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夜間中学卒業生の西畑さん

今春、春日中学校の夜間学級を卒業された西畑保さんの記事が
Yahoo!ニュースになっていた。

夜間中学に20年通った男性 妻に送った感動のラブレター

西畑さんは、以前、「夜間中学へようこそ」(岩崎書店)の感想を書いてくださった方だ。
記事を読むと
わたしの作品を遙かに超えたドラマチックな人生を送っていらっしゃった。
すごいなあ、西畑さん。
そして、奥様も。

庭のミニトマトが、毎日どんどん赤くなる。
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ラディッシュも、この前育てたら簡単だったので、
気をよくして、第二弾を蒔いたら、
今、次々にできてきている。
ブロッコリースプラウトも育てているのだけど
これは、びっくりするほどヒョロヒョロだ。
かいわれ大根の三分の一くらいの太さしかない。
あんたたち、本当にブロッコリーになれるの?
(いや、別物なのかな?)
でも、買ってきた野菜に、わが家でとれた野菜たちを混ぜて
朝のサラダにすると、それだけでちょっとうれしい。

人は年をとると、野菜を育てたくなるものなのだろうか?
定年を迎えた先生たちは、たいてい畑仕事をしている。
畑仕事ではないけれど、
ここ数年うちの夫は、大変こまめに庭の草取りをしてくれるようになった。
なんだろう。
土の中にあるナニカが、人を惹きつけるのか?
ミミズが呼んでいるとか?

あと10年したら、うちの庭は全面畑になっているかもしれない……。
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一富士茄子牛焦げルギー

たなかしん「一富士茄子牛焦げルギー」(BL出版)を読んだ。
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元旦の朝、おとんが夢を見たという。
茄子のすがたをした牛に乗って、
富士山の火口までいった。
富士山に餅をやったらお礼に願いを叶えてくれるといわれた。
そこでおとんが頼んだのは「餅が焦げんようにしてください」だという。
そうしたら、それは本当になって、
日本中の餅が焦げなくなってしまった。
願いは、もう一つ叶えてもらえるらしく
その権利は、主人公・ぼくにゆずられたらしい。
じゃあ、何を頼む……となって、親子は顔を見あわせる。
願いはひとつ。
おかんを生きかえらせてもらう。

おかんは、3年前飲酒運転の車にはねられて、頭を打ち亡くなっている。
犯人は、未成年で、しかもおかんが事故の直後に死んだわけでないため、
たいした罪になっていない。
のうのうと暮らしている。
ぼくもおとんも、やりどころのない怒りと悲しみを抱えて生きてきた。


関西弁の漫才のようなやりとり。
「餅を焦がしませんように」というくだらない願い。
だいたい初夢で願いが叶うってなんなんだと
ちょっと冷めた気持ちで読んでいた。
でも、読んでいくうちにどんどん引き込まれていった。
なるほど、こういう展開なのか。

大切な人を亡くしたかなしみが
リアルに語られていく。
あっけらかんとしていたおとんの、
ぎりぎりの行動に胸が痛くなった。
辛くて辛くて辛くて、それでも残された人間は生きていかなければいけない。
夢の中でぼくが歌う「蛍の光」が泣けた。

今まで読んだ児童書とはまったく違うが
中学生くらいの子にオススメ。

ちなみにこの作品は、日本児童文学者協会新人賞を受賞している。
満場一致で決まった(と本人が言われたらしい)そうだ。
なんかたくさん作品があるみたいなんだけど
新人賞なのが、ちょっと不思議。
他は絵本だからかな?

ミニトマトが一気に赤くなってきた。
2020622tomato
下は庭に自生しているレインリリー。
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本当の名前は、サフランモドキっていうらしい。
でも、レインリリーのほうがかわいい。

ゆりの木荘の子どもたち

富安陽子「ゆりの木荘の子どもたち」(講談社)を読んだ。
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100年以上前から建っている「ゆりの木荘」。
今はリフォームして老人ホームになっている。
そこでくらしているおばあさん、サクラさんが手まり歌を口ずさむと
大きな柱時計が逆回りし
みるみる時がもどり
気がついたときには、みんな子どもになっていた。
日にちは、昭和16年8月3日。
これが、お話の鍵になっている。

おもしろかった~。

昭和16年ときいたとき、
悲しい物語になっていくのかと思ったけれど
とんでもない。
胸がじんとする、温かい物語だった。

富安陽子作品のすごさは
あっという間に物語の世界に吸い込まれてしまうところだ。
柔らかい文章なのに、スピード感がある。
それなのに、風の音や花の香や、木々のざわめきなどの描写もしっかり書き込まれている。


富安さんの作品を読むたび
「ああ、わたしもこういう物語が書きたい」といつも思う。

ゆりの木って、どんなきなんだろう。
百合の花ならわかるけど、ゆりの木って……。
「ユリノキ」で調べてみたら、出てきた。
yurinoki
なるほど、ストーリーにぴったりな美しい木だった。


玄関先のパンジーに、
毒々しい色の幼虫発見!
なんだ、これ? と調べたら
ツマグロヒョウモンの幼虫だった。
tumaguryouchu
はじめまして。
君は本当は南国の蝶らしいよ。

セイギのミカタ

佐藤まどか「セイギのミカタ」(フレーベル館)を読んだ。
seiginomikata
小学4年のぼく・木下守は、ちょっとしたことで
すぐ顔が真っ赤になってしまう。
3年までは、それでも大丈夫だったのだけれど
4年になって大我といっしょになってから、からかわれるようになった。
「トマトマン」とあだ名をつけられ、
「早く変身しろよ」と大我の仲間たちからもはやし立てられる。
そんなとき「やめろよ!」といってくれるのが、周一だ。
でも、守は、周一を疎ましく思っていた。

“お前がさわぐとことが大きくなるんだよ。ほっといてくれよ’
周一に対してそう感じてしまう守の気持ちは、よくわかった。
これは遊びの延長なんだと、自分に言い聞かせてしまえば
事を荒立てることなく、今をやり過ごせるのだ。
(でも、本当はこれが一番危険なのだけど)
ほっておけない周一のまっすぐな気持ちは、とても貴重だ。
低学年は、自分の中の正義に正直だ。
でも中学年あたりから、変化が現れる。
学年を重ねるにつれ、空気を読み、他人の目を気にして
自分の考えを言わなくなっていく。
周一は、勉強はできるが、そういう点は幼い頃の純粋さを持ち続けているのだと思う。
物語では、周一は最後の最後まで自分を変えない。
その筋の通った態度が
守に一歩踏みだす勇気をくれる。

中学年に読ませたい話だなあと思った。
考え方の転換期にあたる中学年がこれを読めば
「空気を読んで不条理に口をつぐむ」安楽さではなくて、
「勇気をだして、自分の考えを貫く」方向に舵を切ってくれるのではないか。
何よりも元気がでる!

この物語は、これからを生きる小学生の子たちへのエールだな。


暑くなってきたので
「冷感マスク」なるものを夫に買ったら
裏表がわかりにくいから、なにか印をつけて欲しいというので
pingu
ピングー、つけといた。
何かもんくをいうかと思ったけど、
今朝、黙ってつけていった(ノ∇≦*)

捨てる神

本日のわたしには、「捨てる神」がついていた。
ゴミ処理場に持ち込まないといけない大きさで
二階の納戸にしまいっぱなしだった不要品を
「よし! 捨てに行こう!」
と突然決心した。
何ヶ月かに一回くらい
わたしには「捨てる神」がつくのだ。
でも神様パワーが大きくないとゴミ処理場までたどりつけない。
ということは、本日の神様は結構大きかったらしい。

二階から下ろすのが一苦労だった。
犬たちは、ただならぬ気配に身を潜めている。

車を玄関のとびらの前まで回し、
どうにかこうにか荷台に積み込む。
入らないかと心配したが、なんとか積むことができた。
いざ、ゴミ処理場へ!

免許証を入れたカバンを持って、でようとして、
え?
待て待て待て。
畳の部屋に水たまりができてる!
ルウだ。ピンときた。
マジかよ~( ノД`)
あわててトイレットペーパーをローごと持ってくる。
ルウは、最近よくトイレを失敗するのだ。
老犬なのでしかたがない。
普段は腹巻き様のおむつをしているのだけど
このところ暑いので、とっていた。
時間を見てトイレに連れていけばだいじょうぶって思って。
でも、捨てる神がついていたわたしは
ルウのことをすっかり忘れていた。
非はわたしにある。

でも、畳はねえ……かたづけが大変なのよ。
フローリングのとこなら早いのに。
トイレットペーパーでとれるだけとったあと、
小麦粉を蒔いて水分を吸い込ませ、
ぞうきんで水拭き。
その後、乾いたぞうきんでふいて、掃除機をかけて
熱湯をかけて、もう一度拭いて、乾いたぞうきんでしあげ。
扇風機の風を当てて……。
作業しているわたしを、のぞきに来るルウ。

「ルウちゃん、お母さんは怒ってはいない。
怒っていないんだけどね
でも、できたら、
畳はやめてもらえるとありがたいかなあ」

mewosorasu
目をそらすルウ(笑)


いつもなら、こんなことがあったら、もう出かけたくなくなっちゃうのだが
今日は違った。
片付けてから、ゴミ処理場へ。
がんばったよ、わたし。
納戸がひろくなった!

一昨日、アピタ阿久比店のくまざわ書店で
「先生、しゅくだいわすれました」(童心社)を発見。
kumazawasgoten2020natu
夏のオススメに選んでいただけていた。
ありがとうございました。

今年の一番トマト。
2020tomato

イスリフォーム

30年ほど使っている食卓のイス。
座面がひび割れれてきてからは
クッションを乗せてごまかしてきたけど
昨日、今日と二日かけて、夫をまきこみ、リフォームした。
boroitoki
手すりの端は、モカが子犬の頃かじってギザギザになってる。
4脚のうち3脚が被害を受けている。
その部分にヤスリをかけ
着色ニスを塗る。
座面は取り外し
手芸用品店で買ってきたビニールレザーをはる。
裏をタッカー(大きいホチキス)で打ちつけるのだが
固かったので、これは夫の仕事にした。
で、こんなふうになった。
naosimasita
かわいくできた
4脚、全部修理完了。
もう30年使えるよ~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

図工は、むかしから得意だったから
こういうことするの、大すき。
やり方がわかったから
今度悪くなってきたら、また、替えようっと。

朝日小学生新聞

朝日小学生新聞に、「がっこうかっぱのおひっこし」(童心社)が紹介していただけた。
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ありがとうございます。

また、「犬がすきなぼくとおじさんとシロ」(岩崎書店)が
山形県の第53回YBC読書感想文募集「本の森たんけん」の指定図書に選ばれたという連絡もいただいている。
こちらは、去年は「二年二組のたからばこ」(童心社)も入れていただいている。
ありがたや。

今朝の中日新聞に
岐阜で、校舎内の消毒を専門業者に委託する学校が出てきたという記事が載っていた。
また、愛知では保護者の消毒ボランティアが来てくださっているところもあるらしい。
保護者の善意だのみというところが
かなり危ういとは思うけど、やっぱりこういうのが必要なのだ。

今後学校教育を変えていこうという動きは出ているらしいけど、
今の子どもたちと先生たちをつぶさないために、
今、なんとかしてほしい。

てのひらに未来

工藤純子「てのひらに未来」(くもん出版)を読んだ。
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琴葉の家は東京で佐々川精密工業という町工場を営んでいる。
家族は頑固な父親と太っ腹な母親、小学生の弟、そして住み込みの従業員・天馬。
天馬は、まだ17歳。琴葉と3歳しか離れていない。
二年前、中学を卒業して、ここに来た。
自分の感情を出すことがないが、工場の仕事は黙々とこなしている。
うでのいい職人さんを何人も抱えた佐々川精密工業だが、
最近どうも資金繰りに困っているのではないかと、琴葉は気づく。
それは、大きな仕事を断ったことが原因らしい。
なぜ、断ったりしたのだろうと、琴葉も天馬も疑問を抱く。
そんなおり、天馬がなぜ、この家に来たのかという理由を琴葉は知る。

いろんなことが、ぎゅっと詰め込まれ
読み応えのある物語だった。
すごくよかった。

終戦から七十余年。
日本は、平和そのものだと思いがちだけれど
実は、戦争が落とした影は今だに残っている。
今、ここにある平和だって、いつ消えてなくなるかしれない。
戦争には、全然関わっていないはずのこの国も
実は、間接的に関わっているのだ。
未来を作っていくのは、今、このときの自分たちなのだ。
そんなことを改めて感じさせてくれる物語だった。

作者の近年の作品には
社会的な問題に目をむけているものが多くみられる。
子どもたちに伝えるべきものを見極め、
しっかりと書いていこうという
作者の熱い思いが感じられる。

ただ……

わたし的には、天馬くんのかっこよさにメロメロだ。
キャー。なに、このかっこいい子。
表紙絵の天馬くんからして、すてきすぎ。
え? うしろから手をそえて、そんなこという?
うわ~。それは、やられるわぁ。
いとうみくの「車夫」に出てくる走くんと並ぶかっこよさだ。
琴葉の恋の成り行きも
きゅんきゅんしながら読み進めた。

ミーハーな読者ですみません。

6月の風景

1年のうちで一番好きな5月は
自粛しているうちに終わってしまった。
お祭りのとき、神社の階段で飲むビールが楽しみなのに
今年はお祭りも中止だった。

それでも6月には6月の良さもある。
庭のあじさいは今見頃だ。
ajisai20202
数年前に買って鉢植えのまま育てていたダンスパーティー。
ajisai20201
去年の秋、地植えにしたら、倍くらいの大きさになった。
そのまま植えるとうちの土では青っぽくなってしまうので
ピンク用の土を混ぜておいた。

tubame2020
夕方の犬の散歩のとちゅう、にぎやかな鳥の声に上を見ると
ツバメが、電線に5,6羽止まってた。
写真には写っていないけど
この近くに少し大きいツバメが止まっていて、しきりに鳴いている。
母鳥のようで、どうも子ツバメの飛行練習中らしい。
みんな、がんばれ。

先日、「お話を絵にするコンクール」
入選の絵を缶バッチにしてくれるらしいとブログに書いたら
編集者さんから、そうではないという連絡が来た。
ガーン!
わたしの早とちりだったらしい。
缶バッチは佐藤真紀子さんの絵だそうだ。
しかも、入選とか全然関係ないらしい。

おわびして訂正いたします。

ふっと気がつくと
ここ4ヶ月ほど
夫以外の人間とほとんどしゃべっていない。
その反動か、毎日犬としゃべるか
歌を歌っている。
しかも気にいった曲を一日中。
日中は誰もいないし、歌い放題(笑)
最近、ずっと歌ってるのは
新沢としひこの「にじ」
「きっとあしたは、いい天気」というくりかえしが好きなんだよねえ。
今の季節にぴったりかな。

お話を絵にするコンクール

「先生、しゅくだいわすれました」(童心社)が
京都新聞社の「お話を絵にするコンクール」の選定図書に選ばれたというお知らせをいただいた。
ohanasiwoenisuru
いろいろなコンクールがあるのだなあ。
入選の絵は、缶バッチにするらしい。
いいなあ。たのしいコンクールだなあ。
(と思ったら、入選作を缶バッチにするんじゃないそうです。 がーん!)


「先生、しゅくだいわすれました」は、
全国の読書感想文の課題図書にこそ選ばれなかったが
そのほかのたくさんの県の課題図書であったり推薦図書だったり
書店さんのオススメの本だったり
感想画コンクールや、本帯コンクールの選定図書などなど
本当に多くの場所で、選んでいただけている。
もうわたしの手を離れて
いろいろな場所に行ってしまっている。
全国の読書感想文の課題図書だった「がっこうかっぱのイケノオイ」よりも
野間児童文芸賞を受賞した「神隠しの教室」よりも
たくさんの人たちに読んでもらっている。

出したときはなかなか書店さんにならべてもらえなかったし
日本児童文学者協会の協会賞なんて、一次選考の候補にすらあげてもらえなかった。
「こういう教育的でない話はねえ……」と苦笑いされたりした。
おっしゃる通りだ。

でも、そんな作品が、いろんなところで愛してもらえてる。
優秀な作品じゃなくても
愛される話なら、いいかあ(*’U`*)

プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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