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楽園上

宮部みゆき「楽園 上」(文藝春秋社)を読んだ。
rakuenjou
舞台は「模倣犯」から9年後。
あのとき事件に大きく関わっていたライターの前畑滋子が主人公だ。
滋子は、まだあの事件から立ち直っていなかった。
そんな滋子の元に風変わりな依頼が舞い込む。
亡くなった小学生の息子が異能者ではないかしらべてほしいという依頼だ。
なくなった息子は、生前おかしな絵をかいていた。
それは両親に殺害された少女の絵。
しかし、事件が明るみになったのは、息子の死後なのだ。
なぜ、彼はその事件を予言できたのか。

前に読んだことがあるはずなのに
何にも覚えていなかった。
私の記憶力はどこに……。

この子、本当に超能力者だったんだろうか。
上ではわからない。

新鮮な気持ちで読んだのだが、うまいなぁ。
語り手が時折変わるのだが
そういう代わり方もすごいな。

以前作家のS先生がおっしゃっていた。
「下手な作家の本を読むと、下手がうつるから読まない」
わたしは、宮部みゆきを読むたび思っている。
「うまいがうつりますように」



先日、複数の作品を同時に書くときの気持ちの切り替え方を教えて欲しいと書いたら
作家のA先生がメールをくださった。
「別の作品に向かう時の気持ちの切り替えの難しさ、私もさんざん経験しましたから、よくわかります」
「きっとほかの作家の皆さんもおんなじだと思いますよ」
そうか!
なんか安心した。
A先生、ありがとうございました。
 
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プロフィール

yamamoto etsuko

Author:yamamoto etsuko
「神隠しの教室」(童心社)で、第55回野間児童文芸賞受賞。「先生、しゅくだいわすれました」「がっこうかっぱのイケノオイ」「ポケネコにゃんころりん」シリーズ、「テディベア探偵」シリーズ、「夜間中学へようこそ」などの著書を持つ児童文学作家。愛知県半田市在住 児童文学同人誌「ももたろう」同人、日本児童文学者協会会員 JBBY会員
〔家族〕 夫 息子その1(人間) 息子その2(人間)、息子その3ルウ(トイプードル) 息子その4モカ(トイプードル)

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