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児童文学講座のお知らせ

今ごろ告知というのもどうなんだという気がしますが
思いだしたので、お知らせします。

11月16日(土)
知多市立中央図書館で児童文学講座を行います。
参加費無料。
10時から12時まで。

詳しくは知多市立中央図書館のHPをご覧ください。
知多市立中央図書館


去年も同じ頃、ここで講座を行ったので
主催者の人たちは「去年と同じで……」というようなメールをくださり
わたしも「はいはい。30分前ですね」とかいってるけど
いつの30分前だろ?
覚えていない((´・ω・`;))
で、知多市立中央図書館のHPを見て、時間を確認し
ついでに講座の内容も確認した。
パワーポイント、まだ、作ってない。
作らなきゃ。

この講座は、午前中に童話の会「えんぴつ」の人の作品2点を
受講者全員の前で講評した後
児童文学の書き方などをパワーポイントを使って話す。

で、午後からは、「えんぴつ」の会の人全員の作品を
わたしが怒濤の勢いで講評していく、という2本立て。
皆さんの作品は事前に送ってもらって
すでに書き込みがしてある。

奇しくも
同じ頃、新美南吉童話賞の応募作品を読む仕事があり

最近、わたしは、ひたすら
他人様の原稿を読み
講評を書き続けている。

わたしなんぞの意見でいいのかしらとか
意見に偏りがあったらどうしようかとか
自信がないことこの上ないのだが
そんなことを言ってはいられない。

今年から児童文学者協会の長編文学新人賞の選考委員もすることになっているので
もう少ししたら、どどどっと原稿が届くことだろう。

今年は「読む年」だ。

22年ほど前は
読んでもらう側だった。
いろんなコンクールに出していた。
MOEで初めて最終選考に残ったときなんて
思いっきり酷評だった。
デビューした後だって
「ももたろう」の作品を「鬼ヶ島通信」の先生方に講評してもらっては
立ち直れそうにないくらい打ちひしがれていた。
「素人のど自慢、鐘3つ」といわれたこともあった。
けど、そんなわたしが、曲がりなりにも
作家の道を歩いて来られたのは
真っ直ぐに意見を言ってくれた人のおかげだと思う。

だから、わたしも、
真剣な人には真剣に答えたい。

ということで、「えんぴつ」の皆様、今年も甘いことは言いませんので
よろしくお願いします。
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らくだ書店本店さん

らくだ書店本店さんで、早くも「今、空に翼広げて」をならべてくださった。
rakudashoten21091021
裏側に「犬がすきなぼくとおじさんとシロ」も飾ってくださっている。
sirorakudashoten

この写真を送ってくださったのは、童心社のOさん。
「翼」は講談社で
「シロ」は、岩崎書店なのに!
しかも、この2枚の写真をTwitterに上げたら
童心社のトップの方(社名、役職などふせていらっしゃるので、はっきり言えないけど)が
いいね&リツイートしてくださった。
なんて心の広い会社なんだろう。
らくだ書店さんも、童心社さんもありがとうございます。


ootashoukansou20019
先日お邪魔した大田小学校の2年生と6年生からお手紙をいただいた。
ありがとうございます。

今月から始まった小学校勤務は
どんなに短くなっても来月の20日までは続きそう。
今は、学芸会の練習中。
学年の先生が、準備してくださった台本に従い
2つの場面を担当している。
担当する場面だけは、セリフを少しいじらせてもらったが
本当は……もっと直したい。
全面的に書き直したい。
作家の血が騒ぐ。
しかし……ここは出しゃばってはいけない。
わたしは、あくまで臨時、臨時。
念仏のように唱えている毎日。

緋色のマドンナ

那須田淳「緋色のマドンナ 陶芸家・神山清子物語」(ポプラ社)を読んだ。
hiironomadonna
信楽の町で、戦後の早い時期から陶芸家として活躍した神山清子の実話を元にしたノンフィクション。
貧しい家に生まれ、
お嬢様育ちの母に変わり、子どもの頃から家計を切りもりし
自分で稼いだお金で和裁と洋裁の専門学校に進んだ清子。
病院で花を売っているときにかわいがってくれたおじいさんから
信楽の美しさを教えられ
その道に進みたいと思う。
しかし、陶芸の道は、女人禁制だった。
けれど、清子の気持ちは揺るがなかった。

10月から始まった朝ドラ「スカーレット」と同じ人物を扱っているが
こちらのほうが、かなりハードだ。
なにせ、清子は、子どもの頃に、父親の博打のかたとして
母親といっしょに遊郭に売り飛ばされそうになるのだ。
お嬢様そだちのくせに妙に肝の据わった母親は
堂々と遊郭に出向き、
厠に行くふりとして、
清子の手を引き、足袋のまま遊郭を逃げ出す。
その後、父親と合流し、妹弟とともに夜逃げをするのだ。
そりゃあ、朝ドラにはあわない(笑)
多分、こっちのほうが実話に近いのではないだろうか。

にしても、あの朝ドラの主人公の物語となれば
興味を持つ人も多いはず。
朝ドラとはずいぶん違うが、読み始めたら止まらないと思う。
よく考えたら、ずいぶん苦労をしているのだけど
清子は、苦労を苦労と感じさせない
たくましさとユーモアを兼ね備えた女性なのだ。
なによりもこの明るさがいい。
読んでいるとパワーをもらえる。

冬に入る頃には、信楽の地を訪れる人も増えるのではないだろうか。
そんな信楽の本屋さんには
この本をど~んと山積みしておいてほしい。

「今、空に翼広げて」見本

「今、空に翼広げて」(講談社)の見本ができあがった。
思っていたより、かなり厚い。
tubasaatusa
「神隠しの教室」と同じくらいだった。
そんなに書いたつもりじゃなかったので
びっくりした。
tubasaobityki

表紙の手触りもいいし、帯も素敵。
しおりは青空の色。
表紙絵は、実際に見るともっと明るい。
くまおり純さんの絵は、透明感があって本当に素敵だ。
帯の「野間児童文芸賞受賞作家 山本悦子氏待望の新作長編!」
という言葉がちょっと照れくさいけど(*’U`*)
文字が入っている部分が、翼の黄色いカサになっている。
タイトルの文字に、子どもたちのカサの色が
ちょっとずつ入っている。
そういう細かいところがうれしい。

昨日は、これを受け取りに講談社にお伺いした。
べつに行かなくてもよかったのだけれど
行ってみたかったんだもの。講談社。
そう。行ったことなかったのだ。
講談社から本を出していなかったから。
子どもの頃から憧れていた講談社。
一回行ってみたかったんだよねえ。
担当のMさんが中を案内してくださったので
完璧におのぼりさん気分で楽しんでしまった。
Mさん、仕事のお邪魔をしてすみませんでした。

講談社を訪ねた後、場所を移動し、
他の出版社さんと打合せをして
早めに駅に向かった。
というのも台風の影響で
翌日は朝から新幹線が運休するという情報が入っていたから
もしかしたら混んでるかも……と思ったのだ。
すると……
混んでるなんてもんじゃなかった!
暴動が起きてもふしぎじゃないくらい。いっぱい!
新幹線のチケット売り場は、長蛇の列。
それ以外の場所も人人人。
幸いスマートEXで数日前にチケットは予約してあったので
チケットを買う必要はない。
けれど、改札がぬけられない。
改札の前も列ができていたのだ。
牛歩戦術を思わせる進み方で、改札をぬけるだけで何分もかかった。
新幹線は、指定席だったのだけど
通路は立っているお客さんでいっぱいだった。
自由席だけでは入れなかったのだろう。
のうのうと座っているのが、気まずいくらいだった。
こんな状態で名古屋で下りられるのか不安だったけど、
となりの席の男の人が名古屋で立ち上がったので、後ろにくっついていった。
名古屋駅も普段より混んでいた。

台風は、愛知はまだ今のところたいしたことはないけど
関東の人は、今からが大変なのだろうな。
被害が最小限ですみますように。

今、空に翼広げて

同人誌「ももたろう」に連載していた「今、空に翼広げて」が、まもなく講談社から出版される。
tubasaobityki
クラスの子から「お手本さん」とよばれている6年の班長、里奈。
俳句にはまっている6年のイケメン、パウロ。
1年のつばさを弟のように気にかける5年の真紀。
空気を読まない傍若無人な4年圭太。
素直でのんびり屋の2年生ティアラ(日本人)。
そして、落ち着きのない1年生翼。

翼は、曾祖母と母親と3人で暮らしている。
翼の母親は、中学生のときに翼を生んだらしい。
暴風警報が出て集団下校した日、真紀は外であそんでいる翼を発見する。
家に鍵がかかっていて入れないのだ。
後に、翼は母親が帰ってくるまでは、家の中には入れないのだということを子どもたちは知る。
それにはちゃんと事情があって……。
5人の子どもたちが、翼のためにちょっとずつ力を出し合って行く様子を書いた。

「ももたろう」に連載と書いたが
大幅に修正し、また加筆したので、もはや別作品になっている。
書いているときは、ふしぎなほど気づかなかったのだけれど
結構長くなっていた。
帯に「長編」という文字を見つけて
「ああ、長編なんだ」と思った。
そんなつもりじゃなかったので、なんだか申し訳ないことをした気がした。
でも、「神隠しの教室」以来の長編なので
本ができてくるのが、楽しみだ。

イラストは、くまおり純さん。
透明感のある、美しい絵を描かれる方だ。
装丁は岡本歌織さん。
岡本さんは、前に小手鞠るいさんの「初恋まねき猫」の装丁が素敵だと言っていたら
担当編集社さんが、お願いしてくださった。

見本は今週中にできあがってくる予定。
すごく楽しみだ。
皆様よろしくお願いします。

青いあいつがやってきた

松井ラフ「青いあいつがやってきた」(文研出版)を読んだ。
aoiaitu
4年生のサトシは、団地から新しい一戸建てに引っ越してきたばかり。
でも、引っ越した早々父さんは単身赴任になってしまった。
母さんは、病院の仕事で土曜日もいない。
サトシの一番の悩みは
友だちができていないことだ。
転校早々、うまくみんなの中に入れなくて
いつのまにか「一人が好きなおとなしい転校生」になってしまった。
土曜日の朝、母さんは仕事に行ってしまい
サトシが一人でサンドイッチを食べていると
いつの間にか、へんなヤツがテーブルにすわってる。
頭にさらがあって、甲羅がついていて、体は青だ。
カッパかな?
そいつは、「一日を前と過ごすミッションが発令されている」という。
渋々いっしょに過ごしていたサトシだが……。

転校初日しくじって、なかまに入り損ねたサトシ。
どうにかしたいけど、どうにもできない。
一回「こんなやつ」ってレッテル貼られると
そこから脱却するのは、大人でもむずかしい。
家でもひとりぼっちだし、
そりゃあ、辛いだろうなあ。
町でクラスの子を見かけても、顔をそむけて逃げてしまう気持ち、わかる、わかる。
問題は、新しい一歩をどこで踏みだすかだ。

「青いあいつ」のキャラクターが、とても楽しい。
「本当にカッパなのかな」と思っていたら、
いやいや、もっとスケールがでかかった。

中学年に読み聞かせしたらウケそうだけど、
1冊読むのは1時間かけても足りない。
少しずつ、分けて読んでいくか、
前半だけ読んで、後は自分で……にするか。
自分で読むにしても、読んでもらうにしても
図書室に1冊あるといいな。

せなけいこ展

先週、刈谷市美術館で行われている「せなけいこ展」を見に行った。
senakeiko
「ねないこだれだ」とか
「おばけのてんぷら」とか
息子たちが小さな頃、よく読み聞かせしたなあ。
せなけいこのおばけは、ちょっとこわい気もするけど
(だって、ねないと連れて行かれちゃうし)
やっぱりこわくない。
ちぎり絵のおばけたちは、
おばけのくせにあたたかい。


会場は、若いお母さんたちと
昔若かったお母さんたちでいっぱいだった。
何世代にもわたって人気の絵本作家さんなのだな。
こどもに一生懸命読み聞かせている若いお父さんもいた。
このお父さんやお母さんは
小さい頃読んでもらっていたんだろう。
その光景を想像するだけで、温かい気持ちになる。
時代が移り変わっても
こどもには絵本を読み聞かせてほしい。


senakeikohagaki
うれしくなって何枚も絵はがきを買ってしまった。
おばけのマスキングテープとか。
これでだれに手紙を書こう。

先生、サインしてください

今日、職員室にいたら、高学年の女の子が数名やってきた。
「今『ポケネコにゃんころりん』の10巻読んでます。
 サインしてください」
差し出されたのは、色紙でも、本でもなく
自由帳だったけど(笑)
ありがたくサインさせてもらった。
そうか。
『ポケネコ』読んでくれてるのか。
うれしい
それにしても、よく、わたしが非常勤できてるの知ってるなあ。
担任の先生か、司書さんに聞いたのかな。


「先生、サインしてください」ではなく
「先生、しゅくだいわすれました」、この前、クラスの子たちに読み聞かせしたら
大ウケだった。
最近、19刷りになった。
sensei19zuri
よくここまで来たなあ。
20刷りまで行くといいなあ。

「犬がすきなぼくとおじさんとシロ」もがんばってる!
ionodaka201910
(写真は、未来屋書店イオン大高店さん)

書店さん情報

少し前のことになるけれど
らくだ書店本店さんが、こんな写真をTwitterにあげてくださっていた。
rakudashotenn20199
らくだ書店さんは、ずっと応援してくださって
本当にありがたい。
また、名古屋駅のゲートタワーの三省堂名古屋本店さんも
平積みにしてくださっていた。
sanseidou2019913
平積みしてあったという噂を耳にして
名古屋まで行って写真をこっそりとってきた。

どうもありがとうございます。

平積みはやっぱりうれしい

さて2年半ぶりに学校に勤務しているのだけど
ちょっと行ってなかっただけで
ずいぶん変わったなと思う。
教室にエアコン入ってるし。
教科のことについても
「え? 今こういう感じ?」と思うことがしばしば。
なによりも担任の先生たちって、ずっと子どもたちにつきっきりなんだな。
休み時間にお茶も飲みに来ない。
(わたしは教員時代、長い休み時間は、トイレにいったり、お茶飲んだりするのに教室は離れていた)
多分、子どもたちが帰るまで、一瞬も休まないんだな。
それでも、あれこれ苦情を言われて
そりゃあ、教員になりたい人も減るだろうな。

まあ、それはともかく。
今まで自分が「学校の常識」と思ってたことも
変わりつつあるので
短い期間(となるはず)ではあるけれど
いろいろ取材してこようと思う。
そして、自分で思うのだけど
忙しくはなっても、
わたしは学校に通っているときの方が
いつもの数倍元気。
こどもの元気を吸い取ってきてるのかも……。
(吸血鬼か?)
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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