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ももたろう52号

児童文学同人誌「ももたろう」52号ができあがった。
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今回の表紙はわかくさ色。
わたしは、「がっこうかっぱの生まれた日」という短編を載せている。
「がっこうかっぱのイケノオイ」のエピソード0だ。
今回は、長くお休みしていた河原潤子さんの作品も載っている。
それから、今号より同人になった北川佳奈さんの作品も載っている。
北川さんは、先日、小川未明文学賞を受賞し
年内(多分)のデビューが決まっている。
購読希望の方は、ももたろうのHPにメールしてください。
ももたろうHP
送料込みで一冊600円。
(振込用紙を同封します)
バックナンバーも受け付けております。
(ももたろうHPのバックナンバーのページをご覧ください)

日曜版しんぶん赤旗で
コミック版「夜間中学へようこそ」(双葉社)の本をプレゼントというお知らせをしたら
400通の応募があったそうだ。
ただ、葉書に「夜間中学へようこそ希望」と書くだけでなく
多くの方が感想を書いてくださり
それを、赤旗の担当さんが丁寧にコピーして送ってくださった。
分厚い封筒に驚いた。
あの連載を楽しみにしてくださっていた方が
こんなにもいるんだなあと感激した。
感想を一つ一つ、じっくり読んだ。
感想の中に、「祖母も学校に通えず、字の書けない人でした」という方がいた。
おばあさんは、「夢の中で、閻魔様に『なんで字が書けない』と叱られた」と語っておられたそうだ。
結局学校に行くことなく亡くなられたそうだ。
切ない話だ。
「不登校の孫に、読ませてあげたい」とか
「子どもが不登校で悩んでいる友人に教えてあげたい」
という方もいらした。
戦争のせいで学校に通えなかった人たちのためにできた夜間中学ではあるけれど
今は、別の役割を持つ学校として
必要とされているのだなあと思う。
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花盛り

先日、マーガレットの鉢植えをもらった。
もらったときは、すごくかわいくラッピングしてあって
そのまま玄関に飾ったら
一晩でへなへなと頭を下げてしまった。
あわてて、庭に出し
ラッピングを取り
日の当たる場所でたっぷり水をあげた。
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きれいに着飾ることをやめ
光が一杯当たるところで
のびのびさせてあげたら、一気に元気になった。
まるで人間の子どものようだな。

わが家は、ただいま花盛り。
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もう少ししたら
花壇のチューリップも咲く。
ムスカリはもうあちこちから顔を出している。
ツツジの蕾もでてる。
こんなのを見ていると
コロナ騒動が嘘みたいだ。

春、花が咲くと思い出す漢詩がある。
「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」
人は変わっていくけれど
花は毎年同じように咲いてくれる。

花はいいなあ。
でも、切り花は上手にお世話が出来なくて
いただくと緊張する。
水をこまめに替えたり
下の方を時々切ったりするのだけど
なかなかうまくいかない。
誰か、わたしに切り花のお世話のしかたを
伝授してください。

名古屋のらくだ書店本店さんから
写真が届いた。
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わたしの本がたくさん
ありがとうございます。

84歳の夜間中学卒業生

先日、Yahooニュースに夜間中学卒業式のニュースが載っていた。
84歳の夜間中学生
すぐに思いだした。
奈良県の春日中学校の生徒さんだ。
以前、「夜間中学へようこそ」の感想文を送ってくださった方だ。
春日中学では、先生が読み聞かせをしてくれていて
それで「夜間中学へようこそ」を知ったということだった。
物語に出てくる松本さんにご自身を重ねていらっしゃるようだった。
また、ずっと大きなマスクをして顔をかくしていた
若い同級生を和真に重ねていた。
彼は、二人だけになると、母親のことなど話してくれたそうだ。
今は入院してしまって会えないけど
今度会ったら、たくさん話をしたいと書いていた。
わたしが書いた夜間中学よりももっと優しい
リアル夜間中学だと思った。
自分は、夜間中学に来るまで、
住所も名前も書けなかったと綴っていらした。
生まれて初めて書いた感想文とのことだった。

あの方、卒業されたのだなあと、感慨深かった。
よかったなあと思うと同時に
こういう夜間中学生の方が
「夜間中学へようこそ」を読んで「よかった」といってくださって
感想文まで書いてくれた。
これは誇りだなと思った。

昨日、イオン東浦店の未来屋書店さんで
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入学お祝いフェアとして
「先生、しゅくだいわすれました」が並んでいた。
いつものようにとなりは「母ちゃん取説」だ(笑)
その横には不朽の名作「おしいれのぼうけん」
いっしょに並んでるってうれしい。

書店さん情報

先日お邪魔したコメリ書房松阪店さんから、
写真を送ってもらった。
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すごい!
コミック版「夜間中学へようこそ」、
こんな目立つとこに置いてくれてる。
ありがとうございました。

昨日、アピタ阿久比店のくまざわ書店さんでは、
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たからくんが
こちらも、ありがとうございます。

今朝は、開店1時間半前から薬局に並んで
息子用にマスクを買ってきた。
仕事に行ってる息子たちは、そんな時間に並べない。
でも、仕事柄マスクは必要なのだ。
小さめのマスクだけど60枚入りが買えたので
当分、安心。
いいお母さんしてるじゃん、わたし。
(自画自賛)
今日は暖かかったので、並んでいても辛くなかった。
開店前に早く並べば、買えることもわかった。
それに、実は一回
並んでみたかったんだよねえ。
どんな感じなのかなあって。
並んでいると、どんな気分になるのかなとか
みんな、何してるのかなとか。
近所にある消防署の点検風景もみられた。
取材って程じゃなくても、どこかで役に立つかも。
とりあえず、そういう経験も引きだしに入れておこう。

さくらの谷

富安陽子「さくらの谷」(絵 松成真里子 偕成社)を読んだ。
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まだ寒さの残る三月
尾根道を歩いていたわたしは、崖の下に
ふしぎな谷を見つける。
灯りをともしたようにふんわりピンク色に輝いている。
谷からは不思議な歌も聞こえる。
わたしは、歌声に誘われるように谷折りて行く。
歌っていたのは人ではなく……。

松成真里子の絵と相まって
なんとも美しくて不思議な世界だった。
切なくなって
涙がでてきそうだった。

昨年の秋、新美南吉童話賞の審査会の後
富安さんと食事をしたとき
この物語の元ではないかというお話を聞かせてもらった。
それは、富安さんの見た夢の話だ。
お父さんが亡くなった後……とおっしゃってた気がする。
山の中を歩いて行くと
谷を見つけたの。
そこだけ、桜が満開なのよ。
下りていくと、そこにお父さんや、おばさんや、
今はもう会えなくなってしまった人たちがいて
みんな、そりゃあもう楽しそうに鬼ごっこをしているの。
ああ、なんだ、みんな、ここにいたんだ。
夢の中でそう思ったの。

それは、本当に富安さんが見た夢なのか
夢と言いつつ、次に出る本をちょっと教えてくれたのかわからない。

でも、わたしも、この谷に行ったことがあるような気がする。
それは夢なのか。
錯覚なのか……。

新聞に

15日の日曜版しんぶん赤旗に
「夜間中学へようこそ」の記事を載せてもらった。
2月2日の夜間中学のトークイベントで話したことを
まとめてくださっている。
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ゲラを見せてもらったとき
写真がめちゃくちゃおばさんだったので
誰にも秘密にしておいたのだが
ちらっと記事を見た夫は言った。
「大丈夫、いつもそういう顔だよ」
あ、そうですか。

コメリ書房鈴鹿店さんでは、
原作とコミックを並べてくださった。
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私の写真がついてるとこ、黒板になってる!
工夫してもらって
うれしい

カラスてんぐ

息子その1は、子どもの頃からの花粉症。
この時期マスクが手放せない。
が、マスクが必要な時期を狙ったように
新型コロナだ。
もう、どこにもマスクは売っていない。

こんなことになる前に、うちには2箱マスクがあった。
そんなに家から出ないので、それをちょびちょび使えば良いかなと思っていたのだが
息子その1のマスク不足が深刻なので
わが家にあるマスクは、すべて息子その1に譲ることにし
わたしと夫は手作りマスクでしのぐことにした。

しかし、この時期、考えることはみんな同じ。
手芸用品店では「手作りマスクコーナ-」が設けられていたが既に品薄状態。
それでも、マスクが何枚か作れる分、手に入れた。
家庭科は苦手な私だが
ネットで「マスクの作り方」を検索し、
とりあえず3枚作った。
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鼻のとこがとがってるのとタックが入ったの。
二種類。
けど、鼻のとこがとがってるのをつけてみると
何かに似てる……。
あ、カラスてんぐだ!
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カア。

とがったところが低すぎた。


昨日見本が届いた「夜間中学へようこそ」コミック版。
連載の後新しく書き足した分をはじめて見た。
それから、後書きも。
わたしは、後書きは文章で書いたけど
沢音さんは、漫画で書いていた。
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おおっ。私がいる。
他人に似顔絵を描いてもらったの、はじめてかも。
似てる。目が離れてるとこ。

「夜間中学へようこそ」コミック版

「夜間中学へようこそ」コミック版の見本が届いた。
絵は、沢音千尋さん。
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帯を、なんと、あの山田洋次監督が書いてくださった!
漫画家の沢音さんが
山田監督に手紙を添え、作品を送り、お願いしてくださったのだ。
沢音さんの行動力に脱帽だ。
帯には
「不登校で鼻もちならないくらい生意気な“和真”をはじめ、登場人物がたまらなく魅力的。
ぼくはもういち度夜間中学の映画を作りたくなった
と書いてある。
しびれる~。

赤旗連載中から
沢音さんは、なんとか単行本にできないかと
あれこれ奔走してくれていた。
(わたしは、「あそこはどう?」とか、いってただけ)
すべて、沢音さんの頑張りで出版化にこぎつけた本だ。
沢音さん、偉い!

発売は明日。
3月12日。

きみが、この本、読んだなら

アンソロジー「きみが、この本、読んだなら ざわめく教室編」(さ・え・ら書房)を読んだ。
作者は、戸森しるこ、おおぎやなぎちか、赤羽じゅんこ、池田ゆみる。
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ビブリオバトルのように、自分のお気に入りの本を、不特定多数の人にオススメするのではなくて
特定の誰かに、オススメするというもの。
物語仕立てになっていて
そこに出てくる登場人物にぴったりな物語をオススメする。
企画自体がおもしろい

おもしろい本をオススメするなあと思ったのが
おおぎやなぎちか作「パワーストーン」
オススメの本は『いい感じの石ころを拾いに』(宮田珠巳)
世の中にはこんな本があるんだ。
読んでみようという気になった。
また、池田ゆみる「図書館と昆虫の森」に出てきた『沈黙の春』。
オススメは、この本自体ではなくて
この本を書いたレイチェル・カーソンの伝記なのだけど
この物語を読んだ子は
きっと『沈黙の春』にも興味を持つと思う。
今は読めなくても、記憶の底に残ってて
大きくなってから「あっ! これ」と手に取りそうだ。

赤羽じゅんこ作「『ダレカ』をさがす冒険」に出てきた
『二分間の冒険』(岡田淳)は、もはや古典の域に達し、
親から受け継がれる物語になったのかと思った。

戸森しるこ「クロエ・ドール」は、本のオススメ云々ではなく
一つの物語として、とてもおもしろかった。
戸森しるこのセンスの良さは、秀逸だ。
一本目がこれだったので
これを読んだ時点で
「この本、買ってよかったな」と思った。


さて、世の中はコロナ一色だ。
22日に予定されていた夜間中学のイベントも中止になった。
28日のいとうみくさんと村上しいこさんのトークイベントも中止。
愛知県は、北海道に次ぎ、全国で2番目に感染者の多い件になってしまっている。
このままだと入学式も出来ないのではないか。
5月のイベントはどうなるのだろう。
6月は、できるのか?
8月も中止になったら……とか
先々の予定が立たなくて、ちょっとばかし心配。

雷のあとに

中山聖子「雷のあとに」(文研出版)を読んだ。
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睦子は五年生。
母親となんとなくうまくいっていない。
名前の由来を聞いたとき
母親は「お兄ちゃんと仲よく育って欲しかったから」といった。
母親の心を占めているのは、優秀な兄なのだと思う。
その上、茉莉香が転校してきて以来
仲良しだった咲が離れて行ってしまった。
そんな睦子は、亡くなったハルおじさんの家に行くのを日課にしていた。
ここにいるときだけが、心安まる時間だった。

睦子の気持ちが
イヤになるくらいわかった。
睦子って、私の子どもの頃なんじゃない? 見てた? と思った。
読んでいたら泣きたくなってきた。
睦子がかわいそうで。同時に、私がかわいそうで。
反面、睦子の母親の気持ちもわかった。
この人もまた、満たされない子ども時代の思いを引きずっているのだ。
こんなふうに母親なのに、
大人になりきれていない人って、少なくないと思う。

気持ちって、伝わっているようで伝わっていない。
きちんと伝えたつもりでいても、そんなことはないんだなと思った。

中山聖子の作品はいつも
心の底の方に沈んでいる
かなしみや切なさを
そっとすくい取ってくれる。

雷のあとに、新しい季節がはじまりますように。

昨日、松阪に行ったとき、「洋食屋牛銀」でお昼ごはんを食べた。
となりは、明治から続く老舗「牛銀本店」なのだが
こちらは高級すぎて、入れない。
洋食屋さんのほうは、リーズナブル。
といっても、そこは、松阪牛。
まあまあいいお値段なのだが、清水の舞台から大ジャ~ンプ!
頼んだのはビーフシチュー。
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「お肉がちょっぴりだったらさびしいな」と思ったが
とろけるようなお肉が、ごろごろ入ってた。
お味は絶品。
こんなビーフシチュー、初めて食べた!
いつか、ベストセラー作家になったら、本店に食べに行こう!
プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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