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妖怪一家の温泉ツアー

富安陽子「妖怪一家の温泉ツアー」(理論社)を読んだ。
youkaiikkaonsen
九十九さん一家は、妖怪の家族。
昔から化野原にすんでいた妖怪が集まって家族になり
化野原団地の地下12階に住んでいる。
おじいちゃんは見越し入道、おばあちゃんはやまんば、
パパはヌラリヒョン、ママはろくろっ首
長男の一つ目小僧で、次男はあまのじゃく
末っ子の女の子はさとりだ。
うまく人間たちの中にとけ込んでいるつもりなのだが
かならず何かが起こる。

今回は、おじいちゃんとおばあちゃんが、
老人会の温泉ツアーに出かける。
この二人は、「人間たちにバレないように」などという気持ちは持ち合わせていない。
おじいちゃんは、すぐに大きくなるとこを見せたがるし、
おばあちゃんは、すきあらば、人間でもペットでもお皿でも座布団でも食べようとする。
そんな二人が参加して平和でいられるはずもないのだが
さらに、問題が起こる。
宿泊先の温泉に海坊主がでるらしいのだ。

今回の主役は、おじいちゃんとおばあちゃん。
わたしは、このおばあちゃんがお気にいりだ。
海坊主につかまっても「写真、とって~」とアピールするおばあちゃん。
かわいすぎだ。
お刺身も皿ごと食べちゃうし。

妖怪一家のシリーズ、7巻目になる。
(絵本は別として)
巻を重ねるごとに、妖怪一家の魅力が増していくのがすごい。

それにしても
富安陽子は、
どうして、妖怪ものというくくりの中で
次々お話がうかぶのだろう。
「シノダ!」にしても妖怪ものだけど
どれも、全然違う。
似通っていないのだ。
アイデアの宝庫だ。

富安陽子の書く妖怪ものは
おどろおどろしいところがなく
明るく、楽しい。
一つ読むと、もう一つ読みたくなる。
こんな妖怪なら、いっしょに暮らしていいなと思う。

九十九さん一家の、次の物語が楽しみ。


「山本さん、いつも他の人の本の宣伝ばかりしてますね」
といわれたので、自分の宣伝を。
tobukyousitu53
きのう、発売でした。
「犬がすきなぼくとおじさんとシロ」、書いてます。
よろしくお願いします。

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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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