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きみはいい子

中脇初枝「きみはいい子」(ポプラ社)を読んだ。
kimihaiiko
桜ヶ丘という町を舞台とした5つの物語。
学級崩壊させてしまったクラスの中にいる無口な男子児童が、
5時までは家に帰ってはいけないと、母親の恋人からいわれていると知る教師。
虐待されて育った母親は、どの親も家では暴力をふるうものだと思っている。
成長の遅い息子と仲よくしてくれる男の子は、どうも母親の再婚相手から虐待されているらしいと気づく父親。
一人暮らしのおばあさんに、毎日あいさつしてくれる男の子の秘密。
自分を虐待した母親は、認知症になり、幼子のようになっているという女性。
どの話も、つらい状況に置かれている子どもが出てくる。
どれも辛い話ではあるのだが
かならず、手を差し伸べる人がいる。
ひとりぼっちではなくて、誰かの愛情が、一筋の光のように物語を照らす。
胸にしみる物語だった。

知らなかったのだけど、映画化もされているらしい。
レンタルビデオに行ったらあるかな。

今朝の中日新聞に、「子ども食堂に移動図書館構想」という記事が載っていた。
aichinett
名古屋に住む童話作家の藤真知子さんから、
すこしだけ話は聞いていた。
子ども食堂にくるこどもたちに本を読んでもらおうという話だ。
藤さんがご自身の著作を50冊ほど寄付し、
さらに東海三県の書店業者さんたちで作っている東海日販会が10万円分の図書と台車つきの「ブックトラック」を寄贈し
これで移動図書館を作るのだそうだ。
23日13時から中京大名古屋キャンパスであいちネット総会が行われ、
そこでくわしい報告があるらしい。
「子ども食堂と地域の子ども」「愛知の子どもは今」という分科会に分かれての学習交流会もあるとのことだ。
資料代500円。申し込みは不要だそうだ。
興味のある方は、是非。
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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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