鎌を持った灯子のパネルは持ち帰りたい衝動に駆られるに違いない。
この物語に山田章博を選んだ編集さんは、素晴らしい。

Twitterを見る限り
今、あちこちの書店さんで「火狩りの王祭り」ともいうべき現象が起きている。
凝りに凝ったPOPや、立て看
所狭しと並んだ本書。
なんだか大騒ぎだ。
もちろん出版社さんのお力もあるとは思うが
書店員さんたちを駆り立てるものが、この本にはあるのだろう。

続きが楽しみ。

山本悦子フェアの続報

山本悦子フェア、イオン大高店の未来屋書店さん、らくだ書店東郷店さんでも始まった。

こちらがイオン大高店の未来屋書店さん。
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「神隠しの教室」「夜間中学へようこそ」「先生、しゅくだいわすれました」「二年二組のたからばこ」「おかわりへの道」だけでなく、
「くつかくしたの、だあれ」も「がっこうかっぱのイケノオイ」も並べてくださっている。

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こちらは、らくだ書店東郷店さん。
レジの真ん前のすごく目立つところで展開してくださっている。

ありがとうございます!

こういうフェアの話をすると
「山本さん、すごいね」と言っていただけるのだけど
すごいのはわたしではなく
童心社の販売促進部のOさんです!
そして、心の広い書店さんのお力です。

お客様の中に……

最初から、ちょっと歯車が狂っていた。
普段、東京は日帰りのわたしだけれど、一昨日は取材が終わるのが遅くなることがわかっていたので
日暮里のホテルをとっていた。
9日は何の予定もないので、
夕方ではないけど、音に聞く「夕焼けだんだん」でねこを見て、谷中商店街に行こうと思っていた。
しかし、朝起きると、うっすらと雪が積もっていた。
今思えば、これがケチのつき始めだった。
テレビでは「大雪の恐れ」と出ている。
帰れなくなるとまずいので、さっさと帰ることにした。

東京駅で新幹線のチケットを買えばいいかとのんびりした気持ちで行って驚いた。
東京駅、いつもにもまして混んでいる。
自販機でチケットを買おうとすると、どれも満席で
1時間以上も後ののぞみの「通路側」で、ようやくチケットがとれた。
構内の本屋さんで、時間をつぶし
お土産に「プレスバターサンド」を買った。
個包装の「焼きたてバターサンド」も買ったので、車内でコーヒーを買って食べよう。
ホームに行くと、粉雪が新幹線の上に舞っていた。

新幹線は3人席の通路側。
奥は、年中さんの女の子を連れたお母さんとその先輩らしい女性。
京都に行くらしいことが、会話から確認できる。
女の子は、とてもお利口さんで、愛らしかった。
隣の人たちはお弁当を食べ出し、
わたしも、小腹が空いてきた。喉も渇いている。
車内販売、早く来ないかなあと思っていたら「車内販売のお知らせ」の放送が入る。
バレンタインデーの期間販売ベルギーチョコのアイスが云々。
それはいい。わたしのほしいのはコーヒーだ。すると、放送の最後に
「本日は、7号車から11号車にて販売を行っています」
えーΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
わたしの乗っていたのは5号車。ここには来ないってこと?
長年新幹線に乗っているけど、そんなの初めて。

7号車の方に探しに行こうかと思ったけれど、
わざわざ買いに行かなくても我慢すればいいか。

何度も車内販売は、ここには来ないことを告げているのだけど、
となりの人たちは、
「なかなか来ないねえ。車内販売。コーヒーほしい」
と話している。
ここには来ないこと教えてあげようかとも思ったけれど
彼女たちは、お茶もジュースも持っていたので、まあ、いいか。

最大の事件は、ここから始まる。
掛川を越えてしばらくしたとき、放送が入った。
「まもなくこの車両は、緊急停止いたします。お立ちのお客様は、お足元にお気をつけください」
緊急停止?
新幹線は、放送通り止まった。
車両がななめになっている。ななめになっているのは、カーブだからだと放送が入る。
「5号車で不具合が出ているとエラーランプがつきましたため、ただいまより確認作業に入ります」
5号車? この車両じゃん。
しばらくすると、また放送が入った。
「お客様の中に、車両系統の方がいらっしゃいましたら、1号車までお越しください」
車両系統のお客様? いるのかな。
10分ほどしてさらに放送が入る。
「お客様の中にJRの整備の方がいらっしゃいましたら、1号車へお越しください」
おおっ。さらに条件が狭まっている。
お客様の中にお医者さまがいるより、確率は低そうだ。

となりの座席の人たちが
「コーヒー、まだ来ないのかなあ」とかいってる。
だからこないって。車内販売。

懐中電灯を手にした乗務員さんたちが、かけ足で通路をすぎていく。

40分ほどして、
「業務連絡です。この先浜松までマニュアル32で運転します」
という放送が入り、新幹線は、とろとろ動き出した。
マニュアル32。なんなのかわからないけど、
浜松まで徐行して、徐々にスピードをあげるということなのだろうか。
そう思っていたら、また放送が入った。
「お客様にお願いいたします。この車両は浜松で運転を停止します。
みなさま、いったんお降りいただき、後続ののぞみにお乗り換えください」
後から来るのぞみが臨時停車するらしい。
でも、満席なのに、乗り込めるのか?
絶対座れないよなあ。
となりの席の女の子が気になった。
京都まで、ぎゅうぎゅうの列車で大丈夫かな。
でも、おとなりさんたちは、全然あわてていない。
肝が据わっているなあ。

新幹線は、浜松まで低速で進んでいく。
すると、となりから、声が聞こえてきた。
「遅いねえ。京都につくの、何時になるんだろ?」
ん?
わかってない?

その後、何度も運転中止と乗り換えのお願いの放送が入り、
駅近くまで来て、さらに
「お降りいただき、そのあとすぐに臨時停車するのぞみに」
と放送が入った時点でとなりから
「ええっ! 下りるの?」
と声が上がった。
びっくりした。
肝が据わってたわけじゃなくて、聞いてなかったってことか。

浜松で乗り換えた新幹線は、予想通り通路までぎっしりで、
入り口付近は、えらいことになっていた。
泣き出した赤ちゃんを、必死になだめているお母さんもいた。
となりの席の女の子は、どこにいるのか。もう探せなかった。
わたしの立っていた席の近くの女性が
「カバン、置いて」と足もとを開けてくれた。
こういう親切な人が、あの女の子に席を譲ってくれているといいな。


家で、今回の新幹線での顛末を話したけれど、
「貴重な体験してよかったね」という反応しか返ってこなかった。
まあ、そうだよね(笑)
「お客様の中にJRの整備の方が」
なんて放送は、めったに聞けないからね。

蜜蜂と遠雷

恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)を読んだ。
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養蜂家の父親ともに旅をして暮らし、ピアノすら持っていない16歳、なぞのピアニスト風間塵。
神童と言われながら、コンサート会場から逃げ出し、ピアノから遠ざかっていた栄伝亜夜、20歳。
完璧な演奏と、貴公子のような振る舞いのマサル・カルロス・レヴィ・アナートル19歳。
そして、楽器店勤務、妻帯者の高島明石、28歳。
この四人を中心とした
芳ヶ江国際ピアノコンクールの一予選、二次予選、三次予選、本戦までの物語だ。

読むのに、ものすごく時間がかかってしまった。
というのは、気になる曲があると、いちいちYouTubeで調べてたからだ。
でも、その結果
本物のピアノ演奏を聴くより
恩田陸の文章を読んだ方が、よく聴けた気がした。
恩田陸は、文章で音楽を奏でるのだ。
世の中にこんなに、音楽を表す表現があるとは思わなかった。

最初の塵の登場シーンで、一気に心をつかまれた。
だから、てっきり塵の物語かと思っていたら、
次に出てくる亜夜も、ものすごく気になる存在だった。
お? もしかして、この子は主役?
でも、明石もマサルも、ものすごく気になる人たちで
それぞれ、ちゃんと書き込んである。
4人とも、ものすごく魅力的なのだ。
こういうコンクールものだと、読者は、誰か一人に肩入れするものだと思う。
でも、ちがう。4人とも優勝させたい。
じゃあ、彼らはどんな演奏をするのか。
まるで審査員のように、いっしょに耳をかたむける。
天才たちが奏でる音楽を聴くために。
音のない文章に向けて。

ちょうどこの本を読んでいる最中に
浜松の国際ピアノコンクールのことをテレビでやっていた。
おお、これが「蜜蜂と遠雷」のモデルねと
つい、身を乗り出してみてしまった。
物語の中でも、コンテストの会場はウナギの名産地だ、という一文が出てきた。
恩田陸は、もちろん取材に行ったんだろう。

ミュージックの語源は、ミューズに由来している。
神々の技なのだそうだ。
世界に降り注ぐ全ての音は、神様がくださったプレゼントということなのか。

書店さんまわり

木曜日、童心社のOさんと、書店さんを回ってきた。
まず、紀伊國屋名古屋空港店さん。
ここは、かつて名古屋空港の国際線乗り場だったところを改装し
ショッピングモールになっている。
エアポートウォークというお店の中にある書店さんだ。
セントレアの書店さんがこぢんまりしているのでそのイメージで行ったら
びっくりするほど大きな書店さんだった。
ここなら一日中いられる。
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ここは、「夜間中学へようこそ」「神隠しの教室」「がっこうカッパのイケノオイ」「おかわりへの道」「先生、しゅくだいわすれました」「二年二組のたからばこ」「くつかくしたの、だあれ」とそろえてくださっていた。
おまけに、こちらにも。
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「小学生の読んでほしい本フェア」にも、「神隠し」が。
やったー!

その後は、千種区のらくだ書店本店。
ここは、少し前からフェアが始まっていて、写真はもらっていたのだが
どこに飾られているのか、ピンときてなかった。
実際に見てみて、おおっと思った。
いい場所だ~。
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児童書とカフェ・文具売り場に向かう階段の踊り場。
絶対に目につく場所。
「すごく売れて、品薄になってきたので、再入荷したんです」
といってもらえた。
児童書担当の方は、わたしの作品を読んでくださっていて
「すごく、すごくよかったです!」と
と、ほめてくださった。
店長さんが、とても面白い方だった。
書店員さんとのやりとりが愉快で、
それだけでなく、店員さんの意見を受け入れてくれる懐の深さが感じられた。
ここで、お仕事したら、やりがいがあるだろうなあ。
もし、書店で勤める機会があったら、このお店で働きたい。
Oさんと書店員さんとの会話で
夏に、ここでブックトークをやることが、ほぼ決定した。
楽しみ~


帰りにOさんに名古屋駅まで送っていただいた。
電車の時間まで、少しあったのでゲートタワーの三省堂に。
本屋さんを回ってきたのに
また、本屋さんに行ってしまった。
本を読むのも好きなんだけど
本屋さんという場所も好きってことなんだな。

プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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