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さよなら、おばけ団地

藤重ヒカル「さよなら、おばけ団地」(福音館書店)を読んだ。
sayonaraobakedanchi
桜が谷団地は、60年ほど前に立てられた団地で
3年後に取り壊されることが決まっている。
そのため、住人の多くが引っ越し始めている。
桜が谷団地は、別名「おばけ団地」とよばれている。
人が少なくなったからではなく
もっと前から不思議な話が絶えなかったからだ。
団地がなくなろうとしている今も、不思議な出来事は起こり続けている。

ということで、団地の中でおこる不思議な話が五話。
どれも、すごくおもしろかった!

本当は、題名が少し古い感じがしたので
あんまり期待せず読んだのだけど
とんでもない!
読んでよかった。

一番好きなのは四号棟に手紙を届ける話。
もともと、この団地には四号棟はないのだ。
数字が縁起が悪いから。
でも、行き方さえまちがわなければ、ちゃんとたどり着くのだ。
そこにはたくさんの家族が住んでいる。
この先団地が取り壊されたとしても……。

団地の給水塔の上に立っている黒マントの男もおもしろかった。
それを見ていた男の子が、大人になってのくだりは
ふふふっと笑えた。

藤重ヒカルは、昨年「日小見不思議草紙」(偕成社)で
日本児童文学者協会新人賞を受賞した作家だ。
さすがにうまい。
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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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