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アチチの小鬼

岡田淳「アチチの小鬼」(偕成社)を読んだ。
aci\hichi
「願いのかなうまがり角」「そこから逃げだす魔法のことば」に続く、
おじいちゃんとぼくのかけ合いシリーズ。
おじいちゃんが、とんでもない話を始めて、それにぼくが乗っていくという形で進んでいく。
現代版の落語を読んでる感じ。
今回は5つの話(小話?笑)が納められいる。
1話目は、人の話の先を読み、すぐ口に出してしまう「サキザキくん」
ホントは、坂崎くんなのだが、あんまり先を言ってしまうのでこう呼ばれている。
先生が「運動場に」と言えば「出なさい」
「そんなんやったら、もう君が」と言えば「授業をやりなさい」
そんなサキザキくんが、ヒーローになる事件が起こった。
2話目は、たのまれたら断れないおじいちゃんが、若いころ、魔女にたのまれついて行った話。
3話目は、ゆで卵があくびした話。
4話目は、ウミンバが出てくる。おじいちゃんに言わせると「山にいるのはヤマンバ、川にいるのはカワンバ、木にいるのは金歯だらけのキンバで、マンホールにいるのは踊りのうまいマンホールンバ」そして、海にいるのは「ウミンバ」
5話目が、タイトルになっている、「アチチの小鬼」。なんでも燃やせる壺を持つ、20センチくらいの小さな鬼だ。

このシリーズ、ほとんど会話のみで書かれている。
本当に、落語にしたら絶対ウケる。
なんせ、おじいちゃんの話が、いつもとんでもないのだ。
「よくそんなこと、考えるなあ」と、
作者岡田淳に感心する。

これ、学校で、是非読み聞かせしてほしい。
1話ずつ区切れば、短時間で読めるし、
多分、どの子もぷっと吹き出す。
ただし、その後、真面目に授業できないと思うけど。
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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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